田舎の自治会



私は去年から、当番で自治会の班長をしています。ようやくすこーし流れが分かってきた。



年に2回、4月と3月に集まりがあり、その他にもちょこちょこ行事やら集まりやらがある。



日曜日は、その集会に参加してきた。



自治会に参加すること自体はなんとも思わないのだけれど、非論理的な個人の感想?が飛び交う場所が私は苦手。これは、PTAや保育園の保護者会も同じ。



非論理的な集団 が私は苦手なのだ。

(そりゃママ友いない不安



昔から非論理的なことが苦手。

会社にも結構日常的に起こる。

主張と論拠のロジック無茶苦茶やー不安



だから、付き合える人を選べる人生になったことで、日常のストレスはものすごく減ったことはものすごく有難い。



この自治会の総会。

私の地区は約100世帯が暮らしている。

班長さんは、事前に不参加者の委任状を集めて、過半数を集める。



今日の参加者は32名。

殆どが80歳くらいのおじいちゃん。



30分の予定だったが、結果終わったのは11時。

2時間かかった。



その理由は、“貴重な意見“ が多すぎるから。



はっきり言って、貴重でも何でもない

『あなたの感想』なのだが、昔からこの地に住む高齢の先輩を無視することもできない。



内容は、ほぼほぼくだらない。

『この書き方じゃ分からない』

『こう書いた方がいいんじゃないか』



など。



私は、皆さんの方言がキツくて、やはり半分くらいしかわからなかった。



1時間くらいウダウダ話ていたおじいちゃんがいたのだが、↓ で、隣の班長さんが勘違いしたため決まった内容についてだった。



ものすごく分厚い過去の自分の自治会記録を持ちだして、『過去の経緯』と『この決定はおかしい』と繰り返していた。誰も止められない。



聞けば、私が住む地域は3つの地区に分かれていて、



A地区 50世帯

B地区 34世帯

C地区 16世帯



その為、人数比率で考えて、従来は A地区とBC地区合同で、自治会長の選出をしていたのだが、今年からABC地区1年ずつの持ち回りに変更になるとのこと。



そのことに腹を立てたB地区のその人は、怒りが収まらず1人ずっと話していた。



誰も止められない。



最後は、

『もう決まったことなので、一年はやってみて、一年たってやっぱ駄目ってことになったら、一年後議論しましょう。』ということになった。



なんだかなー。



主張していることは間違ってないのだけれど、その理由が、『令和元年に決めたことをもう変更するのはおかしい』『自治会の歴史を軽んじてる』という、主張と論拠に繋がりが無いような内容では、だれもついてこない。



よくよく聞くと、

『A地区には自治会長未経験者が半数以上だが、 C地区は全世帯2回以上している』

『A地区に比べて、BC地区は高齢世帯が多く負担が大きい』などの切実な理由があるそう。



その点を数字で出して、

論理的に話せば、この人が話す主張は受け入れられるだろう。



だが、それ程の情熱はないのだ。

もちろん、私にも無い。



私は、32人×時給1,000円×2時間 とか

どうしても考えてしまう。



1人私と同じくらいの年齢の男性がいたが、

ずっとスマホゲームしていた。勇者だ。



人の為地域の為に何かするのは全然いい。むしろ何かの役に立てるなら喜んでやりたい。だが、この非論理的な集まりは、私にとっては苦痛なんだよな。



仮に100万円払えば一生涯自治会から解放される権利があるとすれば、きっと私は買うだろう。



私の父母に言ったら怒りそう。




帰って息子を実家に迎えに行くのであった。

お腹すいたな。