振動刃 | Flog

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Frogの研究者の息抜きblog

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ビブラトーム、または、振動刃ミクロトームと呼ばれる機械があります。英語では、vibrating (blade) microtome。

例えば、コンな奴です。
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ライカ 振動刃ミクロトーム
  振動刃ミクロトーム ライカVT1000Sは、電動でナイフのフィーディングを行いながら、振動刃が試料を薄切するという画期的なシステムを採用しており、試料の包埋や凍結などの前処理が必要ありません。化学物質(樹脂包埋)、高温(パラフィン包埋)、低温(凍結切片)などの影響によって、試料の組織破壊を起こすことなく、直接新鮮な組織から切片を作製することが可能です。切片作製中、試料は冷却可能な緩衝液内で浸液され、酵素活性部位はそのまま保存されます。


買おうとすると、実は、結構高いんですよねぇ。って、私が欲しい訳ではないんですがね。

で、自作出来ないか?と考える人達がヤッパリ居る様で、こんな論文を見付けて来た人が居て、論文を見て笑いました。

29年前の論文ですが、材料費だけで$50足らずで制作可能。物価が30年間でどれ程上昇したかの例が、'70-'98ですが、ココに出ています。随分差がありますが、まぁ、商品物価が2.7倍だそうで、仮に3倍だとしても今なら$150。機械を買えば、安い物でも数十倍の値段ですから、やはり格安。で、どうやって作っているかと云うと、電動バリカンを利用しているのでした。成る程!(えっとぉ、ここで笑ったんですが、でも、感心した笑いですよ。)

ところで、バリカン、英語では、hair clipperなんです。私、床屋で、バリカンを使われるのが(くすぐったくて)厭なんです。で、アメリカに来たての頃、バリカンを使わないで呉れ、と云おうとして、ハタと困りました。直感的にバリカンは英語ではないのは判りました。で、自然とclipperと云う言葉が、何故か出て来て、事なきを得たのですが、ずーっと、バリカンの語源って何?と思っていました、って、普段は、スッカリ忘れているんですがね(笑)。それを今回思い出したので、調べてみたらwikiにはこう書いてありました。
正式名称は英語でヘアークリッパー(Hair clipper)で、フランス語ではトンズーズ(Tondeuse)である。バリカン本体の普及とともにその名称も広まったが、その語源は長らく不明だった。しかし、金田一京助の研究により、明治16年(1883年)に、フランス駐在の外交官であった長田桂太郎によって日本に初めて持ち込まれたバリカンがフランスの「バリカン・エ・マール製作所 」(Barriquand et Marre) 製だったことが語源であると判明した。 日本では理髪師の鳥海定吉が最初に使用したと言われている。 韓国でも日本統治時代の名残で「バリカン」と呼ばれている。

いやぁ、やっと安心。

ぇ?何の話かって?

だから、バリカンの語源ですけど。

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Wed, Dec 02


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