抗体有 | Flog

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Frogの研究者の息抜きblog

--- since 01-06-07 ---

今日は再び大使館からお知らせが来てますが、『・・・・米国内で感染が確認された事例は増えており、米国疾病管理予防センター(CDC)によれば、5月22日午前11時現在(米国東部時間)、合計48州(ワシントンDC特別区も含む)において以下のとおり計6,552例の新型インフルエンザの人へ感染の確認及び疑い例が確認されています・・・・』だそうですが、やっぱり、また増えてます(笑)。昨日と同様48州で、昨日より842件増。

以前に、豚フルが何故か若いひとに感染し易いと云うエントリー を書きましたが、今日のnaturenewscache )に依ると、2005年から2009年に掛けて行われたインフルエンザ・ワクチンの研究用に採血されていた359検体のうち、60歳以上のひとからの検体中33%が豚フルと反応する抗体を含んでいたのに対し、18歳から64歳の検体中からはわずか6-9%しか、そして子供からの検体では、全く抗豚フル抗体を含んでいなかったことが判明。つまり、年寄りの多くは、これ迄の通常の季節性フルに依って出来た抗体が、豚フルにも効いている可能性を示しており、これは、アメリカに於ける豚フルの感染者の多くが60歳以下で、65歳以上で感染が確認された例はわずか1%である事実と良く一致する。

最近造られた(豚フルと同じ型の)H1N1型の季節性フルに対するワクチンに依って出来た抗体は、豚フルには反応せず、どうやら、1950年代のワクチン或いは季節性フルの感染に依って出来た抗体が豚フルと反応するようである。

と云う訳で、どうやら、昔の名前で出ています、じゃない、巡るぅ巡るぅよぉ季節は巡るぅ~、じゃなくて、昔、流行ったfluの御陰でお年寄りは安心、なんじゃないかなと云う説明ですが、 但し、これは、飽くまでも試験官の中での抗原抗体反応であり、生体内で、本当に此れ等の抗体が、豚フルを退治しているのかどうかは定かではない、と云う意味では、未だ、若者のほうが罹り易いのが何故かの本当の答えは分かっていませんね。


今晩は、久々にテニス。今シーズン初めて。いやぁ、身体ボロボロ。

今日の世の中: 盧武鉉・韓国前大統領、自宅裏山で転落死…飛び降り自殺か;スー・チーさん訴追、安保理が「懸念」の報道声明;GM支援、新たに3800億円 米政府;中大教授殺害、「めざましテレビ」が容疑者とは別人の写真;山本容疑者は「問題ある男」=高窪教授が周囲に-中央大教授殺害・警視庁;新型インフル診断スピードアップへ、1・5億円かけ研究;新型インフル感染拡大、国民の健康と経済を同時に考える時期=財務相。

今日の瞬間最低体脂肪率: 23%
今日の万歩計: 11,472