取り敢えず、ちょっと突っ込んでみようかぁ。
むかし、貧乏な男がいました。金持ちになり楽なくらしがしたいと、観音様にお願い
ある日、観音様は「この寺を出て、一番初めにさわったものを、大事にもって旅にで
男は、このことばを聞き、喜んで寺を出ようとしたところ、石につまずいて転びまし
男はわらしべを持って旅にでました。
しばらく行くと、顔のまわりをアブが飛びまわり、うるさくてしかたがありません。
わらは結構太いし堅い。そう簡単に「あぶ」を縛れるとは思えないんだが、どれだけ
立派な行列がやってきました。かごの中から子どもの泣き声が聞こえてきました。な
子どもは「あれが欲しい」といいました。母親はかごをとめて、男に「そのアブをく
我侭な餓鬼だ。且つ、何て過保護な母親だ。
男は「これは観音様からいただいたものだから、あげるわけにはいかない」といいま
すると、母親は「みかんと換えましょう」といいました。男はしかたなしに交換しま
わらを手放してしまったぁ!早くもこの時点で観音様の云い付けを破ったぁ!この先
子どもは、アブをもらうと泣きやみました。
現金なものだ。
夏の暑い日でした。男は、ノドがかわいてきたのでみかんを食べようとしました。ふ
その人が「ノドがひりひりして歩けない、みかんをくれないか」といいました。
男は「これは観音様からいただいたものだから、あげるわけにはいかない」といいま
ちょっと待てぇ!既にわらを手放しておいて、何だその云い種はぁ!
その人は、包みを広げて「わたしは呉服屋、この布とみかんを取り換えてください」
男は、気がつきました。観音様のいったとおり、わらがみかんに、みかんが立派な布
違う!観音様は、『わら』を大事にもってろって云ったんだが。
道に馬がたおれていました。馬は死にそうでした。そばに、さむらいが立っていたの
さむらいは「急ぐ旅をしている。あまりに急がせたので馬がたおれた。かわいそうだ
そこで、男は「その馬を、この布でゆずってください」といいました。
だんだん、商売上手になったね、って違う!普通死にそうな馬をわざわざ欲しがらん
さむらいは「それは助かった」といい、布を受けとると走っていってしまいました。
男は、川から水をくんできて、馬に飲ませました。馬は、すぐに元気になりました。
おぉ、良かったねぇ、って、だぁかぁらぁ、違うって!観音様は、『わら』を大事に
夜になりました。どこかに泊まらなくてはなりません。見ると、大きな屋敷がありま
ココ迄、1日で来たのか?さもなければ、それ迄の夜はどうしてたんだろう。
主人は、あした旅にでようと思っていました。とても喜び「よかったら、留守番をし
有り得ん。初対面の奴に。
男は、ひきうけました。馬をつないで、座敷にあがりました。今までに見たことのな
主人は、旅のしたくをして「もし、わたしが帰ってこなかったら、この屋敷はあなた
男は「いいですよ」といいました。
次の日、主人は馬に乗って旅にでていきました。
こいつは、そもそも、初めにどうやって旅に出るつもりだったんだ?たまたま、馬が
そして、何年待っても、帰ってきませんでした。屋敷もたんぼも、みんな男のものに
そんなの有り?
と突っ込みを入れてみましたが、まぁ、語り部が違えば細部に違いはあるでしょうか
もしも、バカ正直に、ずーっと、わらしべを手放さなければ、どうなってたんだらふ
『わらしべ貧者』?
今日の世の中: 松井6号同点弾、ヤ軍サヨナラ勝ち、杉山組は2年連続の準V/全仏
今日の瞬間最低体脂肪率: 23%