シルクガチ勢が選ぶシルクのPOG推奨馬TOP3+隠し玉4選【POG25-26】 | バッタの一口馬主データ分析室

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  はじめに

 POGシーズンが近づいてきたということで、シルクガチ勢が選ぶPOG推奨馬というテーマを扱いたいと思います。

 

 ちなみに、私はシルク箱推しで、シルク23年産の全馬のこれまですべての近況更新に目を通しています。

 

 なお、選定基準ですが、私はPOGにおいては、早期デビューの芝王道路線が絶対正義だと思っているので、その条件を満たしている馬をTOP3に据えており、隠し玉もどちらかの条件は満たしている馬を挙げています。

 

  第1位  ジェイストリーク 牝 武幸四郎厩舎 母ジェイウォーク × 父エピファネイア

Pick Up Comment

この馬の一番の特長は背中の良さで、スタッフが口を揃えて“能力が有りそう”と話しています

 

芝の中距離以上に適性がありそう

 

デビュー戦が待ち遠しい

 

これ(55-40)では物足りないと言わんばかりの手応え

 

現時点での完成度が非常に高い馬

 

 母は、BCジュベナイルフィリーズ勝ちのジェイウォーク。
 母の初仔(父ドゥラメンテ)は、セールで3億円の値がついており、12月に新馬勝ち。その後は1勝Cで足踏み中です。

 第2仔と走りごろで、現在馬体重493kgと芝馬としてはちょうど良いサイズです。

 

 ツアー時に引手の方が「早くしようと思えばいくらでも早くできる」「この馬はクラシックを狙う馬」「(牝馬だけど)ダービーを取りに行くのであれば秋の東京1800も面白い」などと武井調教師並みに吹きに吹きまくっていて話題になりましたが、牝馬で7000万円という価格もあり、そこまでの人気にはなりませんでした。

 しかし、近況更新でもそのコメントのトーンが落ちることはなく、常に調教進度もトップを走り続け、3月19日に早期入厩を果たしました。

 

 牧場では超強気コメントなのに厩舎に入ると調教師から辛口コメントというのは、一口馬主あるあるの中でも断トツNo.1だと思うのですが、この馬は入厩してもトーンは落ちず、「これ(55-40)では物足りないと言わんばかりの手ごたえ」と非常に頼もしいコメントが。

 「前進気勢が強く、ゆっくり走らせるのが難しい」というコメントがあり、エピファネイア牝馬らしい気性は兼ね備えているようですが、現状大きな問題があるというトーンでもありません。

 あえて不安材料を挙げるなら左前脚のコンフォメーションに難があり、左前繋靭帯に疲れがたまりやすい点でしょうか。しかし、本当にそれぐらいです。

 

 牝馬ではありますが、現状のシルク馬の中では迷いなく1位という評価です。

 

 

  2位 サレジオ 牡 田中博康厩舎 母サラキア × 父エピファネイア 

Pick Up Comment

調教後の乳酸値もすごく優秀な数字
 
芝の王道路線で大きいところを取って欲しいと思わせる馬
 
良いモノを感じる背中でしたから、この先が常に楽しみ

 

 母は府中牝馬勝ち、有馬記念2着のサラキア。

 この馬の売りは何といっても牝系で、母母はサロミナは、サラキア、サリオス、サリエラ、サフィラと4頭の重賞馬を産みだしたシルクの誇る日本を代表する超絶牝系です。

 本馬は第2仔。第1仔は惨敗続きで勝ち上がりは厳しそうですが、初仔の小柄の牝馬だったので度外視可能です。本馬は504kgと馬格十分で、ツアーで実馬を確認しましたが、初仔とは別馬です。

 

 調教進度は常にジェイストリークと並んでトップを走っており、コメントのトーンも芝の王道路線を強く意識したものが多いです。3月26日に入厩し、すでにゲート試験を合格しています。

 「調教後の乳酸値もすごく優秀」といった実証的なコメントが出ているのも信頼がおけます。

 

 この牝系は気性難の馬が多く、本馬も例の漏れず入厩後も“若さ”について言及するコメントが多いです。しかし、ゲート試験は一発合格で「優等生」との評価を受けており、競馬への影響の懸念はそれほど大きくなさそうです。

 

 この血統なら当然目指すはダービーでしょう。

 

 

  3位 ペルウィクトール 牡 宮田敬介厩舎 母ウィクトーリア × 父サートゥルナーリア

Pick Up Comment

スピードが上がれば上がるほど良いフットワークで走ることができています
 
(育成)厩舎の中では一番完成度の高い馬
 
肩の可動域が広く、走る馬の雰囲気

 

 母は、フローラS勝ちのウィクトーリア。

 母母は、秋華賞馬ブラックエンブレムで、ウィクトーリア以外にも重賞馬を出しており、こちらもシルクが誇る名牝系です。

 第3仔です。初仔牝馬は未勝利引退。第2仔はゆりかもめ賞を制したウィクトルウェルス(父リアルスティール)で、繁殖能力は十分ありそうです。

 

 今年のシルクの募集時1番人気。

 ツアーでは引手の方から「真横に立っていたのに、後ろ足で蹴られたということがあった。こんなことは経験したことがない。」という、とんでもない身体の柔らかさを示すエピソードを教えてもらいました。

 他の引手の方の評価も抜群で、複数の引手の方が今年のシルクNo.1という評価でした。

 1歳時からめちゃくちゃ見栄えのする馬で、黒光りする惚れ惚れする馬体でした。

 現在490kgです。

 

 TOP3に挙げているぐらいなので当たり前なのですが、コメントのトーンも常に高かったです。特に完成度を評価するコメントが多かったですね。3月7日に入厩し、シルク馬で一番手で入厩していますし、POG向きの馬だと思います。

 

 ただ、心配なのは気性ですね。特に入厩してからはナーバスな面がかなりコメントに表れており、体も減ってしまったり、壁を登ろうとしたり、、、

 その点がネックにならないと良いなと思っています。


 

 

  隠し玉

 ここまではどのPOG本にも乗りそうなガチガチの本命どころを紹介しましたが、ここからはシルク会員だからこそわかる隠し玉的な期待馬を紹介していきます。

 隠し玉という表現を使っていますが、いずれもTOP10を決めるなら確実に入ってくる馬です。

 

ミスティックレナン 牡 母ルーレナン 父Cracksman

 

 ノーザンがセール購入した馬で、母は仏未勝利馬、牝系にもさしたる活躍馬はいませんが、馬体の良さに価格の安さも相まって募集時は大人気となりました。

 父は凱旋門賞馬Ace Impactを出しており、ある程度距離があった方が良いというコメントもあることから、芝中長距離を走りそうです。

 すでに本州に移動しており、夏頃の早めデビューが期待できます。

 血統構成はゴリゴリの欧州血統で、日本の馬場に適応できるかは未知数ですが隠し玉としては面白いと思います。

 

 

ポエティックデール 牝 母インヘリットデール 父ポエティックフレア

 

 コントレイルも含めた新種牡馬で調教進度が最も早いのが本馬です。シルクのコントレイル産駒は、私も1頭持っていますが、どの馬も調教進度が早いとはいえません。

 母は、芝中距離で準OPまで出世した上、準OPでも3着があり、競争能力は高いです。
 母母は、フサイチエアデール。競走馬としても重賞4勝、桜花賞2着と結果を出しましたが、母としても結果を残し、2頭の重賞馬を出しています。

 現在482kgです。

 

 この牝系はフレンチデピュティにつけても芝馬が生まれるぐらい芝のスピードに秀でた牝系で、欧州種牡馬のポエティックフレアとはいかにも合いそうです。

 

 距離適性はベスト1400mでゆくゆくはマイル~1800mでもと言われており、ツアーでも限界は1800mという評価でした。そのため、クラシックタイプではなさそうですが、桜花賞までなら走れそうですし、4/17に入厩しており、早めデビューも見込めるので、距離適性も相まって2歳戦で結果を出せそうなタイプです。


 

アストロレガシー 牡 母ルナステラ 父リオンディーズ

 

 母は芝中距離で3勝したルナステラ。

 母母はピラミマで、自身は未出走馬ながら母としてスワーヴリチャード、バンドワゴンを出しており、そのほかにも母ルナステラを含めて3勝以上する産駒を連発した極めて優秀なお母さんです。

 

 調教進度はそれなりに早いですが、デビュー自体は秋ごろに芝中距離を目指すとのアナウンスがあり、早期デビューというタイプではありません。

 

 本馬は相当な難産で、帝王切開で産まれてきており、母のルナステラはこの仔が生まれてから1週間ほどで亡くなっています。

 「時計的には出そうと思えば3ハロンで43秒くらいも楽に出せてしまいますが、今はそこまで進めるよりも馬体の成長を優先した方がこの馬にとっては良いはずで、それだけの将来性を感じてもいます」というコメントに代表されるように、牧場の期待はかなり大きいと感じています。

 父リオンディーズで早期デビュー組でもないということで、下位指名でも取れそうですが、かなりの素質馬だと思います。

 

 

フロレセール 牝 母クレアドール 父レイデオロ 

 

 母はダート短距離馬で1勝Cを突破していますが、競争成績的にも牝系的にも特段見どころはなく、ノーザン生産馬でもなく、しかもレイデオロ牝馬と、POGではおよそ誰も指名しなそうな要素がつまっており、募集時も1次募集で満口にならず、全く人気はありませんでした。

 しかし、現状の調教進度は至って順調で、夏にはデビューできそうです。

 入厩してから1週間でゲート試験合格と環境変化への強さ、学習能力の高さも見せています。

 常に「順調」「コンディションが良い」と評されており、しっかり調教が積めそうなタイプです。

 芝中距離向きとも評されており、POGの狙いどころともマッチしているので、超大穴という扱いにはなるかと思いますが、ドラフト下位指名で選択肢に入っても面白い1頭だと思います。

 

 

 

 このほかにも、サンラザール(父クリソベリル)、リベッチオ(父ルヴァンスレーヴ)、ビタールート(父インディチャンプ)がすでに本州移動又は入厩しています。

 

 

  そのほかの有力馬

 POG本で紹介されそうな馬は

ルーチェブリラーレ(母ラッドルチェンド×父コントレイル)

イクシード(母シャトーブランシュ×父キタサンブラック)

プロメサアルムンド(母アーモンドアイ×父モーリス)

モートンアイランド(母モシーン×父モーリス)

ティタノマキア(母タイタンクイーン×父エピファネイア)

プリモマーレ(母プリモシーン×父ロードカナロア)

ルミテュット(母ユキチャン×父ルヴァンスレーヴ)

サリエンテ(母サロミナ×父キズナ)

あたりでしょうか。

 

 この中からであれば

ティタノマキア(母タイタンクイーン×父エピファネイア)

イクシード(母シャトーブランシュ×父キタサンブラック)

を推奨します。

 

 

  ダート馬

 あえてダート馬からPOG指名するなら、牡馬で、調教進度・馬格共に優秀な

サンラザール(母パールデュー×父クリソベリル)

リベッチオ(母スーブレッド×父ルヴァンスレーヴ)

を推奨します。

 

 

  お題箱

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