【期待値馬券術】第7回 関東遠征、関西遠征 | バッタの一口馬主データ分析室

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 過去の自分の記事を見ていたらこんな記事が出てきたので、つづきを書いてみることにしました。

 週刊でやると続かなそうなので不定期連載予定です。

 

 

今回のテーマ

 今回のテーマは遠征です。

 現在、関東と関西では、関西の方がレベルが高いと言われており、東開催に関西馬が遠征してきたときは要注意と言われています。

 でも、実際にそのとおりなのか。北海道ではどうなのか。

 関西馬の方が強かったとしても、あまりにも有名な法則なので、むしろ期待値的に悪くなってはいないのかというのを検証してみました。

 

 

データ

※100円賭けたとき、平均いくら返ってくるか。80円が水準。

※過去180か月の単勝40倍未満の馬の条件戦のデータ

 

 

分析

 明らかに関西馬の方が優位という結果が出ました。特にダートでの成績の差が顕著です。

 関東馬が関西ダートに遠征した場合は絶対に買ってはいけないレベルです。

 関西馬、牡馬、関東遠征馬、前走も関東で6~9着、ダート戦の条件に当てはまる馬(過去15年で該当馬841頭)は単勝を買い続けるだけで期待値がプラスになります。

 

 ただし、北海道では、複勝率では関西馬の方が上回るものの、期待値では関東馬が優位という面白い結果が出ました。

 理由はよくわかりませんが、馬質が高くなる北海道では、顕著な差が生まれにくいためということなのか、北海道では輸送条件が同じなので本州競馬よりも差が生まれにくいのか。