2021年度クラブ募集馬で狙いたい種牡馬(既デビュー種牡馬) | バッタの一口馬主データ分析室

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 ついに、あの熱い季節がやってきます。

 そう!クラブ募集選定の季節です!

 今年もあの苦行の全頭診断をやろうと思うのですが、せっかくならたくさんの人に見てもらいたいということで、全頭診断までのつなぎとして、暇なときに一口馬主で損しないためのポイントをできるかぎり客観的なデータを元に示していきたいと思います。

 第一弾は種牡馬です。

 

 

 賞金平均は、2歳戦と3歳戦の1走あたりの獲得賞金の過去5年間の平均

 賞金偏差は、賞金平均上位50頭の中での偏差値

 価格平均は、クラブ馬として募集させた馬の募集価格の平均

 価格偏差は、募集価格の偏差値

 お得度は、賞金偏差と価格偏差の差を表しています。

 上位20位以下は、参考程度にご覧ください。

 

このデータに古馬時の成績のデータも加味したおすすめ種牡馬は以下のとおりです。

1 是非買いたい種牡馬

 ミッキーアイルは偏差値差化け物。今年は価格が上がるでしょうが、それでもこの偏差値差は1年では是正されないでしょう。昨年デビューの新種牡馬の中では断トツで買えます。もっとも、残念ながらシルクには来ませんでしたねー。他クラブで買いあさりましょう。

 ゴールドシップも、ユーバーレーベンの活躍で価格上昇はしそうだが、まだ買える。古馬になってからも期待が持てそうなのも好材料。ウインに大量に募集が来ているので、今年はウイン2,3頭持とうかな。

 ヘニーヒューズは、最近価格上昇気味だが、まだ買える。不利な3歳戦の比較でこの偏差値差は素晴らしい。できれば牡馬を狙いたい。

 ダイワメジャーもまだまだ元気。ディープ、キンカメがいないこの世代なら、マイルでは大威張りか。

 

2 可もなく不可もなく

 エピファネイア、キズナあたりは、今年は価格上昇が見込まれるので、可もなく不可もなくといったところか。ハーツクライ(古馬戦の数値が優秀)あたりもまだまだ買える。 ルーラーシップも最近価格がやっと落ち着いてきたので、買えるレベルまで来たか。去年までは多少割り引いて評価していたが、今年は±0で評価したい。

 

3 やや割引する種牡馬

 オルフェーヴルはまだ初年度のくそ高募集が響いて数値は悪いが、最近は価格も落ち着き、また、古馬になっての活躍もあり、父がオルフェというだけで買いたくないという時期は過ぎ去った。

 ハービンジャーは、価格は下がっているが、最近の世代が散々すぎてもう少し下がらないと微妙。

 

3 避けたほうがいい種牡馬

 逆に避けたほうがいい種牡馬はロードカナロア、ドゥラメンテ。

 両方とも悪い種牡馬ではないが、成績に比して種付け料及び価格の上昇が著しい。ドゥラメンテはなぜ今年種付け料が1000万円に上がったのか。

 

 

おまけ(もう少し深掘り)

 世代限定戦で比較すると、古馬になって花開く馬が多いハーツクライや、ダート種牡馬は非常に不利になるので、十全な比較とはいえません。

 しかし、一般に古馬の方が賞金額が上がるので、古馬戦を考慮に入れてしまうと既存の種牡馬と新種牡馬との比較が困難になります。そのため新種牡馬と比較するためには世代限定戦で比較するほかありません。

 もちろん、最終的にどの種牡馬が買えるかを判断するにあたっては、上記のデータに加えて、古馬戦のデータも踏まえて結論を出しています。

 上の表的には数値が悪くても、ハーツクライを可もなく不可もなくに挙げたのは古馬になっての数値がいいからです。