最近、なんだか考えても答えがでないことを考え続けています。
それが、とても楽しくて。
たぶん先週読んだ『人は死ぬから生きられる』と今編集作業をしている作品のせいかな。
暫定的な結論としては、今自分が生きていること、ただそれだけですごいことであること。
生きることに、むりに目的を持たなくてもいい、
成功とか、幸せなどということは、人生の目的にはならないなと感じるようになったのです。
「成功」ってなんなのか実は、私よくわかっていない。
「幸せ」という言葉もなにかふわふわして甘いイメージで
便利でうっかりつかってしまうけど、
じつはとても曖昧で、乱用すると自分が振り回される危険な言葉だと感じるようになりました。
わかっていないことをわかっているふりをして手をだすと
ひどいしっぺ返しをくらうという原則は
この経済危機から私たちが学ぶべき教訓ですよね。
みんなが熱狂した複雑な金融工学をほとんどの人が理解していなかっただろうと
野呂せんせいがおしゃってました。
幻想の幸せを求めるより、もっと手触りのある生き方を、
地に足のついた生き方をしたいなと思うようになりました。
いろいろな思い込みを取り除いて、本当に自分にとって大事なものや好きなことは
なんだろうと考えるようになりました。
そう思うようになったら、仕事がもっと面白くなったし
物欲も酒量も減ったし
心がほっこりあたたく、そして軽くなった。なんだかいい感じ。
あれ、もかしてこれが「幸せ」?
いかん、いかん
性急に答えを出したくなるくせは抜けてないようです。
しばらく、こころが求めるこの考え方を実験してみます。