○中南米を代表する都市
2000年の国勢調査によると人口は859万1000人と中南米最大級の人口を誇り、名実ともに中南米を代表する経済規模を持つ都市となっている。2011年3月、英国のシンクタンクにより、世界第52位の金融センターと評価されている[11]。
市内中心部にはメキシコの大企業の本社のほか、ヨーロッパやアジア、アメリカの多国籍企業のオフィスが林立している他、大型ショッピングモールやレストラン、スーパーマーケットが多数あり、消費面でもメキシコ経済を牽引する存在である。また、市内近郊には新ビジネスエリアが建設され、多くの大企業がオフィスを構えている。中でも、外資系自動車企業では日産自動車メキシコシティ事業所(メキシカーナ日産S.A.deC.V.)を構えるほかにフォルクスワーゲンなども拠点を構えることでも有名。
しかし、南北アメリカにおけるその国の人口第2位の都市との人口差が極端に離れているプライメイトシティの代表例であり、人口及び政治経済の一極集中化が近年社会問題に発展している。
○公害問題
市内には高層ビルやホテルが林立し、道路はいつも車で埋め尽くされている。しかし排気ガス規制が緩く、その上4000メートルを超える山々に囲まれている盆地に位置するため汚染された空気が拡散しにくく、高地による空気の薄さとあいまって1990年代以降、自動車の排気ガスによる大気汚染が深刻な問題となっている。乾期には、光化学スモッグが問題となっていたが、ディーゼル車の制限や排気ガス点検の義務化によって改善に向かっている。ただし、世界的にみれば環境の質は未だに悪く、非営利の環境団体「ブラックスミス研究所」は、2007年度の世界最悪の大気汚染都市と指摘している[12]。
参照元:ウィキペディア「メキシコシティ」
テーマ:メキシコシティ
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