メキシコシティの街並みについて | メキシコシティ

メキシコシティ

メキシコの首都・メキシコシティについて。メキシコシティの概要、歴史、気候、地理、行政、経済、街並み、交通機関、観光名所などについて説明しています。

市の中心は中央広場であるソカロ広場から、その西にある繁華街ソナ・ロッサにかけての地区である。ソカロ広場とその周辺はアステカの都テノチティトランと同じ位置であり、テノチティトランを破壊してその上に建設された、建設当時の「メキシコシティ」に当たる地区である。国立宮殿やメキシコシティ・メトロポリタン大聖堂(カテドラル)などスペイン統治時代から続く歴史ある建物も多い。また、テノチティトラン時代のアステカ帝国の神殿跡であるテンプロ・マヨール遺跡もこの地区にある。

市の東部はかつてテスココ湖が広がっていたが、現在ではそのほとんどが埋め立てられ、テスココ湖はほんの一部を残すのみとなり、その跡地には住宅街が広がるようになった。東部にはメキシコ・シティ国際空港があり、また低所得者の多く住むネツァワルコヨトル市に接する。

中心部を東西に伸びるレフォルマ通りは、メキシコ干渉時の皇帝マキシミリアンがパリのシャンゼリゼをモデルに作らせた通りで[13] 、高層ビルの立ち並ぶメインストリートとなっている。レフォルマ通りの南に広がるソナ・ロッサはメキシコシティ一の繁華街であり、一流ブランドの店が立ち並ぶ。ソナ・ロッサの西にはポルフィリオ・ディアス時代に建設された独立記念塔が立ち、さらにその西には小高い丘に作られたチャプルテペック公園がひろがる。チャプルテペック公園内にはメソアメリカ文明の遺産を集めたメキシコ国立人類学博物館や、チャプルテペック城などがある。また、この一帯は中所得者層の住宅地区となっている。

南西部から南部にかけては高級住宅街となっており、またメキシコ国立自治大学のある文教地区でもある。南部のソチミルコはアステカ時代からのこる水路の広がる水郷となっており、観光用のボートが水路をめぐり多くの観光客が訪れる。この地区は世界遺産にも登録されている。

西部は近年都市開発が進み、ビジネス・住宅地区となっている。西部のサンタ・フェ地区はメキシコ大地震後に新たに開発が進められたエリアで、高層ビルや超現代的な建築が立ち並び、新たなビジネスの中心となっている。

北部は工業地帯であり、住宅としては低所得者層用が多い。レフォルマ通り沿いにあるトラテロルコ地区はかつてアステカの商業都市であり、現在もその遺跡が残っている。そのそばにスペイン植民地時代の建築が広がり、さらに近年近代的なアパート群が建設されたことから、この地区の中心の広場は三つの文化を眺められる場所として三文化広場と名づけられている。この広場は1968年、学生デモに政府軍が発砲し多数の死者を出したトラテロルコ事件の舞台としても知られる。そのさらに北にあるテペヤックの丘には、グアダルーペ寺院が建っている。ここは1531年12月9日にグアダルーペの聖母 (メキシコ)の起きた場所であり、現在でも多くの参拝者が訪れる。

参照元:ウィキペディア「メキシコシティ

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