先週の水曜日に、営業のレジーナが、僕のところに来て、マネージャーのマイケルが、新しい人間を雇って、レジーナの既存顧客を、その新人にやらせると言っていると、不安げな表情で、訴えてきました。
要は、レジーナをクビにするよう、僕と、話をすると、伝えた訳です。
その前に、本人自ら、僕に相談に来たのです。
理由はと聞くと、レジーナが、既存顧客のフォローを怠り、新規の大企業ばかりに、営業を行っていることを、マイケルが、快く思っていないということでした。
これを聞いたとき、これって、逆じゃないのと、正直、思いました。
東京であれば、会社からもらう、既存リストに頼らず、果敢に、大企業にテレアポ攻勢するなど、きっと、入社後、1ヶ月足らずで、このような、営業姿勢を見せれば、賞賛されるべきことなのです。
丁度その日も、CNNなどを有する、メディア大手の、ターナーブロードキャスティングとの、最終契約が、一歩前進したので、僕との話の中で、次は、グループ会社である、日本でも有名な、タイム誌にアタックだねと、レジーナのテンションを、上げていたばかりのことでした。
その後、色々と、情報を集めてみると、ざっとこんな経緯のようです。
レジーナは、将来の大きな魚を狙って、大手企業中心に、活動を行っているが、マイケルは、それでは、部下である、レジーナの営業結果から、生じる、自分のセールスコミッションが、しばらく、見込めなくなることに、苛立ちを覚えているようでした。
もちろん、細かなレベルで、諸々、感情的な行き違いがあったり、するのですが、核心部分は、ここです。
ジェニファーも、ジェニファーで、自分の顧客に、レジーナが、テレアポをしたと、小競り合いをしたり、レジーナの悪口を、他のスタッフに、言いふらしたりしているようです。
これでは、レジーナが、会社で、孤立するばかりです。
郷に入りては、郷に従えと、アメリカ式の、コミッションを重視した、営業組織を、構築してはみましたが、個々人の、利益を、まずは取りに行くという、アメリカ人、特に、営業に携わる人たちの、悪い部分が、顕著化してきましたので、いっそのこと、営業部門自体、廃止し、特に、個人の利益を追求する、マイケル、ジェニファーを、思い切って、解雇するような、荒治療を、しようかなと、考えています。
そして、今後は、マーケティングを更に強化し、大企業などは、オペレーションの一チームが、フォローアップする、仕組みに、切り替えるつもりです。
個々人の数字による、コミッション制は、原則廃止、会社全体の利益を、僕の判断で、適正に配分するという、今の日本の仕組みに近い、体系にしていくつもりです。
人間、ある程度の欲は、原動力として、必要でしょうが、節度に欠ける、強欲は、その争う様を見ていて、卑しく映ります。
アメリカも含め、お金は二の次で、まずは、同僚、お客様、取引先から、愛され、尊敬され、その結果、必然的に、お金を引き寄せる、そんな、価値観を共有できる、組織を、作り上げていきたいです。





