天クロ13 徹1DASH!の自分的過去ログ その5 | カラダとこころと自由のおはなし

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こんにちは、「♨さる、」です。「おふろさる」と読んでください。
ニッチな話が大半です。心身にまつわる独り言を、なるべく独りよがりにならないよう綴ってます。
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■柔肌印の戦闘指揮スレ

おれは作戦遂行のため様々なスレを立てた。その結果、県掲示板はさるの顔ばかりになってしまった。効率的に戦うためには最低限の情報共有が必要だが、同じ顔アイコンばかりで即座に見分けがつきにくい。
そこで作戦の直前、東京の女傑・柔肌さんに「作戦指示スレ」を立ててもらった。このスレは作戦変更や大事な情報があったときのみおれがageるというもので、上位県のPt状況、槍投げ放置対象県、槍投げと防戦の比重など、チーム東京の状況把握や行動決定に大いに役立ってくれた。

◆3月21日16:00~24日夜

いよいよ第四次作戦が始まった。当初、おれは1位~3位内での抜きつ抜かれつの展開を予想していた。真下県に1勝を許せばあっという間に追いつかれる以上、1位を守り切ることは難しい。集計前日までは上位5位くらいをキープし、前日には3位くらいに上昇し、最終日にはやはり合戦薬を大量に投じる決戦が必要だろうと考えていた。
この予測はよい意味で裏切られる。初日の夕方から1位を独走し、その後2位~3位に下振れするも、すぐに1位に返り咲く。そして少しずつPtを積み増し、じわじわと2位との差を広げ始めた。おれはこの流れを遮ってはいけないと感じ、「最終日前まではまったり気味に上位キープ」から「槍投げ放置と槍折りで1位を堅守」へと方針を変えた。

三次までの作戦と8回以上の演習で、各個の役割意識が自然にできていた。攻撃力の高くない人は最下位帯の県に槍投げ放置してPtを稼ぎ、勇者クラスの人は槍を折り、特に作戦理解度の深い人は味方の真下投げ戦のフォローに奔走していた。特に真下からの槍は即座に4vs1で潰しにかかるなど、1勝も許さない態勢になっていた。後に聞いた話では、伝説勇者や覇者の方々がLINEで情報共有。特に警戒すべき合戦のURLをやりとりし、効果的に折って回っていたそうだ。

自身も放置槍や槍折りに飛び回りつつ、おれは上位5県のPt動向を注視していた。22日、23日と東京は1位を譲らず、秋田はしばらく追随するも24日には脱落。神奈川は3位まで昇るもネズミ返しに遭ってPt差は縮んでいなかった。そして王者・岐阜が10位以下から4位に浮上。
その間、愛媛がじっと2位につけては東京へ槍を投げてきていた。しかし防戦部隊の徹底した槍折りによりそのほぼ全てを防いでいた。24日深夜の時点で愛媛との差は11万Pt強。1勝450Ptで割れば約250勝ぶんのリードだが、1勝6,000Ptの愛媛からすればわずか20敗で並ばれる。まだ安心はできなかったが、東京の徹底した防戦ぶりに諦めた様子で、同日25時頃には槍が来なくなっていた。
おれはこの時点で真のライバル・岐阜のみに焦点を合わせていた。岐阜は百本槍という部隊がいて、集計日には猛然と真上に槍投げする。人口約7~900人で、1勝あたり県獲得Ptは約1400Pt。最小クラス県に対しても槍投げ放置でPt稼ぎの分が悪くないうえ、大人数県とも合戦で互せるバランスの良さをもち、何より団結している。大人数県と違いどのイベでも1位を獲れる恐ろしい県だ。おれは掲示板に何度も岐阜の恐ろしさを説いていたが、今一度警戒するよう促した。

◆3月25日6:00~10:30

25日朝の上衣5県Pt
25日朝の東京Pt

翌日6時からも一斉に槍投げが始まった。3日間ずっと1位を明け渡さなかった東京のテンションは最高潮に達していた。
8時20分ごろ、愛媛が2位から陥落。真下についた岐阜からの槍が続々と東京に突き刺さる。やはり岐阜は来た。おれは「今回もだめか……」と思ったが、即座に気を取り直して
槍折りを優先するようお願いのカキコ。おれも槍を折りにかかった。
合戦ページは「東京vs岐阜」で一色になった。この日は12時から天下統一戦があるため、槍投げの〆が10:00という変則パターン。よって1位を守り切らなければならない時間はあと100分+槍投げ〆後の30分。
岐阜のNさん率いる精鋭部隊は終盤、味方の放置槍を刈り取り(完勝)にくる。集計日にはPCからINしているのか凄い勢いで攻撃してくるため、負けは完全には防ぎきれない。岐阜に負ければ収支-2,755Pt、勝っても+170Pt。勝率95%を要する非常に厳しい防戦となる。
しかし、10万Ptの差がなかなか縮まらない。岐阜にある程度の負けを許すも、放置槍部隊の地道な稼ぎが差をカバーしていた。こうして一進一退の攻防が続いた。

おれは9:45ごろにひとつの放置槍を折りに入った。この合戦は大丈夫と思われたか、誰も救援には来ず一人のまま。相手はLv300超で、一回150Pt程度の攻撃では合戦をこじ開けるのと時間切れとに大差ない。戦いも最終盤で指示する事はもうない。急にやれることがなくなり、「
ふぅ~(猿)=3 終戦か……」と初めて一息ついた。
ところが、その合戦が終わった10:15ごろ外に出てみると、つーさんやアーリーさんたち東京の防衛部隊精鋭と岐阜のNさん率いる放置槍回収部隊がガチガチ叩き合っている真っ最中。おれも大慌てで跳び込み、脇目も振らずに叩きまくった。互いの体力ゲージが物凄い勢いで減ってゆく。そうして3戦ほど同じ面子で戦りあっているうち、10:20にはもう合戦が見えなくなっていた。

◆25日11時

東京の順位3月25日(1030)
東京の順位3月25日(最終)

ついに事は成った。東京初の1位奪取だ。最終結果は218.5万Pt。2位・岐阜に8万Ptの差をつけての勝利だった。
金曜日の16:00から火曜日の10:00まで、槍投げ可能時間は全54時間。この間に6,571戦、仕込み槍分を含めれば確実に6,700戦以上。これは24時間槍投げ可能な合戦イベをも上回る数だ。最終日に至っては1時間に160戦以上。この期間の東京がいかに壮烈な槍投げを行っていたかが分かる。
投げられ戦を1,500と仮定しても、1時間で約100本の槍投げが行われていた計算になる。朝から晩まで30分おきに最速で投げ続けたとしても槍投げ協力だけで50人だが、おれだってそんなに投げられていない。また、10:30時点と11:00時点の差は52,000Pt強。1本450Ptなので、仮に勝率100%としても110本以上の仕込み槍協力を得られた。一体どれだけの人々が作戦に協力してくれたのか見当がつけられない。感謝の極みだ。

この日は12:00から第1回の天下統一戦。集計1位が天クロというゲームの最高目的であるギリギリの期限に勝利を間に合わせることができた。
思わぬ良いこともあった。作戦発起の直接のきっかけとなった戦友・defieroさんが3月半ばに復活したことだ。姿を見かけなくなってから半年、最後のINも4ヶ月前だったというのに。defieroさんは作戦にも参加してくれ、東京1位獲りの瞬間に立ち合ってもらえた。かくして徹1DASH!は満願成就で終わった。

自分的過去ログおわり