天クロ14 東京の天下統一戦連覇とその後 | カラダとこころと自由のおはなし

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ニッチな話が大半です。心身にまつわる独り言を、なるべく独りよがりにならないよう綴ってます。
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天下統一戦勝利

徹1!DASH!成功直後の天下統一戦が終わった後、おれは「毎集計日は『まったりファランクス』しませんか?↑(猿)」というスレを立てた。せっかく昂揚した順位への意識を活かして20位台以上をキープするとともに、この団結のテンションを天下統一戦の勝利まで繋げるのがその目的だった。
第1回の天下統一戦は勝負中に県獲得Ptの人数補正をいじったり、戦場に参加できる人数制限が変わったり、途中から天P薬で攻防Ptが回復するようになったりと、オープンβテストと言ってよいガタガタな内容だった。そしてあまりに理不尽な第1回地方戦集計のどんでん返しを前に、おれは「システムが固まってない……これはそう簡単には勝てんぞ」と判断した。しばらくデータ収集に専念し、5回めか6回めくらいに本気の仕掛けを行おうとの目論見を立てた。
しかし予想に反し、第2回からは補正なしの露骨な人数勝負になった。これでは関東、ひいては東日本が勝つのは目に見えていたし、実際も地方戦および東西戦は作戦らしい作戦を立てずに勝ってしまった。

天下統一戦2回め

もっとも、地域戦は東京の楽勝では決してなかった。ライバル・神奈川との人数差はIN数にして常時100未満。ほぼ実力は拮抗していた。しかしこの時の東京は1位獲り作戦で培われた情報の共有、緊密な連携といった団結への意識を強く保っていた。
コンボによるダメージ増加量が50%を超えるのは62コンボ以降という数字だけ押さえておいたおれは、県掲示板と統一戦専用掲示板でコンボの重要性を説くとともに、戦場を回りつつ「(/猿)/全力は60コンボからが効率的!」と叫びまわっていた。終盤にかけてコンボの重要性は理解され、戦神のつーさんは他県の戦神クラスを積極的に足止めしていた。その結果、第2回は約4,100Pt差でわずか0.2%で盟主県の地位を獲得。第3回は最終的なPtは失念したが、対神奈川比で2%未満という僅差での勝利だった。

天クロの新たな軸となるべき大イベントが東京の連覇となった事は、運営にとって実に不都合だったと思う。政治・経済・人口の中央一極集中は日本国の構造の課題であり続けている。補正なしの単純な勝負では首都圏が勝つのは当たり前であり、ゲーム最大のイベントで簡単に東京が勝てば他県は白けてしまう。イベント開始のタイミングが東京の強盛期と重なってしまった点については、運営の運が悪かったとしか言い様がない。


こうして集計に続き天下統一戦を制覇、しかも連覇してしまった東京には向かうべき目標がなくなった。同盟戦は強豪・もふちょむ同盟が第1回・第2回で早々に全国1位を取っている。徹1!DASH!開始時には東京に一人もいなかった戦神も、今はつーさん、はこんさんの2人が戦神一覧に常駐している。
同盟としても4月にウチの同盟(当時は『果物美味しい♪』)は11戦全勝を成し遂げた。個猿としては勇者と【闘神】勇者を往ったり来たり。合戦で8割以上の相手に攻撃が通れば充分と考えるおれには適度な位置だ。ドラクエなどの昔のRPGで考えるなら、既にクリアを達成してやりこみ要素もほとんど終わり、後は常人じゃちょっと不可能なチャレンジが残っているといったところだろう。

9月現在、1位獲りのときには常にINしていた人のうち、体感で3割くらいは見かけなくなった。常にINしているのは3月時の半分くらいだと思う。
これは最初から分かっていた。元々がゲームをやめる人に思い残しを作って欲しくないから始めた作戦だ。すべての目的を達成したことで自然に意識が離れ、INしなくなるのは望み通りの結果だ。何年も同じゲームを遊ぶことはそうそうない。いくら新しいイベントをやったところで人は飽きる。さみしいことだけど、同じ去るなら満足して去ってほしい。マインド・スラッジは残させない。その願いは叶った。

目的を達したと感じてINしなくなった人がいる一方で、以前と同じように遊んでいる人も半数はいる。頻度こそ減ったものの、イベを選んでINする人も2~3割はいる。
これはおれにとって意外だった。おれ自身を含め、1位獲りを境にもっと減っておかしくないと考えていた。そこにはソーシャルゲームのサロン的側面が関係している。

つづく