虫捕りHIDライトの話です。


ライトには前面にガラスが付いています。

↓これです。


ここの改良の話です。


電球の外管を砕いて紫外線強化バルブにして紫外線をメチクチャ出しているのに、前面ガラスで紫外線がカットされているのではないか?という問題です。


(ガラス無しは推奨しません。

また、リスクが高いので売れません。

ガラスがあることでUV-Bがカットされるのです。

また、大きな蛾が当たり蛾が焦げます。

電球が割れる可能性もあります。)



今回、新しく採用した紫外線透過ガラスの紫外線量を計測しました。



紫外線透過ガラスは2mmで発注しました。

初期ガラスは3mm。



夏休みの自由研究みたいな実験です滝汗


↓反射板はガラス無しです。


手持ちの紫外線測定器で計測できるのは

紫外線のUV-AとUV-Bの総量です。

どこの波長がどのように多いかは判別不能です。


(短い波長の方が減退しやすく、

届いていない可能性あるので、

数値のほとんどはUV-Aかと思います。。 )


動画で見て分かりやすいように、紫外線透過ガラスには白いゴムパッキンを付けてあります。


この測定器は2,000くらいまでしか計測できません。

これを超えると表記がMAXみたいになってしまいますから、それ以下になる所で計測しました。



どこを照らすかで数値は変わりますから、

途中で照射位置を変えて両方計測しました。






 結果報告。


①1,360くらいの紫外線の総量の数値が

 

初期ガラスでは740程になりました。

 

紫外線透過ガラスでは1,270くらいになりました。

 

初期ガラスの減少値620。46%減っています。


紫外線透過ガラスの減少値90。7%減っています。




②624の数値が


初期ガラスでは332程になりました。


紫外線透過ガラス568になりました。

 

初期ガラスの減少値292。47%減っています。


紫外線透過ガラスの減少値56。9%減っています。




③ 1,390の数値が


初期ガラス724


紫外線透過ガラス1,272 


初期ガラスの減少値666。48%減っています。


紫外線透過ガラスの減少値118。9%減っています。







こんな感じでしょうか?


数値が固定できないのでどの数値を抜粋するかは難しい所ですが、気になる方はご自身で数値を抜粋して計算してみて下さい。




減少パーセントの平均を取ると


初期ガラス46%、47%、48%右差し 47%。

紫外線が47%も減っています。



紫外線透過ガラス7%、9%、9%右差し 8.3%。

紫外線が8.3%減少しています。



取り出した数値の多少の誤差はあるとしても、歴然の違いです💦



初期ガラスでは、せっかく生成した紫外線を前面ガラスで47%もカット=吸い取られていたのです。

これを紫外線透過ガラスに変更することで8.3%に抑えられます。

残りの91.7%は昆虫達に見てもらえます。



53%が91.7%になるので、160%ですかね?

計算合っています!?



ワットに置き換えると、紫外線領域が、

53wから91.7wになるってことですよね!?



電池の容量や、ワット数を変えないで、ライトのパワーアップになるかもしれません。

いや、確実に、なります。




良い事のみを記載するやり方は好きではないので

(なるべく長所、短所、どちらも話す努力をしています。)、この改造前に話しておくべきことは、


①紫外線領域の数値は増えたが、可視光の部分はどう変わったのかは不明です。

そのままの可能性もありますし、通りやすくなった為に、増えている可能性もありますし、ガラスの性質が変わり逆に減った可能性もあります。

(ガラス自体が3mmから2mmへ薄くなったことも考えると、良くなっている可能性の方が高いかもしれません。)

また、可視光の部分が大切なら白色LEDや青色LEDや緑色LEDのみで捕る人がたくさん現れてもおかしくないですから、現状、出てきていないことを見ると、その部分は大切ではないのかもしれません。


入ってくる、偉い方々、歴戦の方々の話をまとめると、紫外線を含む複合的な波長で白く見えるものが有効なのかもしれませんし。


(とりあえず小型HIDでは紫外線量も一番多い、6,000kを推奨しています。)



 

②誤差かもしれませんが、ガラスが薄くなることで耐久性は下がります。


どれほど下がるかは不明です。

実際にこれは使っていて倒したりしないと分かりません。


初期ガラスでは、ライトを倒した際にガラスが割れたという修理事例は今まで一度もありません。


倒してしまい、合成樹脂のライトのカバーの方が割れたりした事例はあります。

紫外線透過ガラスに変えることで倒したらガラスまで割れてしまう事例が出てくるかもしれませんね。

とはいえ、1mmの差。

変わらないかもしれません。

気になる方は3mmで制作しても良いのでは?



あと、お金はかかります。





5枚で14,058円ですから、1枚3,000円ですかね💦

儲けは薄いガーン



とにかく、以上の結果を持って、お金を掛けて、これをやりたいのか、やりたくないのかは、各自が判断すべきだと思います。




個人的には、この数値を見たら、自分のライトは紫外線透過ガラスにしてみたくなりましたグラサン



(圧倒的にその日の環境に左右されますけど)

それでも体感で分かるほどに違うのか、この夏に使って報告したいと思います爆笑


数年前の話ですが、55wから75wへパワーアップした際も、本当に効果はあるのか?という感じで懐疑的でしたが、これだって明らかにライトから外に出ていく紫外線領域の数値が増えている訳ですから、最初は懐疑的でも、この先は定番になるのかもしれません。





交換したい方は、個別にお尋ね下さい。



過去にご購入して頂いた皆様へは

お届けの地域までの送料と3,000円で送らせていただきます。

(GIFUKUWAG●TA購入者へは送りません。)



新品ライトなら3,000円の加算で可能です。



こちらで交換する場合には往復送料と交換手数料(クリーニング含む)で1,000円とガラス代3,000円でお願い致します。

(往復送料と4,000円)


ご検討お願い致します。



とりあえず既製品の交換は繁忙期前の4月30日まででお願い致します。


送るのは随時可能です。




最後の最後に。

イワサキ電気さんのページを見て勉強してきましょう。



UVカットガラスと通常ガラスとは違いますが、イメージです。


あくまでもイメージです。
↓↓↓

↓紫外線透過ガラス採用



↓通常ガラス採用。

 


数値も出ましたし、これは採用一択だと思います!



2022年7月4日追記。
体験談も出てきました!!








お問い合わせは、こちらまで!





↓交換方法は、こちら!

 


簡単にできます。




体感も爆笑