皆さま、こんにちは!
台風の合間を縫って行ってきましたホンダドリーム。このショップも場所は最寄り駅から3.3㌔。予約をしてはくるくる変わる天気予報に踊らされ、豪雨の予報にキャンセルしたら晴れるの繰り返しに業を煮やして予約なしで突撃してきました。「数日前から予約入れたりキャンセルしたりしていた yoshi です」
さすが天下のホンダの余裕、本当は当日はやってないんだけど、と言いながら融通を利かせてくれました。がんばってフルフェイスのメットと合羽を持って駅から歩いてきてよかった。マシンの貸し出し前の確認も鷹揚で「普通に使っての傷は大丈夫ですよ」「立ち転けはどうなるんですか、基準はどこですか」「傷がつくときはどこか壊れてますよ」てな次第。
今回は必勝アイテムが準備してあるんです。「登山靴」です。ヤマハ MT03 はふりかえると大きさと重量に負けました(教習車よりはずっと軽かったけれど)。数字で見るかぎりはそれほどシート高は高いように見えなくても跨ってみて、なおかつ、動かしてみないと安心して乗れるかどうか分からない。それを覆すのは、いかに足で踏ん張れるか。これもスズキGSX が教えてくれています!
そのためには!なんとかして脚をながくする!!ためのグッズもちゃんと世の中にあるのですね、Amazon で検索かけたらぞろぞろと厚底ブーツをのリストが出てきました。靴も履かなければ分からないので、さっそく近くバイク用品店にゴー。つま先が5センチのライディングブーツを履いてみましたが、本革製でつま先が硬く、操作性がわるくなるんではないか?とどうも買う気になれませんでした。
そこで思いついたのが「登山靴」。長らくブログを読みにきていただいている皆さまはお気づきでしょう。昨年、富士登山のために誂えたモンベルです。その後、陽の目を見ることなく手入れもされずに自宅の隅にうっちゃり置かれていたのです。
出発もこちらも慣れてきたのをいいことに車体を路上まで出してもらう。どころか、左折の先まで押してってもらって今回の旅立ちの場面を設える。「それでは行ってきます」とクラッチを離した途端のエンスト。またもや車体の軽さに救われて持ちこたえ、今度こそ!
とりあえず二車線のバス道をまっすぐ突き当たりまで行って、そこで下りて反対車線に向きを変え、そこからひとつ裏側の住宅街の道を適当に左まわり、右まわりとぐるぐるしました。住民の皆さんは何ごとかと思った人もいたかもしれない。わりに坂が短い距離で上がったり下がったり。スタートするのが遅いので時折現れる対向車がこちら優先道路側にいてもでも右折してくれるのがありがたいのかありがたくないのか。
最後は同じ道を戻って、マシンを押して横断歩道を渡ればそこが出発点。と、思ったところでまさかの!横断歩道から歩道に上がる段差が乗り越えられない!!
交通の邪魔になってはいけない、と一生懸命押すのだけれどぜんぜん進まない。ショールームのガラス越しに見えるホンダのお兄さんたちの誰か、気がついて!!
そこにパトカーが通りがかる。「大丈夫ですか」「助けて!!!」
助手席にいたおまわりさんが車のドアを開いて助けに来てくれようとしたときに。今度こそホンダのお兄ちゃんが白馬に乗った王子さまがごとく現れました。「これうちの車ですよね」「そうです」「押しますよ」
お兄ちゃんの助けを借りてバイクは無事歩道に。そして、そのまま店の駐車場まで押してくれるあとをつきながら、新しいことに気がつきます。「よく見たらこれ、上り坂じゃん」万が一、自力で歩道に上れていたとしても、平地で押すのもやっとの自分はここできっと挫折していた。
前にも進めず、後ろにも行けない坂道ではいったいどうしたらよいのか。まず、横断歩道をバイクを押して渡るというのはなし、と心得る。できたら左側から帰ってくることができるルートを考える。ああなんか、バイクに乗る人はこうやって小さいミステイクをそれぞれの経験値として積み重ねているんだ。
「CB250と125の大きな違いって税金と高速乗れるかどうかだけですか」直球で聞いてみます。「並べてみますか」ありがとう。
双子のようなこの2台。「あっでも250は製造停止で」お兄ちゃんは言う。「たとえ在庫があったとしても、どうしてもこれが好き、というのでなければ新しいのを待ったほうがよいのでは」
昨日の教習所の女の子のように強く「これに乗りたい!」と思う気持ちの薄いわたし。すると、「乗りたいバイクより乗れるバイク」という優柔不断な基準になり、決めかねて迷走するうちにシーズンを逃してしまう。
早く決めて、一緒に過ごす年月を得意になる過程に使えばいいのに、というのが自分の人生と重なる。さまざまな英語関連の仕事にパートで従事し、転職に備えるために英語の勉強に時間を投資して、教員採用試験を受けたのは50を過ぎてから。そして、なってみると、英語力は一部分に過ぎず、トレーニングしたこともない校務分掌がふられて、同年代より明らかに仕事ができないことを露呈する。
自分が高校を卒業したときの志望する進路は教員だったのだから、さっさと先生になっちゃえばよかったのだ。もっと若くてスタミナのある私は(メンタルはもっと弱かったけれど)きっともうちょっとましな先生になれてたのだ(たぶん)。しかし、わたしのキャリアは階段を上るように築かれてきた。新しい挑戦の先に、次の目標、次の目標、と。その先が、いまの職業に行き着いた。大学を卒業したばかりの自分は自分のような不完全な者には務まらないと尻込みをしたのだった。未経験ななにかでもとりあえずやってみることで最初の自分が思ってもみなかった場所に行けるようになることを知らずに。
話をバイクに戻して、とはいえ、自分がバイクを楽しめる時間は限られている。10年は乗れないんじゃないかと思う。20年後なんて生きてる気もしない。あまり迷っている暇はない。
志望校の決まらない高校生もこんな感じなのかなとふと思った。しかし、高校生ならまだしも、やりたいこと、欲しいものが自ずと決まる自画像が作りきれていない自分を残念に思う。だからいまやっているのだと気をとりなおし、来週のカワサキに備えたいと思う。
