子供時代は、ハムスターを野良化
可愛いハスキー犬のした事なら
車のシートに、おトイレされても
黙って、シートに水をかけて丸洗いする私です。
そのハスキー犬が、2歳になった年に
私は、就職し
ハスキー犬が4歳になった時に、結婚して
私は地元を離れました。
職場で落ち込んだ時・ちょっと寂しかった時
いつも姉の家に行っては、ハスキー犬に慰めてもらっていた私。
モフモフの毛に、顔をスリスリしても
フカフカの耳を、もみもみしても
怒るどころか、ずっと傍にいてくれたハスキー犬。
「まるで、私の気持ちが判るみたいだよね~」と
その頃は、姉と笑いながら話していましたが
いまなら、はっきり判る。
あの時、ハスキー犬は、私の気持ちを察して
傍にいてくれたんだということが。
結婚後に、移り住んだ町は
地元から車で3時間弱と、少し遠くて
なかなか「いますぐ会いに行く!」という距離ではないので
寂しい気持ちでいっぱいでしたが
帰省した時は、必ず会いにいき
会えなかった分、たくさん遊んでいました。
姉いわく
「ウチのハスキーに会いに帰ってくるみたいだね(笑」
そう言われるほどでした(苦笑
結婚した翌年
私には長女が生まれましたが
ハスキー犬は、長女にも、とても優しく接してくれました。
吠えたり、飛び掛かったりしたことはなく
長女が差し出す手を、匂いを嗅いだりぺろっと舐めたり。
長女が少々乱暴に撫でても
唸ったり、怒ったりすることなく、撫でさせてくれました。
長女にとって「初めての犬」が
この優しいハスキー犬でしたから
長女も、私に負けず劣らずの「大の犬好き」になりました。
幼稚園・小学生の時には
「うちも犬がほしい!犬が飼いたい!」と、年に数回言ってましたが
同居を始めた、私の父が強く「ダメだ」と言うことと
また、長男が生まれたこともあって
長女は、いつしか「犬を飼いたい」とは言わなくなりました。
私も子供時代、「犬を飼いたい!」と何度も言って
その度に、私の父は「ダメ」としか言いませんでしたが
長女(私の父にとっては孫)が
私と同じように、「犬を飼いたい!」と言うようになって
なぜ「ダメなのか?」を、初めて知りました。
私の父は、犬を飼って
その犬が病気や怪我をした時に、苦しい姿を見るのが嫌だと
その犬が死んでしまった時に、悲しい思いをするのが嫌だと
そう言ってました。
その気持ちを聞いた時
私の父も、動物好きだったんだと知りました。
動物を「飼う」いう事への責任。その重さ。
大人になり、子供ができ、親になったからこそ
その責任の重さが、よく理解できました。
でも、子供達の「飼いたい」気持ちも理解できる。
子供の頃の自分もそうだったし
大人になってからも「飼いたい」気持ちはあったから。
私の父の気持ち・私の気持ち・子供達の気持ち
少しづつ汲み取って
子供達が、それぞれの気持ちを理解してくれる言葉を選んで
「だから、ウチは飼えないんだよ」と話していました。
「いつか。そうだなぁ。お前達(長女・長男)が大きくなって
就職して、家をでたら。
そうなったら、ママ(私)は犬を飼おうかな。
そうしたら、ウチに帰ってくる度に犬に会えるでしょ」
子供達には「ママだけ、ずるーい!!!!」と、言われましたが
理解してくれるように話したこと
ずっと「ダメ」なんではなく、もう少し先に飼うことにしよう
お前達(子供達)が、もう少し大きくなってから
そう話していたから
長女は「飼いたい」と言わなくなった
飼うことを諦めたのかなぁと思っていました
・・・が。
それから数年後。長女中学2年・長男小学2年の秋。
我が家は、急転するのです。
・・・続く。