またコアなアイテムのリリースです.
そのアイテムとは,ジェフ・ベック(Jeff Beck)が,1975年3月にリリースした 『 Blow By Blow (ギター殺人者の凱旋) 』 の特殊バージョンでもある 「 8 Track Quadraphonic Tape 」(8トラック・クアドラフォニック(4ch)・テープ)を収録した 『 Blow By Blow 8 Track Quadraphonic Tape (No Label) 』 なのです.
メーカー情報では
『単なるミックス違いではなく、通常盤とは異なるテイクも盛り込まれた「別バージョン」の「BLOW BY BLOW」
「聴いた事のない大名盤の別バージョン」「異次元のBLOW BY BLOW」との大絶賛を巻き起こした伝説名盤が復活! 新たなアートワークで復刻リリース決定です。
そんな本作の正体とは、ジェフ・ベックの代名詞的名作『BLOW BY BLOW』の特殊バージョン。かの大名盤の「クアドラフォニック(4ch)・8トラック・テープ」を精緻にCD化したものです。この通称「8トラ」は60年代からアメリカのカーステを中心に隆盛を極めたカセット・メディアで、80年代前半までかなりの数のアルバムがLP・カセットと並行して公式リリースされるほどでした。その中でも限られたいくつかの作品には激レアな「クアドラフォニック版」も制作された。『BLOW BY BLOW』もそのひとつだったわけです。
通常の「8トラ」は2chステレオで、クアドラフォニック版には専用の再生機が必要です。しかし、そこをあえて「2chステレオ」のプレイヤーで再生すると、「4ch→リア/フロント2種の2chステレオ」に分離する。本作は、これを『BLOW BY BLOW』で行ったもので、「リア」「フロント」のステレオ2種を、2枚のCDに分けて収録しているのです。
こうした特殊な音源でも、肝心なのは聴いて「凄い!」と思えるか否か。どんな珍盤だろうと聴いて感動しなければ意味がないわけですが、本作にその心配は不用。紛れもなく光り輝く秘宝盤! 特殊な過程を経てでも、作らねばならない最高の音楽が詰まっているのです。
本作のそれぞれ異なるチャンネルをディスク1枚ずつにまとめています。まずDISC 1ですが、これは言わば「リア・チャンネル」アルバム。曲にもよりますが、ジェフのリードギターが遠かったり、ソロが抜けていたりする反面、バッキング・ワークは鮮烈で、マックス・ミドルトンも大活躍する1枚です。1曲ずつご紹介していきましょう。
【DISC 1(リア・チャンネル)】
●1. You Know What I Mean: ベックの主旋律がフィーチュアされたテイク。オブリガード等は入っていない非常にシンプルなテイクですが、オフィシャルでは聴けないギター・ソロの長いフィード・バックがリアル!
●2. She's A Woman: ローズとドラムがメインに聴こえ、まるでレゲエ調の別の曲のように聞こえるテイク。トーキング・モジュレーターは入っていますが、ベックのギター・パートは入っていません。
●3. Constipated Duck: ベックの主旋律がなく、カラオケ的なテイクになっています。
●4. AIR Blower: オリジナル・アルバムにかなり近いのですが、ギター・ソロがありません。
●5. Scatterbrain: なんとギター・レスのテイク。ローズのソロ/バッキングが生々しく聴こえ、ミドルトンの演奏を味わうには最高です!
●6. Cause We've Ended As Lovers: これもギターが遠くで鳴っていてカラオケ的ですが、ローズのうねりが新鮮です。
●7. Thelonious: ギターの主旋律がありません。ただし、クラビネット、ワウ・カッティングとドラムが目立ってとってもファンキー!
●8. Freeway Jam: ベックの主旋律の多重録音の方が聴けるテイクです。メインのリード・ギターは(ソロを含め)遠くで鳴っていて、ローズが目立っています。
●9. Diamond Dust: これまたギター・レスのカラオケ的なテイク。
そして、DISC 1以上に重要なのがDISC 2の「フロント・チャンネル」。こちらはDISC 1とは反対にジェフのテーマ、オブリガート、ソロが縦横無尽に大爆発!
名シンガーがアカペラで歌えば、伴奏付きとは別次元の感動バージョンが生まれますが、そのギター版なわけです。さて、こちらも詳しくみていきましょう。
【DISC 2(フロント・チャンネル)】
★1. You Know What I Mean: ベックのカッティングがなく、主旋律をフィーチュア。オブリガードが生々しく、フレーズの発見も多数。これは凄い!
★2. She's A Woman: ドラムが小さく、ベックのフロント・ギターとベースが中心のテイク。特徴のあるローズのバッキングがないので非常に妙な感じがします。
★3. Constipated Duck: ベックの音が生々しく、最高のテイク! ドラムが遠くで鳴っています。
★4. AIR Blower: これまたドラムが小さめ。後半で剥き出しになるベース・ラインが面白い。フィル・チェン・ファン必聴ですよ。
★5. Scatterbrain: ギターが全編で炸裂し、テーマ/ソロすべてがダイレクトに響く。なんという感動のテイクなんでしょう! ユニゾンが少し弾けていないのが驚きです。この名演中の名演が、まさかの“弾けてない”。コピーできない味の秘密はこれだったのか……!?
★6. Cause We've Ended As Lovers: これまたベックのギターがフィーチュア。ソロなども生々しく聴く事ができる大感動のテイクです。
★7. Thelonious: クラビネットが目立ちつつ、リード・ギターも素晴らしい。ドラムは小さめ。
★8. Freeway Jam: これまた、ベックがめちゃくちゃ目立つ必聴テイク! ホント、天才の天才たるゆえんが爆発しています。
★9. Diamond Dust: ベースとドラムが微かに聴こえ、ベックとストリングスが世界を作り上げる非常に幻想的なテイクで本作は幕を閉じます。
以上、2種の異なる『BLOW BY BLOW』です。味気なく言うなら「正規盤を2種ミックスに分解したアルバム」なのですが、この言葉から連想する「パーツ感」がほとんどないから驚きです。
そもそも「リア/フロント」は、本来同時に鳴ることが想定されていますから、本作でも完全に分離されてはおらず、互いのサウンドが遠くに聞こえる。これが音楽総体のイメージを柔らかく伝え、美しい「音楽作品」としても聴けてしまうのです。織物に例えるなら、本作は「タテ糸模様」と「ヨコ糸模様」の2枚に分かれているようなもの。1枚の布を完全に解いてしまったらただの糸ですが、本作はそこまで分解されてはおらず、それぞれにパーツではあるものの、「音楽全体の中から浮き立つ一部」として十二分に美しいのです。
しかも、元となる織物に描かれているのは、一瞬でギター史を塗り替えた超名画。その意匠の意図やこだわりがより鮮烈に、よりダイレクトに聞こえてくるのですから、その旨味は計り知れないほどに深いのです。あまりにも新鮮な「BLOW BY BLOWの別の姿」であり、まさに文化遺産以外の何物でもない絶対名作。ここに堂々の復活です。
★『BLOW BY BLOW』の別ミックス・アルバム。公式リリースされた「クアドラフォニック(4ch)・8トラック・テープ」からデジタル化されており、「リア・チャンネル(DISC 1)」と「フロント・チャンネル(DIOSC 2)」の2種に分けてCD化。単なるミックス違いではなく、通常盤とは異なるテイクも盛り込まれた「別バージョンのBLOW BY BLOW」をタップリ楽しめる絶対盤です。』
Blow By Blow 8 Track Quadraphonic Tape (No Label)

Taken From The Original US 8 Track Quadraphonic Tape [EAQ 33409]
Disc 1 / Rear Channel
01. You Know What I Mean
02. She's A Woman
03. Constipated Duck
04. Air Blower
05. Scatterbrain
06. Cause We've Ended As Lovers
07. Thelonious
08. Freeway Jam
09. Diamond Dust
TOTAL TIME (44:37)
Disc 2 / Front Channel
01. You Know What I Mean
02. She's A Woman
03. Constipated Duck
04. Air Blower
05. Scatterbrain
06. Cause We've Ended As Lovers
07. Thelonious
08. Freeway Jam
09. Diamond Dust
TOTAL TIME (44:37)
Air Blower [Rear Channel]
Scatterbrain [Rear Channel]
Air Blower [Front Channel]
Scatterbrain [Front Channel]
そして,本アイテムの初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り,過去,ギフト・アイテムとして配布されており,クアドラフォニック本来の姿を垣間見せる 『 Blow By Blow US Quadraphonic LP (Special Bonus CDR) 』 が特別に付属しています.
本編のアイテムとギフト・アイテムでトラックの切り方が異なります(”Scatterbrain”)
メーカー情報では
『本編プレス2CDは、公式の激レア・アイテム「クアドラフォニックの8トラ・カセット」を使用した伝説盤。「リア/フロント」に分かれたからこそ生まれた意外な魅力は、それはそれは新鮮で、大名盤の意外な表情に心ときめくものでした。しかし、それが素晴らしいほどに「本来クアドラフォニックMIXは、どう聞こえるものなのだろう?」と思ってしまうもの。そこで、クアドラフォニックのLPから「2chステレオ」に起こされたスタジオ作品のボーナス付属が決定いたしました。
もしかしたら、本作を聴いて方は「確かにミックスは違う。しかし……」と言い淀んでしまうかも知れません。実際のところ、クアドラフォニック・ミックスも通常の2chステレオに落とし込んでしまうと、その違いはかなり小さくなってしまうのが現実です。では、本作に意味がないのか? と言うと、それもまた違う。実は、本作のサウンド自体に光り輝く価値があるのです。
実のところ『BLOW BY BLOW』のクアドラフォニック盤は古くから定番でして、当店でもギフト盤等でお馴染み。これは高音質盤として知られており、ギフト盤でも「正規CDよりも音が良い!」と話題になり、ミックスよりも音質を目当てにしたマニアが殺到ました。今回は、そのサウンドがさらにアップグレード。アナログ特有の自然な鳴りはそのままに、スクラッチノイズはもちろんのこと「人間の耳に聞こえるかどうか」といった、わずかなノイズまで綺麗に処理されたサウンド。それこそ「究極のBLOW BY BLOW」と呼ばれたほどの銘品なのです。
本編プレス2CDは、「聴き馴染んだ通りなのに、初めて聴いた」というパラレルワールドでした。それに対し、本作は「美化された思い出が現実に聞こえる」アルバムとでも言ったところなのです。違った形ながら「思い出を超えるサウンド」を実現したプレス2CDとボーナスCDRのセットです。ぜひ、併せてお腹いっぱい/胸いっぱいにご堪能ください。』
Blow By Blow US Quadraphonic LP (Special Bonus CDR)

Taken From US Quadraphonic LP [PEQ 33409]
01. You Know What I Mean
02. She's A Woman
03. Constipated Duck
04. Air Blower
05. Scatterbrain
06. Cause We've Ended As Lovers
07. Thelonious
08. Freeway Jam
09. Diamond Dust
TOTAL TIME (44:38)
Air Blower
Scatterbrain
[参考]
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#2024-09-04







