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 商品を 2組購入すると希望者に配布されるギフト・アイテムとして,また掟破りというかコアなアイテムが登場しました.
 最近,このようなオフィシャル系のギフト・アイテムが増えましたね.

 今回はジェフ・ベック(Jeff Beck)が1975年3月にリリースした 『 Blow by Blow (ブロウ・バイ・ブロウ) 』 を,SONY開発の SBM(Super Bit Mapping)技術により収録し,1994年に Master Sound Seriesとしてリリースされた 『 Blow by Blow [MasterSound SBM 24-Karat Gold CD (EK 64407)] 』 をトランスファーした 『 Blow By Blow US SBM CD : Master Sound (Gift CDR) 』の登場です.

 聴いてびっくりの素晴らしい音で正直驚きました.
 ギフト・アイテムなので,プレスCDでは無いのですが,将来的に商品(プレスCD)としてリリースされそうな予感もします(笑)

 メーカー情報では
 『DSD、xrcd、DIGITAL K2、HDCD……90年代から2000年代初頭にかけて登場した数々の高音質盤CD。
 そんなテクノロジーの進化で生まれ変わった大名盤『BLOW BY BLOW』がギフト・リリース決定です。
 そんな本作の正体は、1994年にリリースされた米国SBM CD『BLOW BY BLOW(EK 64407)』。上記のように様々な高音質CDが登場したわけですが、SMB(Super Bit Mapping) CDは1991年に登場し、その先鞭を切った新技術でした。当時はアナログ名盤のCD化が一大最盛期を迎え、リスナーの耳も肥え始めた頃。80年代後期の盲目的な“CD=ハイクオリティ”の絶対信仰が薄らぎ、「冷凍庫に入れると高音質になる」「カッターで直線の傷を入れるとクリアになる」といった迷信段階も超えて「CD化自体の良し悪し」が語られるようになっていました。そこでソニーが導入したのがSBM技術。ベーシックなCD規格でありながら、従来のCD化とは次元の異なるナチュラル・サウンドを実現。その成功が各社の新技術CD競争の端緒にもなったのです。

 誤解のないように付け加えますと「SBM CD」はいわゆるイコライジング加工によるリマスターの事ではありません。そもそも「SBM」とは、CD化に際してロスを減らす技術。アナログから20ビット以上の高レートでデジタル化したとしても、CD規格はあくまで16ビット。音声データを落とさないと収録できません。通常のCD化は最初から16ビットでデジタル化するか、高データを16ビットに落とし込むわけですが、ここで登場するのが「SBM」。
 16ビットに落とす際に無作為にデータを切り捨てるのではなく、人間の聴覚特性に合わせ、波形カーブを調整する技術なのです。つまり、アナログの滑らかな波形が「山」だとすれば、デジタルは「階段」。20ビット以上は1段1段が細かいわけですが、通常CDは一律に段を大きくして雑なサウンドにしている。それに対して「SBM」は人間の耳に沿って省く波形を選び、より細かい階段に聞こえるようにしているのです。
 やや分かったような分からないような話ですが、これをアニメに喩えてみましょう。アナログの滑らかな波形はいわゆる自然の光景で、デジタルはパラパラ漫画だとしましょう。20ビットは絵の枚数が多く滑らかに動くわけですが、16ビットは絵が省かれ、カクカクした動きになるわけです。通常のCD化では一律に枚数を減らしていますが、「SBM」は描かれる動きの速さや人間の目に残像が残りやすい色を選んで省き、枚数が減っているように感じない……という感じです(あくまでイメージの比喩です)。
 しかも、この「SBM」は古臭い過去の遺物でもありません。CDでの実用化は1991年と早かったものの、その後に一般化。さらに映像用の技術にも転用され、ブルーレイにも搭載されるようになっているのです。ここで逆に湧くのが「じゃあ、現代のCDと同じ?」という疑問なのですが、ここでポイントになるのがアナログの経年劣化。たとえマスター・テープを精密に保存していたとしても、時間が経つほど磁気が消失する事は免れず、早い時期ほど録音された際の音声が残されている。つまり、早い時期に開発された「SBM」でデジタル化されたCDはマスター・テープの劣化も少なく、現在もなお光り輝くサウンドを保持しているわけです。
 長い話になってしまいましたが、本作はそんな初期SBM CDの『BLOW BY BLOW』なのです。そのサウンドはナチュラルで実に美しい。初期CDと比べても鳴りが圧倒的に細かく、実に艶やかなのです。例えばベースなどの重低音。初期CDでは長音が消えゆく端っこがサッと消えていたのに対し、本作では聞こえる限界の超弱音までヴァイヴの振動が感じられるのです。もちろん、これはあくまで一例。ギターのカッティングやシンセの立体感、ドラムの1打1打に至るまで、すべてのノートが繊細になっている。もちろん、後年のリマスターCDのように音そのものをいじっているわけではないので、その加工感のないバランスや鳴りも極めて自然なのです。

 このCDがリリースされてから、すでに25年。その間に音そのものを加工するデジリマが世間を席巻し、言語道断の音圧競争(ラウドネス・ウォー)まで勃発してしまいました。現代ではそうした加工時代も通過し、“本来の音”を求めるようになりましたが、そんな今だからこそ初期SBM CDの真価が輝いてもいるのです。ナチュラル志向に回帰した現在だからこそ再評価されるべき初期SBM。その自然なサウンドで紡がれる大名盤『BLOW BY BLOW』。ぜひ、この機会にご体験ください。』

Blow By Blow US SBM CD : Master Sound (Gift CDR)
 
 Taken From The Original US SBM
 Super Bit Mapping 24 KT Gold CD (EK 64407)
 Master Sound Series Released in 1994

   1. You Know What I Mean
   2. She's A Woman
   3. Constipated Duck
   4. Air Blower
   5. Scatterbrain
   6. Cause We've Ended As Lovers
   7. Thelonius
   8. Freeway Jam
   9. Diamond Dust
   TOTAL TIME (42:35)

 ※) 元がオフィシャルなので音源は貼り付けませんが素晴らしい音です.





[参考]
 Blow by Blow
[MasterSound SBM 24-Karat Gold CD (EK 64407)

 

ブロウ・バイ・ブロウ
- SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディション -
(紙ジャケット仕様)



ブロウ・バイ・ブロウ
(期間生産限定盤)



ブロウ・バイ・ブロウ
Blu-spec CD




 SONY
 Mastersound (SBM) 24-Karat Gold CD Releases

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#2019-07-09