バイセル




 4月13日(土)の夜と言うか夕方は,相鉄本線相模鉄道)の 希望ヶ丘駅から,徒歩1分の Jazz Live house CASK にて行われた,ユーフォニアム(Euphonium)奏者:海野百合香さんのリーダー・ライヴ 『 Yurika Umino Quintet 』 へ.

 2カ月に一度位の頻度で,ホームとも言えるこの会場:Jazz Live house CASKで定期的に演奏をしている 海野百合香さんですが,今回は何時ものメンバーでのカルテット編成ではなく,本来はベース奏者でレジェンドの 古野光昭さんおよび,古野光昭さんと一緒に演奏しているメンバー(ピアノ:福井実さん,ドラム:小松伸之さん)を配したカルテット編成でのライヴ予定でした.

 
 変更前のフライヤー

 古野光昭さんは,少し前から体調不良でライヴ出演を中止していたので,少し心配ではありましたが,残念ながら,この日も 古野光昭さんが体調不良とのことで,メンバーに変更があり,サックスに 菅野浩さん,ベースに 古谷悠さんを配した,フロント二管のクインテット編成でのライヴへと変更になりました.

 
 変更後のフライヤー

 開場予定時刻の 1時間弱前に希望ヶ丘駅に到着.

 

 少し時間があった関係で,「 町中華で飲ろうぜ 」 では無いですが,近くにある 餃子の王将 で,軽く時間調整(笑)

 
 写真はイメージです(笑)

 そして開場予定である 17時30分の 5分前位に会場へ.
 開場待ちの方は,お一人のみでした.

 

 定刻通りに開場.
 受付をして案内された席へ.

 

 フードとドリンクを注文し,開演を待ちます.
 開場,開演の間が 30分と言うのは,有難いです.
 今回は,写真を撮り忘れましたが,生ビール(ハイネケン)と,キーマカレーを注文.

 

 開演予定時刻が近付くにつれて,客席はどんどん埋まり,定刻には,満席に.

 定刻になり,メンバーがステージに登場.
 1st Set のオープニングを飾ったのは,海野百合香さんのライヴでは,時々,セット・リストに加わる ジミー・ヴァン・ヒューゼン(Jimmy Van Heusen)の ”It Could Happen To You”.

 

 菅野浩さんのオリジナルで ”Bossa July”.
 この曲は,ポール・デスモンド(Paul Desmond)の ”Bossa Antigua” のコード進行を使用した,オマージュ的な曲とも MC で言っていました.

 

 今度は,福井亜実さんのオリジナルで ”Moon Waltz”.
 この曲は過去にも 福井亜実さんのライヴで聴いたことがありますし,確か 3枚目のアルバム 『 New Journey (ニュー・ジャーニー) 』 に収録されている曲で,私的に好きな曲.

 

 ここで,一旦,海野百合香さんが抜けて,海野百合香さんを除いたカルテット編成で,ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael)の ”The Nearness Of You”

 

 1st Set 最後は,再び,海野百合香さんが加わってクインテット編成で,クラリネット奏者で,海野百合香さんの師匠でもある 谷口英治さんが,ユーフォニアムの為に作ったオリジナルで,1月14日(『 Yurika Umino Quartet @ 渋谷 JZ Brat 2024‐01‐14 』)が初演の ”Samba Do Mar” を演奏.

 
 
 
 30分前後のブレイクを挟んでスタートした 2nd Set は,菅野浩さんのオリジナルで ”Paris Lane”(”パリの小径”) からスタート.
 タイトルが合って入るか微妙ではありますが,この曲は,Youtubeにライセンス無しで使用できるよう登録しているようなので,ご興味のある方は探してみて下さいとも言っていました.

 

 ここで,一旦,菅野浩さんが抜けてのカルテット編成で,ジミー・ヴァン・ヒューゼン(Jimmy Van Heusen)の ”Darn That Dream” を演奏.

 

 更に,海野百合香さんも抜けて,ステージ上はピアノ・トリオにで,カルロス・リラ(Carlos Lyra)の ”Influência Do Jazz” を演奏.
 私的に,この曲は,久し振りに聴いた感がありました.

 

 そして,再度,クインテット編成になり,スローで,柔らかく,暖かい感じの曲で,海野百合香さんのオリジナル:”春の雨” を演奏.
 時期的には,一雨,一雨毎に,暖かくなっていく,丁度,今の季節を想定して書いた曲なのでしょうね.
 
 

 2nd Set 最後は,ジーン・ド(デ)・ポール(Gene de Paul)の ”I'll Remember April” を演奏.
 多分,この時期,色々なジャズ・ライヴでも演奏される曲だと思いますが,4月のライヴと言うこともあって,セット・リストに加えられた曲なのでしょうね.

 
 
 満員の会場から大きな拍手があり,それが徐々にアンコールを望む手拍子に変わり,演者はステージ上に残ったままアンコールへ突入.
 アンコールに応えて演奏された チャーリー・パーカー(Charlie Parker)の ”Now's The Time” を演奏.
 この ”Now's The Time” は,各パートの長めのソロ回し含めて素晴らし過ぎと言うか,ある意味圧巻でした.

 
 
 ライブは,フロント二管のクインテット編成をメインに,サックスをフロントにしたカルテット編成,ユーフォニアムをフロントにしたカルテット編成,ピアノ・トリオ編成等,曲により編成を変えての演奏で,1st Set が55分前後,2nd Set + Encore で 70分超と,非常に楽しめました.

 そして,古野光昭さんとも,是非ともリベンジで共演して欲しいところですね.

 


 [Member]
  Hiroshi Sugano : Alto Saxophone
  Yurika Umino : Euphonium
  Ami Fukui : Piano
  Yu Furutani : Bass
  Nobuyuki Komatsu : Drums
 
 [Set List]
  1st Set
   01. It Could Happen To You
   02. Bossa July
   03. Moon Waltz
   04. The Nearness Of You
   05. Samba Do Mar
 
  2nd Set
   01. Paris Lane
   02. Darn That Dream
   03. Influência Do Jazz
   04. 春の雨
   05. I'll Remember April
      [Encore]
   06. Now's The Time


 おまけ
 


[参考]
 Yurika Umino Quartet 「I Want To Be Like That」PV
 

 I Want To Be Like That
 
 [収録曲]
  01. Social Call
  02. O Gato
  03. 春の雨
  04. All The Things You Are
  05. Coffee Break
  06. I Want To Be Like That
  07. Skating In Central Park


 Baritone Horn & Guitar Duo YURIKA UMINO · RYOSUKE NOUCHI
 
 Only The Good Things !
 
 [収録曲]
  01. Emily
  02. Autumn Leaves
  03. The Girl From East 9th St.
  04. Days Of Wine And Roses
  05. Everything Happens To Me
  06. Bluesette
  07. くものちはれ
  08. Letter From Home


MAU SAC