【シーボディ】ミネラルバスパウダー


 






 1月14日(日)は,渋谷駅から程近い セルリアンタワー東急ホテルCERULEAN TOWER TOKYU HOTEL) 2Fの JZ Brat Sound Of Tokyoにて行われた 「 Euphonium Revolution 」 と題された,ユーフォニアム(Euphonium)奏者:海野百合香さんのリーダー・バンド:Yurika Umino Quartet のライヴへ.

 昼公演ということで,13時00分開場,14時00分開演という時間設定.

 

 Yurika Umino Quartet は,リーダーでユーフォニアム(Euphonium)の 海野百合香さんを筆頭に,ギターに 野内遼介さん,ベースに 入船裕次さん,ドラムに 森永哲則さんを配したカルテット編成.
 特に,今回は 「 Euphonium Revolution 」 という事で,名古屋から同じくユーフォニアム奏者の 照喜名俊典さんを,ゲストに迎えてのライヴで,フロントが ユーフォニアム 2管ということもあり,告知された時から楽しみにしていたライヴ.

 この日は,何時もと異なり,予約順では無く,入場順で席順が決定するとの事で,少し早めに移動し,横浜から東急東横線で渋谷駅へ.
 徒歩,数分程度で,会場ですが,コロナ禍以降,初めて来ました.

 

 会場到着は,開場時間15分前.
 既に数名の開場待ちの列ができていました.

 

 定刻通りに開場・受付

 

 人数的にも,相応に予約が入っている関係か,受付の際には 「 相席をお願いします 」 と,また JZ Brat Sound Of Tokyo では珍しく 「 写真撮影はOKですが,フラッシュには注意してください.動画の撮影はNGです 」 の一言があり,案内された席へ.
 今回は,会場を借りてのライヴという形態らしく,通常の JZ Brat Sound Of Tokyo企画のライヴとは異なっているようです.

 

 ドリンクとフードを注文.
 昼食も兼ねていたので,少し多めに(笑)
 
 ボトル・ワイン,マルゲリータピッツァ,日南鶏のモチコチキン(ハワイ風唐揚げ)

 このお店では,アーティスト・カクテルがあるのですが,この日は,Audrey(オードリー)の名称のカクテルでした.
 この名前だけで私的には気付きましが,途中の MC でも言っていたように,ご本人が オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn)が好きなことから,この名前となっているんですね.

 
 
 ステージ上にはパフォーマンス撮影用に数台のカメラが設置されていたので,後日,何らかの形で公開されるのでしょう.

 開演時刻が近付くに従い,客席は粗満席状態.
 開演時刻を少し遅れて,演者がステージ上に登場.
 
 1st Set は,最近,割と演奏される曲で,ピアニストの フレーディ・レッド(Freddie Redd)の ”Time To Smile” がオープニングを飾ります.

 

 ここで,ゲストでユーフォニアム奏者の 照喜名俊典さんが呼び込まれてステージ上に登場.

 ここからフロント 2管での演奏がスタートです.
 曲は,MCでも言っていましたが,自身の師でもあり,クラリネット奏者の 谷口英治さんが,この日の為に 2管用にアレンジした デューク・エリントン(Duke Ellington)の ”Do Nothin' Till You Hear From Me”.

 

 続けて,何と,フレデリック・ショパン(Frédéric Chopin)の ”Nocturne” が演奏されます.
 ユーフォニアム自体はクラシック系オーケストラでも使用されるので,不思議では無いのですが,正直,ユーフォニアムでの演奏は,初めて聴きましたが,ジャズ風にアレンジされていました.

 

 自身のオリジナルで 「 ニューヨークの想い出を曲にした 」 とも,過去のMCでも言っていましたし,この日の MCでも 「 2019年にワールド・トレード・センター・ビルの跡地を観に行き,それまで他人事だと思っていたが,日本人の名前が彫られているのを目にした時に,今の普通の生活は当り前では無いんだな 」 と感じ 「 平和になって欲しい 」 との想い・願いから作った ”Dear Wish”.

 

 この曲は 「 ギリギリまでセット・リストに入れるつもりは無かった 」 ようですが,年初の 能登半島地震や羽田空港で発生した 日本航空516便衝突炎上事故 等の悲しいニュースがあった中で 「 普通にしているのが当たり前ではない 」 と感じて貰えればと想い,久し振りに演奏したとも言っていました.

 

 私的に聴くのは,多分,今回が 2回目だと思うのですが,良い曲です.1st アルバム製作前に作っていたはずですが,未だアルバムには収録されていない曲.

 ここで,一旦 照喜名俊典さんがステージを下ります.

 海野百合香さんが,今回のライヴのタイトルでもある 「 Euphonium Revolution 」 に関して森永哲則さんに振って,森永哲則さんから 「 ジャズの世界でも,ユーフォニアムが当たり前となるように布教したい,今は参考となるユーフォニアムのジャズ・アルバムも殆ど無い状態なので,海野百合香さんがパイオニアになれれば,また,このカルテットが50年後に定番の編成になれれば 」 との想いから「 Euphonium Revolution 」 とのタイトルとしたとの説明がありました.

 

 そして,1st Set 最後は,自身 「 オードリー・ヘプバーンの生き方が好きで,自分もそんな風になりたい 」 との想いから作った曲で,2022年10月にリリースされた 1st アルバム 『 I Want To Be Like That 』 のタイトル・チューンでもあり,このバンドの看板になる曲:”I Want To Be Like That” を演奏.

 
 
  
 暫しのブレイク後の 2nd Set は,野内遼介さんとのデュオで,1st アルバム 『 I Want To Be Like That 』 の最終トラックに収録されている ”Skating In Central Park” がオープニングを飾ります.
 全然関係ないでしょうけど,1st Set 最後の ”I Want To Be Like That”,”Skating In Central Park” はアルバム収録順となっていますね.

 

 ここで,照喜名俊典さんが登場し,この日の為に,谷口英治さんが,フロント 2管用に作曲した ”Samba Do Mar” が演奏されます.
 因みに ”Samba Do Mar” は 「 海のサンバ 」 の意味で,「 海の 」と 「 海野 」 をかけているとの話も.

 

 ここで,照喜名俊典さんが,一旦ステージを下り,再度,カルテット編成で,1st アルバム 『 I Want To Be Like That 』 収録で,「 一番好きな曲 」 と MCで言っていた,ジェローム・カーン(Jerome Kern)の ”All The Things You Are”.

 

 再度,照喜名俊典さんが登場し,フロント 2管で,1st アルバム 『 I Want To Be Like That 』 収録されているオリジナルの ”春の雨” を演奏.”春の雨” は,2管だと音の豊かさや厚みがあり良い感じでしたが,少し 2管部分のハーモニーや演奏が不安定な部分も見え隠れしてました.
 この曲は,演奏前や過去の MCでも言っていますが,コロナ禍の STAY HOME(外出自粛)期間中に 「 冬の寒くて冷たい雨が降り,だんだん春に近付いて行くように,先行きが見えない時も少しづつ前に進んで行けたら 」 との想いから書いた曲で,その背景とユーフォニアムの暖かい音が合います.

 

 2nd Set 最後は,谷口英治さんのオリジナルで,ツインベースの為に書いた曲を,谷口英治さん自身が,ユーフォニアム 2管用にアレンジし直した ”Two Bass Hits”.

 

 そして,そのままアンコールに突入し,ディズニー映画 「 Pinocchio (ピノキオ) 」 の劇中歌で,今やジャズのスタンダード的な位置付けともなっている ”When You Wish Upon A Star” を演奏し,この日のライヴを終了しました.

 
  
 アンコールが終了し,この日のパフォーマンスは全て終了.

 

 フロント(ユーフォニアム) 2管は,初めて聴きましたが,これは良いです.凄く楽しめましたし,聴き入っていて,あっという間の終演時間でした.
 会場には,海野百合香さんの師であり,今回の 2曲(”Do Nothin' Till You Hear From Me”,”Two Bass Hits”)のアレンジと,新曲(”Samba Do Mar”)を提供してくれた,クラリネット奏者の 谷口英治さんの姿もありました.

 演奏終了後に,メンバーは出口のところへ行き,お客さんのお見送りを!
 JZ Brat Sound Of Tokyoでは良く見る光景です.

 


 [Member]
  Yurika Umino : Euphonium
  Ryosuke Nouchi : Guitar
  Yuji Irifune : Bass
  Tetsunori Morinaga : Drums

  [Special Guest]

   Toshinori Terukina : Euphonium


 [Set List]
  1st Set
   01. Time To Smile
   02. Do Nothin' Till You Hear From Me (%) (#)
   03. Nocturne Op.9, No.2 (#)
   04. Dear Wish (@) (#)
   05. I Want To Be Like That (@)

  2nd Set
   01. Skating In Central Park
   02. Samba Do Mar (&) (#)
   03. All The Things You Are
   04. 春の雨 (@) (#)
   05. Two Bass Hits (&) (%) (#)
      [Encore]
   06. When You Wish Upon A Star (#)

 (%) Arranged by Eiji Taniguchi
 (&) Original by Eiji Taniguchi
 (@) Original by Yurika Umino 
 (#) with Toshinori Terukina
 
 おまけ
 
 

 ネット上からの頂き物
 

[参考]
 Yurika Umino Quartet 「I Want To Be Like That」PV
 

 I Want To Be Like That
 
 [収録曲]
  01. Social Call
  02. O Gato
  03. 春の雨
  04. All The Things You Are
  05. Coffee Break
  06. I Want To Be Like That
  07. Skating In Central Park


 Baritone Horn & Guitar Duo YURIKA UMINO · RYOSUKE NOUCHI
 
 Only The Good Things !
 
 [収録曲]
  01. Emily
  02. Autumn Leaves
  03. The Girl From East 9th St.
  04. Days Of Wine And Roses
  05. Everything Happens To Me
  06. Bluesette
  07. くものちはれ
  08. Letter From Home


#2024-01‐14
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