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 1971年~1987年まで,英BBC放送でシリーズ化され放映されていたビンテージ・ロックTVプログラム 『 The Old Grey Whistle Test : OWGT 』 の映像は,本ブログでも ローリング・ストーンズ(Rolling Stones)の 『 The Old Grey Whistle Test (Gift DVDR) 』,エマーソン・レイク・アンド・パーマー(Emerson, Lake & Palmer)の 『 Memphis 1977 Definitive Edition (Virtuoso 284/285) 』 の Disc 3 に収録されている 「 Old Grey Whistle Test 1979 」,『 Ludwigshafen 1973 Master Reel (Virtuoso 222/223) 』 に付属の 「 Manticore Films (Old Grey Whistle Test) 」 等で紹介してきており,エリック・クラプトン(Eric Clapton)に関しても,2022年10月にリリースされた 『 Old Grey Whistle Test 1977 : BBC Master (Beano-231) 』 に付属のボーナス・アイテム 『 Old Grey Whistle Test 1977 Upgrade (Bonus DVDR) 』 として紹介しましたが,今回は,英国のTV:BBC FOURで,2023年8月に再放送された HD(HighDefinition)バージョンを収録した 『 Old Grey Whistle Test 1977 HD : ReBoroadcast 2023 (Gift DVDR) 』 が,商品を 2組購入すると希望者に配布されるギフト・アイテムとしてリリースされました.

 これは,過去最高の画質で,本当に綺麗で素晴らしいです.

 メーカー情報では
 『【定番ライブ番組の最高画質マスター!】
 エリック・クラプトンのソロキャリアでの世界初のライブ映像と言えば、1977年4月26日に、有名なイギリスBBCのライブ番組「オールド・グレイ・ホイッスル・テスト」(以下OGWT)にクラプトンが出演した際のものでした。
 第1回の放送は、1977年6月7日にイギリスで行なわれ、その後この映像はVHSとレーザーディスク時代には公式に商品化されたものの、さらにその後には何らかの理由により、現在まで公式作品化されていません。しかしながら、当店でもレーザーディスクからDVD化したバージョンをリリースしたりして、クラプトンの「OGWT」と言えば、ファンならば観たことがない人はいないくらい有名なものとなっています。それがこのたび、8月4日に本家イギリスのBBC4にて、HD画質による再放送が行なわれました!画質はHDだけに過去最高です!もちろん当時の司会者のボブ・ハリスのMCから収録されています。当店では逸早くそのマスターを入手、速攻でリリース致します。このきれいな画質で観ると、クラプトンとバンドがまるで日本の地上波に生出演しているのを4Kテレビで観ているかのような鮮やかさです。改めて70年代の「レイドバック・クラプトン」をお楽しみください。

 この映像のリリース当時、彼のキャリア上初めての「動くクラプトン」が観られるメディアということで、大いに宣伝され、盛り上がったものですが、実際に観てみると、アルコール中毒進行中の時期だったこともあって、明らかに酔っていることが判る佇まいで、それはバックシンガーのイヴォンヌ・エリマンのフィーチャリングナンバーを紹介する際のMCで「エヴェンヌ・オリマン」とやってしまったことでも証明されてしまいました(エリマンは大爆笑しています)。そして記念すべき初リリース映像にもかかわらず、大名曲のLaylaをやっていない。「期待したのに、イマイチだった。」という意見がファンの大半を占めました。しかしじっくり鑑賞してみると、やはり若かりし頃のクラプトン(32歳!)は魅力で、 レイドバックしたパフォーマンスはミスがあるわけでもなく、高いクオリティをキープしています。

【好不調の波があったクラプトンの、後半の巻き返しが聴きどころ!】
 1977年と言えば、クラプトンがソロアーティストとしてのステイタスをほぼ確立し、リリースするアルバムも常にチャートの20位以内を堅持していた時期でした。
 ここで、この年のクラプトンの活動歴を見ていくことにしましょう。

 ・2月14日:故郷のイギリス、サリー州クランレーでのチャリティ・コンサートに出演(バンド名義は「エディ・アースクエイク&ヒズ・トレマーズ」)
 ・4月20日~29日:短期イギリス・ツアー ←★ココ★
 ・6月4日~20日:短期ヨーロッパ・ツアー
 ・8月5日:スポットでスペインのイヴィザで公演
 ・8月11日:続いてバルセロナでも公演
 ・9月26日~10月7日:ジャパン・ツアー
 ・10月9日、10日:ハワイ、ホノルル公演

 このスケジュールの狭間であった5月に、クラプトンは名盤「SLOWHAND」のレコーディングをロンドンのオリンピック・スタジオで行いました。そして完成させ、短期ツアーとスポットのスペイン公演を行いました。しかし4月時点で実施したツアーでのセットリストはそれまでと同様、前作「NO REASON TO CRY」収録曲がセットインしたものとなっていました。この「OGWT」は、短期ヨーロッパ・ツアーの合間を縫って出演したものでした。当然この日のセットリストも当該アルバムからの収録曲が組まれていて、序盤の2曲とDouble Troubleがそれに当たっていました。
 序盤2曲はアルバムどおりのカントリータッチのテイストを醸し出すいい演奏ですし、次曲のAlbertaもよくアコギで演奏していた時期です。この翌日、4月27日のロンドン、ハマースミス・オデオン公演のフルステージ音源はオフィシャル盤「SLOWHAND 35TH ANNIVERSARY EDITION」に収録されていますが、それを聴くと、ノリにノッたクラプトンの素晴らしいパフォーマンスが確認できます。従って「呑んべえ」状態であったとしても、クラプトンは彼のポテンシャルを十分発揮していた時期だったと言えます。この「OGWT」の序盤では主にマーティンのアコギでのコードプレイしかしていないクラプトンだけに、中々本領発揮とはいかないわけですが、この理由は、酒に酔っていた上に、テレビでのライブ収録という設定環境が、クラプトン自身苦手だったことが挙げられます。
 公式映像収録となると、普段以上に燃えて結果を出すストーンズとは真逆のアーティストだったわけです。そのため前半は緩い曲構成もあって、クラプトンらしいプレイが中々登場しませんが、ブラッキー・ストラトに持ち替えるTell The Truthあたりから、クラプトンの切れ味が戻り始めます。やはり彼の調子が出るのは、ギターソロを含むナンバーに限ると言えるでしょう。ブルースのDouble Troubleでリラックスし、I Shot The Sheriffで聴かせるソロは、正にクラプトンらしい流麗なもので、澱みなく流れるシャープなフレーズは、プレイに没頭している様を想起させます。Further On Up The Road~Badgeという代表的ナンバーでは、本来の調子を取り戻し、終盤に相応しい盛り上がりを見せています。Further On Up The Road のソロでは、ソウルのスタンダードナンバーRobertaのメインラインをフレーズに織り込んでプレイしているという聴きどころもあります(この曲は、19年後の1996年に、アメリカのテレビ曲VH-1の番組「DUETS」に出演し、ドクター・ジョンと共演した際に演奏しました)。
 蛇足ながら、なぜこのステージでは普段のオーラスナンバーだったLaylaをプレイしなかったのか?という点に言及しておきますと、一言で言えば、「公式映像に収められるだけの、完成形のライブバージョンではなかったから」と推察できます。74年のカムバック以降、ライブステージでは常にLaylaは演奏され、ステージのハイライトとなっていたわけですが、それはオリジナルバージョンとはかなり異なった印象を与えるものでした。当時のライブバージョンの特徴を挙げてみますと、①後半のピアノコーダをプレイせずに終わったり、時にはエヴァリー・ブラザーズのスタンダードAll I Have To Do Is Dreamをジョイントした変形バージョンにしていた(かつてのデレク&ザ・ドミノスのメンバーで、ピアノコーダを提供したジム・ゴードンに対して、彼との喧嘩がバンド解散の原因となっただけに、あまりいい感情を持っていなかったため、彼を想起させるこのパートを避けたのではないかと考えられます)、②特徴的な7連フレーズをセカンドギターのジョージ・テリーに任せていましたが、彼のフレーズのニュアンスが若干オリジナルとは異なっていた、③後奏では、クラプトンの調子次第で、ソロをテリーに譲ったり、クラプトン自身のソロも出たとこ勝負で好不調の波が激しかった、などです。従って、このテレビ収録日、クラプトンはLaylaを後世に残るソフトに収める自信がなかったということでしょう。その代わりに自信満々でBadgeをプレイして、ステージを締めくくっています(Badgeもオリジナルバージョンとはかなり印象が違いましたが、アレンジは固まっていました)。

 BBC再放送のHD版マスターで観るクラプトンの「OGWT」。ザ・バンドとの共演盤「NO REASON TO CRY」のテイストを持ち込み、この時期ならではのステージングを見せた特別なライブで、クラプトンの魅力を再発見してください。』

Old Grey Whistle Test 1977 HD : ReBoroadcast 2023 (Gift DVDR)

 
 Live At BBC TV Theatre, Shepherds Bush, London, UK
 26th April 1977
 Broadcast : BBC FOUR 04th August 2023
 Original Broadcast: 8:30pm 07th June 1977
 [HIGHEST QUALITY]
 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.61min.
 

   01. BBC Four Intro
   02. OGTW Intro
   03. Bob Harris Introduction
   04. Hello Old Friend
   05. Sign Language
   06. Alberta
   07. Tell The Truth
   08. Can't Find My Way Home
   09. Double Trouble
   10. I Shot The Sheriff
   11. Knockin' On Heaven's Door
   12. Further On Up The Road
   13. Badge

 Eric Clapton : Guitar, Vocal
 George Terry : Guitar
 Dicks Sims : Keyboards
 Carl Radle : Bass
 Jamie Oldaker : Drums
 Sergio Pastora Rodriguez : Percussion
 Yvonne Elliman : Backing Vocal
 Marcy Levy : Backing Vocal

 収録されている動画の一部
 
 ブロックされる可能性がありますが.


[参考]
1977 Tour Dates
 February
  14 Cranleigh Village Hall, Cranleigh, Surrey, UK

 April
  20 De Montfort Hall, Leicester, UK
  21 Kings Hall at Belle Vue, Manchester, UK
  22 Victoria Hall, Hanley, UK
  23 Apollo Theatre, Glasgow, UK
  24 Newcastle City Hall, Newcastle, UK
  26 BBC TV Theatre, Shepherds Bush, London, UK
  27 Hammersmith Odeon, London, UK
  28 Hammersmith Odeon, London, UK
  29 Rainbow Theatre, London, UK

 June
  04 National Stadium, Dublin, UK
  06 National Stadium, Dublin, UK
  09 Falconer Salen, Copenhagen, DENMARK
  10 Stadthalle, Bremen, GERMANY
  11 Groenoordhallen, Leiden, NETHERLANDS
  13 Vorst Nationaal / Forest National, Vorst / Forest, BELGIUM
  14 Pavillon de Paris, Paris, FRANCE
  15 Philipshalle, Düsseldorf, GERMANY
  17 Rhein-Neckar-Halle, Eppelheim, GERMANY
  19 Mehrzweckhalle, Wetzikon, SWITZERLAND
  20 Olympiahalle, Munich, GERMANY

 August
  05 Plaza de Toros, Ibiza Town, SPAIN
  11 Nuevo Pabellón, Barcelona, SPAIN
 
 September
  26 Festival Hall, Osaka, JAPAN
  27 Okayama-ken Taiikukan, Okayama, JAPAN
  29 Kyoto Kaikan, Kyoto, JAPAN
  30 Nagoya-shi Koukaidou, Nagoya, JAPAN

 Octobar
  01 Festival Hall, Osaka, JAPAN
  04 Makomanai Ice Arena, Sapporo, JAPAN
  06 Nihon Budokan, Tokyo, JAPAN
  07 Nihon Budokan, Tokyo, JAPAN
  09 Honolulu International Center, Honolulu, HI, USA
  10 Honolulu International Center, Honolulu, HI, USA









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Touch My Heart (Tricone 061/062)
 
Budokan 1977 1st Night (Uxbridge 1541)
 

#2023-10-03

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