Al Di Meola － Boston 1977 （Gravy Train 036）

　弱冠19歳の若さでチック・コリア（Chick Corea）率いるリターン・トゥ・フォーエヴァー（Return to Forever）のメンバーとなり，1974年に『 Where Have I Known You Before （銀河の輝映）』，1975年に『 No Mystery （ノー・ミステリー）』，1976年に『 Romantic Warrior （浪漫の騎士）』の 3作に参加，その後，ソロ・アーティストとしてのキャリアをスタートさせ，有名どころが参加した『 Land Of The Midnight Sun （白夜の大地）』でソロ・アルバム・デビューを果たしたアル・ディ・メオラ（Al Di Meola）．

　1977年4月には，2nd アルバム『 Elegant Gypsy （エレガント・ジプシー）』をリリースし，プロモーションを兼ね，3月5日ニューヨーク州ニューヨーク・シティのパラディウム公演を皮切りに，6月15日カナダはオンタリオ州トロントのエル・モカンボ公演まで短期の北米ツアーを行います．

　本商品は，この北米ツアー終盤に当たる 6月12日マサチューセッツ州ボストンはオルフェルム・シアター公演のオーディエンス録音を収録し，2010年5月に Gravy Trainレーベルよりリリースされた『 Boston 1977 （Gravy Train 036）』で，録音者は，ボストン界隈での高音質オーディエンス録音で有名なダン・ランピンスキー（：Dan Lampinski）氏です．

　音像は然程遠さを感じず，各パートの音のバランスも相応に良い高音質のオーディエンス録音と言えます．ヘッドフォンで聴いていると曲の導入部や曲中で小さめのオーディエンス・ノイズがある箇所もありますが，気になるものではありませんし，高速フレーズが炸裂する，絶頂期のアル・ディ・メオラ（Al Di Meola）を通しで聴くことができます．

　メーカー情報では
　『本格的にソロ活動を開始した1977年ツアーより6月12日ボストン公演を、オーディエンス録音で収録。
　今回の音源ですが、ランピンスキーのマスターを使用した中でも間違いなくトップ・クラスに入るもので、理想的なサウンドで捉えた、緻密でグルーブ感溢れる唯一無二のアンサンブルは終始聴き応え充分です！（この日はスーパートランプの前座として出演）1974年にチック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーにビル・コナーズの後任として加入（バンドの黄金期を支えるとともに、クロスオーヴァー／フュージョン・ブームの最先端に一躍踊り出ることになります）、76年初頭まで、コリア、ディ・メオラ、スタンリー・クラーク、レニー・ホワイトのカルテットで活動、ホワイトともに76年にバンドを脱退後、初のソロ・アルバム「白夜の大地」を制作、ツトム・ヤマシタの“GO”プロジェクトの作品、ツアーに参加と様々なスタイルで活動を続けたディ・メオラですが、セカンド発表後の77年以降は本格的にソロ・アーティストして活動していくことになり、「エレガント・ジプシー」を網羅したセット・リスト（Acoustic Duet に「Mediterranean Sundance」のフレーズが織り込まれてる）で展開する今回の公演は、まさにディ・メオラの意気込みがリアルに伝わる素晴らしい内容になっています。
　マハヴィシュヌ等で有名なステュー・ゴールドバーグ、ドン・エリスのバンドにも在籍したリー・パストーラ、77年ツアーでおなじみのエリック・マッキオンとジェフ・ヴァージー、「Casino」以降の作品にも参加のエディー・コロンがラテン・フレーバーを盛り込んだ素晴らしいアンサンブルを披露していますが、とにかく弱冠22歳のディ・メオラが弾き出す超高速フレーズのオン・パレードが驚異的で、約1時間に亘る神業的なパフォーマンスは間違いなく全てが聴きどころとなっています。
　トロントのエル・モカンボ公演（SBD音源）でも有名な1977年ツアーより、6月12日ボストン公演を臨場感溢れるランピンスキー・マスターで贅沢にパッケージしたファン必携のアイテムが、Gravy Trainレーベルよりリリース決定です。』

Boston 1977 （Gravy Train 036）
　

　Live At Orpheum Theatre, Boston, MA, USA
　12th June 1977

　　01. The Wizard
　　02. Midnight Tango
　　03. Race With The Devil On The Spanish Highway
　　04. Acoustic Duet (DiMeola And Goldberg)
　　05. Percussion Solo
　　06. Elegant Gypsy Suite
　　07. Band Introductions
　　08. Flight Over Rio

　Al Di Meola : Guitar
　Stu Goldberg : Keyboards
　Eric McKeon : Bass
　Eddie Colon : Percussion
　Lee Pastora : Conga
　Jeff Vargie : Drums

　Midnight Tango
　
　Race With The Devil On The Spanish Highway
　
　Elegant Gypsy Suite
　

[参考]
　1977 Tour Dates（詳細不明の為，参考まで）

　March
　 05 The Palladium,New York City,NY,USA

　April
　 09 Royal Oak Music Theatre,Royal Oak,MI,USA
　 24 Tower Theatre,Upper Darby,PA,USA
　 26 Soldiers and Sailors Memorial Hall and Museum,Pittsburgh,PA,USA
　 30 Beacon Theatre,New York City,NY,USA

　May
　 06 Bayfront Center,St. Petersburg,FL,USA
　 12 Orpheum Theatre,Minneapolis,MN,USA
　 21 Winterland Arena,San Francisco,CA,USA
　 25 Santa Monica Civic Auditorium,Santa Monica,CA,USA
　 28 San Diego Civic Theatre,San Diego,CA,USA

　June
　 11 Capitol Theatre,Passaic,NJ,USA
　 12 Orpheum Theatre,Boston,MA,USA
　 15 Théâtre Maisonneuve,Montreal,QC,CANADA
　 16 El Mocambo,Toronto,ON,CANADA