久し振りの マイク・ミラード(Mike Millard)音源のリリース購入です.

 1974年に チック・コリア(Chick Corea)率いる リターン・トゥ・フォーエヴァー(Return to Forever)に参加し,1976年までの間に 『 Where Have I Known You Before (銀河の輝映) 』,『 Romantic Warrior (浪漫の騎士) 』,『 No Mystery (ノー・ミステリー) 』 を残し脱退した アル・ディ・メオラ(Al Di Meola).
 その後,リターン・トゥ・フォーエヴァー(Return to Forever)在籍中の1976年にリリースした 1st アルバム 『 Land of the Midnight Sun (白夜の大地) 』 に続き,2nd アルバム 『 Elegant Gypsy (エレガント・ジプシー) 』 を 1977年に,翌1978年には 3rd アルバム 『 Casino (カジノ) 』 をリリース.

 本商品は,1978年7月25日カリフォルニア州サンディエゴはサンディエゴ・スポーツ・アリーナ公演を皮切りに,7月30日カリフォルニア州バークレーはウィリアム・ランドルフ・ハースト・グリーク・シアター公演まで行われた,北米ツアー 4th レグから,7月28日カリフォルニア州サンタモニカはサンタモニカ・シビック・オーディトリアム公演の マイク・ミラード(Mike Millard)録音のオーディエンス音源を収録した 『 Santa Monica 1978 : Mike Millard Master Tapes (Uxbridge 1703) 』 です.

 商品告知時に 「 ミラードで最も音が良いです。 」 とあった通り,臨場感と迫力のある,非常に高音質オーディエンス録音で,絶頂期のパフォーマンスなので,演奏も素晴らしいのですが,如何せん アル・ディ・メオラ(Al Di Meola)は人気が無いんでしょうね.悲しいかな CDR リリースなのですよ.
 
 メーカー情報では
 『これは……これは凄い。絶対名手マイク・ミラードのマスター発掘でも最高傑作と囁かれている超絶のライヴバムが登場です。
 そんな本作の主役は、天才ギタリストの代名詞アル・ディ・メオラ。「1978年7月28日サンタモニカ公演」の超・極上オーディエンス録音です。何が最高傑作かと言えば、凄まじいにもほどがあるサウンド・クオリティなわけですが、実は中身のライヴも衝撃的。
 当時のディ・メオラと言えば、RETURN TO FOREVERから独り立ちを果たし、傑作『CASINO』でソロ・ギタリストの地保を固めていた時期。ソロとしてのツアー活動も活発になってきた時期でした。まずは、そんな当時のスケジュールを振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。

 《2月25日『CASINO』発売》
 ・4月5日ー5月5日:北米#1(10公演)
 ・5月20日ー6月13日:北米#2(10公演)
 ・7月2日ー8日:北米#3(5公演)・7月25日ー30日:北米#4(4公演)←★ココ★
 ・9月30日ー15日:欧州(5公演)

 これが1978年のアル・ディ・メオラ。

 秋にはヨーロッパ遠征にも乗り出すわけですが、おおよそは全米ツアーに邁進していました。本作のサンタモニカ公演は、その最終盤。『CASINO』リリースの約5ヶ月後となる「北米#4」の2公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウを真空パックした本作は……言葉を失う「超」付きの極上録音。それも「超々々……」と無限に続けたくなるレベルのスーパー・サウンドです。ミラードのオリジナル録音なのですから極上で当たり前ですし、毎週のようにご紹介していて些か麻痺もしていました。しかし、本作のサウンドはそんな不感症に陥っていた聴覚神経をほじくり返し、脳に未知の刺激を送り込んできたのです。
 正直、このサウンドを前にどんな表現をして良いのか分かりません。完全にオフィシャル作品級……いや、それ以上。芯がどうのディテールがどうのと言った要素を並べても「全部100点満点×α」にしかならない。楽器1つひとつ、弦1本や皮1枚の存在感と振動までくっきりと浮き立った異次元感覚は、もはやオーディエンス/サウンドボードの区別など超越して「音を残す」という行為の世界最高記録なのかも知れません。それにしても、この駄文では音の凄味が絶対に伝わっていませんね。それは分かっているのですが、それでも乏しい語彙/表現力を謝罪するしかありません。
 「筆舌に尽くしがたい」を思い知らされる超絶の音世界で描かれるのは、サウンド・クオリティに負けない凄まじいフルショウ。ここでそのセットも整理しておきましょう。

 ●カジノ(5曲)
 ・A面:Egyptian Danza/Chasin' The Voodoo/Dark Eye Tango
 ・B面:Fantasia Suite For Two Guitars/Senor Mouse
 ●その他(4曲)
 ・白夜の大地:Short Tales Of The Black Forest/The Wizard
 ・エレガント・ジプシー:Midnight Tango/Race With The Devil On Spanish Highway

 ……と、このようになっています。
 
 ショウは最新作『CASINO』のA面を曲順もそのままに完全再現。その後はB面と『LAND OF THE MIDNIGHT SUN』『ELEGANT GYPSY』から2曲ずつ織り交ぜていくスタイルです。そして、そのアンサンブルの凄まじい事! メンツはフィリップ・セスやウロデック・グルゴウスキー、エディー・コロンといった6人編成のツアー・バンドでして、そのメンバー全員がキレッキレ。発掘を担っているJEMSも「この演奏、早回しなんじゃないの?」と疑い、ミラードと共にショウを観た友人ジムRも「これはミラードの最高傑作、少なくともベスト10には入るね」と断言するほどなのです。
 とにかく凄い。凄すぎる。毎週毎週とんでもない発掘ばかりのミラード・コレクションにあっても、ここまで凄まじいサウンドとライヴはそうそうありません。もしあなたがオーディエンス録音に興味がなかったとしても、仮にディ・メオラの作品を1枚も聴いた事がなかったとしても、本作は「刺さる」ことでしょう。これぞライヴアルバムの理想、そして美しいサウンドと豊かな演奏の「極み」。どうぞ、本作で存分にご体験ください。

 ★★ミラードの最高傑作録音か?奇跡的超高音質。。
 これは驚異!!! 演奏も最高。
 まさに、ベスト・オブ・べスト

 ★「1978年7月28日サンタモニカ公演」の超・極上オーディエンス録音。極上で当たり前のミラード・コレクションでも格別のスーパー・サウンドで、公式作品でもそうそうないという異常な高音質。初期ソロ3作を濃縮しつつステージテンションで爆上げしたショウ内容も凄まじい。ライヴアルバムの理想を体現した絶対の1枚です。』

Santa Monica 1978 : Mike Millard Master Tapes (Uxbridge 1703)
 
 Live At Civic Auditorium, Santa Monica, CA, USA
 28th July 1978

   01. Intro
   02. Egyptian Danza
   03. Chasin' The Voodoo
   04. Dark Eye Tango
   05. Short Tales Of The Black Forest
   06. Fantasia Suite For Two Guitars
   07. Senor Mouse
   08. Midnight Tango
   09. Band Introduction
   10. The Wizard
   11. Race With The Devil On Spanish Highway
   TOTAL TIME (78:56)

 Al Di Meola : Guitar, Percussion
 Philippe Saisse : Keyboards, Marimba
 Tim Landers : Bass
 Robbie Gonzalez : Drums
 Vlodek Gulgowski : Keyboards, Synthesizer
 Eddie Colon : Percussions

 Egyptian Danza
 
 Short Tales Of The Black Forest
 
 Race With The Devil On Spanish Highway
 

[参考]
1978 Tour Dates
 ※) 詳細不明の為,参考までに
 April
  05 Landmark Theatre,Syracuse,NY,USA
  08 Morris Stage,Morristown,NJ,USA
  11 Shea's Performing Arts Center,Buffalo,NY,USA
  13 Carnegie Mellon University,Pittsburgh,PA,USA
  14 Masonic Temple Theatre,Detroit,MI,USA
  20 State Theatre,Minneapolis,MN,USA
  25 BJCC Concert Hall,Birmingham,AL,USA
  29 Sunrise Musical Theater,Sunrise,FL,USA
  30 Tampa Jai Alai Fronton,Tampa,FL,USA

 May
  05 The Palladium,New York City,NY,USA
  20 Paramount Theatre,Portland,OR,USA
  21 Paramount Theatre,Seattle,WA,USA
  26 Terrace Theater,Long Beach,CA,USA
  27 San Diego Civic Theatre,San Diego,CA,USA
  30 Symphony Hall,Phoenix,AZ,USA

 June
  01 Berkeley Community Theatre,Berkeley,CA,USA
  03 Johnson Gymnasium,Albuquerque,NM,USA
  10 Municipal Auditorium,Austin,TX,USA
  12 Jesse H. Jones Hall For The Performing Arts,Houston,TX,USA
  13 Dallas Convention Center Theatre,Dallas,TX,USA

 July
  02 Calderone Concert Hall,Hempstead,NY,USA
  03 Painters Mill Music Fair,Owings Mills,MD,USA
  06 Tower Theatre,Upper Darby,PA,USA
  07 Wollman Skating Rink,New York City,NY,USA
     ⇒ [Dr. Pepper Summer Music Festival 1978]
  08 Painters Mill Music Fair,Owings Mills,MD,USA
  25 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
  28 Santa Monica Civic Auditorium,Santa Monica,CA,USA
  29 Community Center Theater,Sacramento,CA,USA
  30 William Randolph Hearst Greek Theatre,Berkeley,CA,USA

 October
  06 Neue Welt,Berlin,GERMANY
  10 Konserthuset,Stockholm,SWEDEN
  11 Tivolis Koncertsal,Copenhagen,DENMARK
  15 Auditoire Paul-Emile Janson,Elsene / Ixelles,BELGIUM





















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#2022-07-19