七夕が明けた 7月8日(金)は,六本木の キーストーン・クラブ 東京(Keystone Club 東京) にて行われた 『 Grace Mahya and Dennis Lambert Surprise Duo 』 へ.
昼間に 「 安倍晋三元首相死亡 奈良県で演説中に銃で撃たれる 」 とのニュース,13時過ぎには 「 心肺停止 」 との情報が流れ,気が滅入り,何とも言えない気持ちになりましたが,それを拭い去る意味でもライヴに行くことにしました.
この日は,グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんと,同じくピアニストの デニス・ランバート(Dennis Lambert)さんとのデュオ編成という非常にレアなライヴ.
そう言えば,少し前に,渋谷公園通りの Body & Soul で,ピアニストの 宮本貴奈さんのデュオ 『 グレース・マーヤ & 宮本貴奈 ダブル弾き語りデュオ 』 があったのですが,こちらは参戦できなかったので,今回は特にに楽しみにしていたライヴで,フライヤーにもある通り スタインウェイ・アンド・サンズ (Steinway & Sons)のピアノと フェンダー・ローズ(Fender Rhodes)による共演.
会社を定時で退社して,東急東横線で 中目黒駅へ,中目黒駅でホーム向いの 地下鉄日比谷線に乗換えて 六本木駅へ.
六本木へ来るのは,2021年7月に C★LAPS(クラップス)で行われた SAX CATS のワンマン・ライヴ(『 SAX CATS meets Eiji Taniguchi 』)以来なので,粗 1年振り!
開場予定:18時30分,開演予定:19時30分という事で,もうすっかりコロナ禍前の通常通りの時間に戻っています.
会場到着は,18時40分前後だったかと思います.
入口で受付をしてフロアに入ると,既に 2組のお客さんがおり,空いている席へ着席.
奥がスタインウェイのピアノ,手前がフェンダー・ローズ
ドリンクとフードを注文し,開演を待ちます.
ここは価格もリーズナブルで,且つフード類も美味しいので,非常に好きな箱の一つです.
白ワインボトルとシーフード・ピザ
LED照明下での撮影は,流石に厳しいですね.正直,色が上手く出ません.
この日は配信無しでしたが,粗,定刻通りにステージに演者が登場し,演奏を開始.
1st Set のオープニングを飾ったのは,スタンダードで ビル・シュルガー(Bill Schuluger aka Dave Cavanaugh)/ペギー・リー(Peggy Lee)作の ”I Love Being Here With You”.
スタンダード曲から始まるのは,私的に非常に新鮮で,続けて ナット・キング・コール(Nat King Cole)の代表曲で,エデン・アーベ (Eden Ahbez)作の ”Nature Boy” へと続きます.
久し振りに聴く,神秘的で美しいメロディーの ”Nature Boy”.中盤では ”Summertime” をフーチャーして演奏していました.
ここで自身のオリジナル曲で,10年近く前に演奏されていた ”To Be Loved" のメロディーに乗せて歌詞をリメイクした ”The Young Girl”,そしてお客さんから評判が良く,リクエストも多い ”Answer”.
”The Young Girl” は,少し前の MC では 「 夢に向かって歩こうと思っていても,考え始めると迷いが出たり,進む方向を誤ったりする.そうなったら考えるのを止めて,自身の夢を思い出して,シンプルに歌ってね.曲自体がストーリーになっていて若い娘(こ)に捧げた歌 」,”Answer” は 「 何時も精一杯走っていたのに,病気で動けなくなって,初めて止まって,色々なものが違う観点で見えたり,新しいアイデアだったり,考えたことのないことも色々考え,頑張って真っ直ぐ進むことだけが,答えではないんだなぁ,いろんな答えやタイミングがあり,それを探していく人生 」 とも言っていましたね.
そして,自身の 5th アルバム 『 Poinciana (ポインシアナ) 』 収録のタイトル・チューン ”Poinciana”,6th アルバム 『 Close To You (クロス・トゥ・ユー) 』 収録のタイトル・チューンで,カーペンターズ(The Carpenters)が歌ったことでも有名な ”Close To You”(”(They Long to Be) Close To You”).
最後は,自身のオリジナル曲で,Jazz Spot Dolphy でバースデイ・ライヴ 「 Grace Mahya Birthday Show 」 前日に 「 ライヴが始まる前の緊張感,ドキドキ感,ワクワク感から,バンドのチューニングが始まり,ステージに歩いて行ってライヴが始まる 」 と言う設定で作って,未だ数回もライヴで演奏していないであろう ”Feel” を演奏し 1st Set を締め括り,暫しのブレイクへ.
ブレイク中に,追加で フィッシュ・アンド・チップスを注文(笑)
山口県産白魚を使用したフィッシュ・アンド・チップス
ブレイクを挟んだ 2nd Set は,20時50分前後からスタートし,自身の 5th アルバム 『 Poinciana (ポインシアナ) 』 に収録されている ダン・フィッシャー(Dan Fisher)/アービン・ドレイク(Ervin Drake)/アイリーン・ヒギンボサム(Irene Higginbotham)共作の ”Good Morning Heartache” からスタートし,ジーン・デ・ポール(Gene de Paul)/ドン・ライエ(Don Raye)作の ”You Don’t Know What Love Is” へと続きます.
ここで,お店のオーナーの 山中英治さんがパーカッションに入り,お客さんの手拍子を要求しつつ ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin)/デュボーズ・ヘイワード(DuBose Heyward)作の ”Summertime”.
1st Set の ”Ansewer” 同様にお客さんから人気のオリジナル・ソング:”Hold On”.
この ”Hold On” は,過去の MC で 「 世界中のママと娘に書いた曲で,かなり人気の曲. 本当は,友達が結構悩んでいて,色んなことがあって,友達に向けて書いた曲.小さい頃は問題が小さいけれども,大きくなってくると段々と問題が難しくなって来て,助けてあげられない時が出てきて,親にとっては悪夢としか言いようの無い状況も発生するけど,人生はそう言うもの.頑張るとか言えないけど,そのタイミングで言葉が見付けられないこともある.でも,見付かった時には,自分のタイミングで,何時でも私に話してね.貴方も大きくなってきたし,強いし,信じてるし,凄く誇りに思ってるし,大事な子供だから,いつでも私に話してね.常に私達の魂は隣り合わせで歩いて行く,その方が楽しい,その方が強い,それが最高! この曲は,二人の絆を力付ける曲 」(「 世界中のママと娘に書いた曲 」 の部分は,「 父と子でも良いけど 」とも言っていましたが,本当に素晴らしい曲です.
ここで,フェンダー・ローズを演奏していた デニス・ランバート(Dennis Lambert)さんがピアノにつきます.
そして,ジョン・レノン(John Lennon)作の ”Imagine” を,グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんのヴォーカル無しのインストゥルメンタルで デニス・ランバート(Dennis Lambert)さんが演奏.
これが中々美しいメロディーでうっとりとしてしまう演奏でした.
続けて デニス・ランバート(Dennis Lambert)のピアノをバックに グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんが,ビリー・ストレイホーン(Billy Strayhorn)作の ”Lush Life” をしっとりと歌い上げました.
2nd Set 最後は,山中英治さんもパーカッションで加わり,ジョルジ・ベンジョール(Jorge Ben Jor)作のボサノヴァの楽曲で乗りの良い ”Mas Que Nada”.
最終的に演奏されたのは ”Mas Que Nada” ですが,そこに到達するまでは,”Tequila” のイントロから始まり,フリー・スタイルで遊び半分の両者の短いソロの応酬が相応な時間あって,”Mas Que Nada” 中間部のソロでは, ”Caravan”,”Day Tripper”,”Yatra-Ta” 等が飛び出し,終盤部ではお客さん全員による 「 Oh, Aria Raio. Oba, Oba, Oba. / オー アリア アイオ オバ, オバ, オバ 」 の部分合唱も!
この導入部のソロの応酬は圧巻で,この日一番良かったかも(汗)
アンコールは,最近の 2nd Set の最後か,あるいはアンコールで演奏されることの多い,自身お気に入りの ”Yokohama Honky Tonk Blues” を演奏し,この日のライヴを締め括りました.
スタンダード多めで,何気に定番の “Kiss Of Life” なしと言うセット・リストも最近では割とレアだと思いますが,なんと言っても素晴らしい企画のデュオで,フェンダー・ローズとスタインウェイの音がまた素晴らし過ぎました.
途中,何度か,山中英治さんがパーカッションで入り、デュオ編成に花を添えましたが,また是非とも再演して欲しいものです.
[Member]
Grace Mahya : Piano, Fender Rhodes, Vocal
Dennis Lambert : Fender Rhodes, Piano
[Set List]
1st Set
01. I Love Being Here With You
02. Nature Boy (incl. Summertime)
03. The Young Girl
04. Answer
05. Poinciana
06. Close To You
07. Feel
2nd Set
01. Good Morning Heartache
02. You Don’t Know What Love Is
03. Summertime
04. Hold On
05. Imagine
06. Lush Life
07. Mas Que Nada (incl. Caravan etc.)
[Encore]
08. Yokohama Honky Tonk Blues
[参考]
昼間に 「 安倍晋三元首相死亡 奈良県で演説中に銃で撃たれる 」 とのニュース,13時過ぎには 「 心肺停止 」 との情報が流れ,気が滅入り,何とも言えない気持ちになりましたが,それを拭い去る意味でもライヴに行くことにしました.
この日は,グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんと,同じくピアニストの デニス・ランバート(Dennis Lambert)さんとのデュオ編成という非常にレアなライヴ.
そう言えば,少し前に,渋谷公園通りの Body & Soul で,ピアニストの 宮本貴奈さんのデュオ 『 グレース・マーヤ & 宮本貴奈 ダブル弾き語りデュオ 』 があったのですが,こちらは参戦できなかったので,今回は特にに楽しみにしていたライヴで,フライヤーにもある通り スタインウェイ・アンド・サンズ (Steinway & Sons)のピアノと フェンダー・ローズ(Fender Rhodes)による共演.
会社を定時で退社して,東急東横線で 中目黒駅へ,中目黒駅でホーム向いの 地下鉄日比谷線に乗換えて 六本木駅へ.
六本木へ来るのは,2021年7月に C★LAPS(クラップス)で行われた SAX CATS のワンマン・ライヴ(『 SAX CATS meets Eiji Taniguchi 』)以来なので,粗 1年振り!
開場予定:18時30分,開演予定:19時30分という事で,もうすっかりコロナ禍前の通常通りの時間に戻っています.
会場到着は,18時40分前後だったかと思います.
入口で受付をしてフロアに入ると,既に 2組のお客さんがおり,空いている席へ着席.
奥がスタインウェイのピアノ,手前がフェンダー・ローズ
ドリンクとフードを注文し,開演を待ちます.
ここは価格もリーズナブルで,且つフード類も美味しいので,非常に好きな箱の一つです.
白ワインボトルとシーフード・ピザ
LED照明下での撮影は,流石に厳しいですね.正直,色が上手く出ません.
この日は配信無しでしたが,粗,定刻通りにステージに演者が登場し,演奏を開始.
1st Set のオープニングを飾ったのは,スタンダードで ビル・シュルガー(Bill Schuluger aka Dave Cavanaugh)/ペギー・リー(Peggy Lee)作の ”I Love Being Here With You”.
スタンダード曲から始まるのは,私的に非常に新鮮で,続けて ナット・キング・コール(Nat King Cole)の代表曲で,エデン・アーベ (Eden Ahbez)作の ”Nature Boy” へと続きます.
久し振りに聴く,神秘的で美しいメロディーの ”Nature Boy”.中盤では ”Summertime” をフーチャーして演奏していました.
ここで自身のオリジナル曲で,10年近く前に演奏されていた ”To Be Loved" のメロディーに乗せて歌詞をリメイクした ”The Young Girl”,そしてお客さんから評判が良く,リクエストも多い ”Answer”.
”The Young Girl” は,少し前の MC では 「 夢に向かって歩こうと思っていても,考え始めると迷いが出たり,進む方向を誤ったりする.そうなったら考えるのを止めて,自身の夢を思い出して,シンプルに歌ってね.曲自体がストーリーになっていて若い娘(こ)に捧げた歌 」,”Answer” は 「 何時も精一杯走っていたのに,病気で動けなくなって,初めて止まって,色々なものが違う観点で見えたり,新しいアイデアだったり,考えたことのないことも色々考え,頑張って真っ直ぐ進むことだけが,答えではないんだなぁ,いろんな答えやタイミングがあり,それを探していく人生 」 とも言っていましたね.
そして,自身の 5th アルバム 『 Poinciana (ポインシアナ) 』 収録のタイトル・チューン ”Poinciana”,6th アルバム 『 Close To You (クロス・トゥ・ユー) 』 収録のタイトル・チューンで,カーペンターズ(The Carpenters)が歌ったことでも有名な ”Close To You”(”(They Long to Be) Close To You”).
最後は,自身のオリジナル曲で,Jazz Spot Dolphy でバースデイ・ライヴ 「 Grace Mahya Birthday Show 」 前日に 「 ライヴが始まる前の緊張感,ドキドキ感,ワクワク感から,バンドのチューニングが始まり,ステージに歩いて行ってライヴが始まる 」 と言う設定で作って,未だ数回もライヴで演奏していないであろう ”Feel” を演奏し 1st Set を締め括り,暫しのブレイクへ.
ブレイク中に,追加で フィッシュ・アンド・チップスを注文(笑)
山口県産白魚を使用したフィッシュ・アンド・チップス
ブレイクを挟んだ 2nd Set は,20時50分前後からスタートし,自身の 5th アルバム 『 Poinciana (ポインシアナ) 』 に収録されている ダン・フィッシャー(Dan Fisher)/アービン・ドレイク(Ervin Drake)/アイリーン・ヒギンボサム(Irene Higginbotham)共作の ”Good Morning Heartache” からスタートし,ジーン・デ・ポール(Gene de Paul)/ドン・ライエ(Don Raye)作の ”You Don’t Know What Love Is” へと続きます.
ここで,お店のオーナーの 山中英治さんがパーカッションに入り,お客さんの手拍子を要求しつつ ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin)/デュボーズ・ヘイワード(DuBose Heyward)作の ”Summertime”.
1st Set の ”Ansewer” 同様にお客さんから人気のオリジナル・ソング:”Hold On”.
この ”Hold On” は,過去の MC で 「 世界中のママと娘に書いた曲で,かなり人気の曲. 本当は,友達が結構悩んでいて,色んなことがあって,友達に向けて書いた曲.小さい頃は問題が小さいけれども,大きくなってくると段々と問題が難しくなって来て,助けてあげられない時が出てきて,親にとっては悪夢としか言いようの無い状況も発生するけど,人生はそう言うもの.頑張るとか言えないけど,そのタイミングで言葉が見付けられないこともある.でも,見付かった時には,自分のタイミングで,何時でも私に話してね.貴方も大きくなってきたし,強いし,信じてるし,凄く誇りに思ってるし,大事な子供だから,いつでも私に話してね.常に私達の魂は隣り合わせで歩いて行く,その方が楽しい,その方が強い,それが最高! この曲は,二人の絆を力付ける曲 」(「 世界中のママと娘に書いた曲 」 の部分は,「 父と子でも良いけど 」とも言っていましたが,本当に素晴らしい曲です.
ここで,フェンダー・ローズを演奏していた デニス・ランバート(Dennis Lambert)さんがピアノにつきます.
そして,ジョン・レノン(John Lennon)作の ”Imagine” を,グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんのヴォーカル無しのインストゥルメンタルで デニス・ランバート(Dennis Lambert)さんが演奏.
これが中々美しいメロディーでうっとりとしてしまう演奏でした.
続けて デニス・ランバート(Dennis Lambert)のピアノをバックに グレース・マーヤ(Grace Mahya)さんが,ビリー・ストレイホーン(Billy Strayhorn)作の ”Lush Life” をしっとりと歌い上げました.
2nd Set 最後は,山中英治さんもパーカッションで加わり,ジョルジ・ベンジョール(Jorge Ben Jor)作のボサノヴァの楽曲で乗りの良い ”Mas Que Nada”.
最終的に演奏されたのは ”Mas Que Nada” ですが,そこに到達するまでは,”Tequila” のイントロから始まり,フリー・スタイルで遊び半分の両者の短いソロの応酬が相応な時間あって,”Mas Que Nada” 中間部のソロでは, ”Caravan”,”Day Tripper”,”Yatra-Ta” 等が飛び出し,終盤部ではお客さん全員による 「 Oh, Aria Raio. Oba, Oba, Oba. / オー アリア アイオ オバ, オバ, オバ 」 の部分合唱も!
この導入部のソロの応酬は圧巻で,この日一番良かったかも(汗)
アンコールは,最近の 2nd Set の最後か,あるいはアンコールで演奏されることの多い,自身お気に入りの ”Yokohama Honky Tonk Blues” を演奏し,この日のライヴを締め括りました.
スタンダード多めで,何気に定番の “Kiss Of Life” なしと言うセット・リストも最近では割とレアだと思いますが,なんと言っても素晴らしい企画のデュオで,フェンダー・ローズとスタインウェイの音がまた素晴らし過ぎました.
途中,何度か,山中英治さんがパーカッションで入り、デュオ編成に花を添えましたが,また是非とも再演して欲しいものです.
[Member]
Grace Mahya : Piano, Fender Rhodes, Vocal
Dennis Lambert : Fender Rhodes, Piano
[Set List]
1st Set
01. I Love Being Here With You
02. Nature Boy (incl. Summertime)
03. The Young Girl
04. Answer
05. Poinciana
06. Close To You
07. Feel
2nd Set
01. Good Morning Heartache
02. You Don’t Know What Love Is
03. Summertime
04. Hold On
05. Imagine
06. Lush Life
07. Mas Que Nada (incl. Caravan etc.)
[Encore]
08. Yokohama Honky Tonk Blues
[参考]