少し前に梅雨が明けて晴天の真夏日となった 7月18日(日)は,六本木C★LAPSクラップス)で行われた SAX CATS のワンマン・ライヴ 『 SAX CATS meets Eiji Taniguchi 』 へ.

 

 コロナ禍での都内でのライヴ参戦は,2020年1月3日の 原宿 CROCODILE での 外道 のライヴ以来なので,1年半振り,しかも SAX CATS のライヴは2019年12月7日の 中目黒 楽屋Cats talks about... "This Christmas" 』 以来なので,こちらも粗 1年半振り....コロナ禍の影響もありますが,本当に久し振りなライヴ.

 12時00分開場,13時00分開演予定という事で,最寄駅から東急東横線日比谷線を乗り継ぎ会場のある六本木駅へ.
 駅から外に出て会場へ.正直,地獄のような暑さ(笑)で,コロナ禍の影響と暑さの影響なのか人通りも少ない状況でした.

 暫く歩いて会場へ到着!
 

 到着は,11時30分前後だったのですが,既に数名が開場待ちの列に並んでいました.
 列に並ぶこと30分前後.定刻開場で受付をして入場.
 
  
 受付でMC+1ドリンク代を支払い,渡されたドリンク・チケットとドリンクを交換し,ステージ近くの空いている席を確保.
 

 今回は,そのライヴ・タイトルにもあるように,クラリネット奏者の 谷口英治さんがスペシャル・ゲストとして出演するので,サックスとクラリネットの共演は非常に楽しみにしていました.

 

 定刻となり,SAX CATS のメンバーがステージに登場.
 藤瀬友希さんのカウントから ”Cotton Tail” の演奏がオープニングを飾ります.
 何時もは殆どのライヴで ”It Don't Mean A Thing” がオープニングを飾るのですが,”Cotton Tail” とは....
 確かに,数か月前にアップされた PV(Promotion Video)では演奏してはいるのですが,正直,少し驚きました.
 続けて 本藤美咲さんのバリトンの導入部から ”A Night In Tunisia”.
 こちらも,Youtube Channelにもアップされていた動画でも演奏している曲で,過去ライヴでも披露された曲.
 何気に恰好良い訳ですよ.

 

 そして,このバンドとしては割と定番で,2nd ミニアルバムのタイトルにもなっている 藤瀬友希さんアレンジの ”Waltz for Debby”.

 ここで,スペシャル・ゲストでクラリネット奏者の 谷口英治さんが加わって,セクステット編成となり,アンドレ・プレヴィン(Andre Previn)が,ベニー・グッドマン(Benny Goodman)の為に書いた曲で,今回は 谷口英治さんがサックス用にアレンジしたとも言っていた ”King And Me” が演奏されます.
 
 

 MCでは,リハーサルで一緒に演奏した時に,クラリネットの音と演奏に聴き惚れてしまい,自分のパートを忘れる事も何度もあったとも言っていました.
 
 続けて 瀬野冴香さんアレンジの ”Moonlight Serenade”.
 演奏前のMCで 谷口英治さんが言っていましたが,谷口英治さんは二歩日 ”Moonlight Serenade” に煩い男とも言われてるようです.それだけ (ベニー・グッドマン(Benny Goodman)関係には詳しいと言う事ですね.またイントロからは想像もつかないので,クラリネットを構えたら始まると思って下さいとも(笑)

 

 1st Set 最後は,トゥーツ・シールマンス(Toots Thielemans)の ”Bluesette”.
 この曲のアレンジは,瀬野冴香さんで,”Bluesette” が収録されている 谷口英治さんのアルバム 『 Don't Be That Way!! 』 を聴き込んでいたとも言っていました.

 

 ここで暫しのブレイク.

 2nd Set は,全員,SAX CATS の Tシャツを着用して登場.何と何時もはエンディングにて演奏されるケースの多いオリジナルで 村井千紘さん作曲の ”Five Sisters” がオープニングを飾ります.これもある意味驚きでした.

 

 演奏後のMCでは,コロナ禍で中止になってしまった,5月9日(土)の JZ Brat Sound Of Tokyo でのライヴで,販売の為に製作したグッズの話や,グッズの Tシャツ撮影秘話,PV(Promotion Video)での攻めの選曲,アー写(アーティスト写真)撮影秘話が語られました.

 そして,この時期には,ライヴで良く演奏される ”Summertime”.
 これは 高木 沙耶さんのアレンジと MCで言っていたように思いますが,今回,この ”Summertime” は,初めて聴きしたが,バリトンの導入部が何気に恰好良かったです.

 

 攻めのセット・リストになってからは,本藤美咲さんのパートが多くなったようで,所々に 彼女を休ませる為のMCを入れているとも(笑)

 ここで 1st Set と同様にスペシャル・ゲストの 谷口英治さんが SAX CATS の Tシャツを着て登場し,MCに加わります.
 今回のフライヤー(以下)
 
 について触れ,怖い女性 5人の下に,ニコニコしているオジさんが写っており,オヤジ狩りをしようとしている 5人と,それを知らずにニコニコしているオヤジ的な図になっている(笑)とも.(確かに!)

 
 
 続けて 藤瀬友希さんのイケイケなアレンジで ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)の ”Watermelon Man”

 高木沙耶さんアレンジで,ベニー・グッドマン(Benny Goodman)の ”Moonglow”. 

 

 ここでボーナス・タイム!
 お客さんが,グッズ(キー・ホルダー)を作ってくれたようで,それを 谷口英治さんとのジャンケンに勝った 5名にプレゼントとの事で,ジャンケン大会.

 確か,この辺で C★LAPSクラップス)のスタッフから巻きが入ったような(笑)
 
  ホーギー・カーマイケル(Hoagy Carmichael)作の ”Skylark”.
 この曲は 本藤美咲さんアレンジとの事でしたが,この曲が演奏されたのは,私的に正直驚きました.

 

 2nd Set 最後を 「 想い出の曲でもある 」 との MCから,村井千紘さんアレンジの ”After You've Gone” で締め括ると,お客さんの拍手が徐々にアンコールを望む手拍子に代わり,メンバーはステージ上に残ったまま,アンコールへ突入.

 
 
 アンコールに応えて セロニアス・モンク(Thelonious Monk)の ”Straight No Chaser” を演奏して,この日のライヴを終了しまた.

 

 今回はクラリネットの 谷口英治さんを迎えての SAX CATS のワンマン・ライヴでしたが,各曲のアレンジも秀逸で,アンサンブルも素晴らしく,今回、新しく演奏される曲もあり、久し振りに観た・聴いた SAX CATS は楽しめましたし,何より進化してました!

 アルコール提供は無かったものの,あっという間の 2時間でしたが,早くアルコール飲料を飲みつつ楽しめるようになることを切に望みます.
 
 [SAX CATS]
  藤瀬 友希 : Soprano Saxophone
  瀬野 冴香 : Alto Saxophone
  村井 千紘 : Tenor Saxophone
  高木 沙耶 : Tenor Saxophone
  本藤 美咲 : Baritone Saxophone

  [Special Guest]
   谷口 英治 : Clarinet
 
 [Set List]
  1st Set
   1. Cotton Tail
   2. A Night In Tunisia
   3. Waltz For Debby
   4. King And Me
   5. Moonlight Serenade
   6. Bluesette
 
  2nd Set
   1. Five Sisters
   2. Summertime
   3. Watermelon Man
   4. Moonglow
   5. Skylark
   6. After You've Gone
     [Encore]
   7. Straight No Chaser
 
[参考]
 Theme From Lupin The Third,A Night in Tunisia etc
 
 A Night In Tunisia
 
 
 
 


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