1976年6月のロンドン・ブリタニア・ロウ·スタジオでのオフィシャル・アルバム 『 Animals (アニマルズ) 』(1977年1月リリース) のレコーディング・セッション時の音源で,2014年2月に Sigmaレーベルからリリースされた 『 Animals Outtakes (Sigma 107) 』 に収録されている音源が,商品を 2組購入すると希望者に配布されるギフト・アイテム 『 Animals Outtakes (Gift CDR) 』 として登場しました.
ジャケットの色合いが,商品と比較して明るく鮮やかになりましたね.
メーカー情報の冒頭と最終部分以外は商品リリース当時ものです.
メーカー情報では
『2014年に初登場し、フロイドファンを驚愕させた『Animals』のアウトテイク音源を収録。音質は完璧なステレオ・サウンドボード。どのレベルのファンでも楽しめる1枚です。
コレクター界ではスタジオアウトテイク音源に恵まれていないピンク・フロイドですが、それまで存在すら知られていなかったブリタニア・ロウ・スタジオで1976年に録音された「ANIMALS」収録曲の初期バージョン3曲が発掘され世界中のファンを驚愕させました。
まずトラック1はスノウィー・ホワイトのギターソロをフィーチャーしたお馴染みのロングバージョン「Pigs On The Wing」を収録。今回は『Rarities (Oenone-001A/B)』収録の8トラックバージョンと異なる別ミックス版の音源を使用しています。
そしてトラック2からは完全初登場の「Dogs」。フェードインではなく“2,3,4”というカウントからアコースティックなイントロが始まり、ドラム、ベースのベーシックトラックはミックスが異なるものの完成版と同じかと思いきや、「You gotta be crazy...」と歌い始めるのはなんとロジャー・ウォーターズなのです。'74年のBritish Winter Tourでライブ演奏された同曲初期の段階ではすでに公式リリース同様ギルモアのボーカルだっただけに、ここで聞くロジャーの(歌詞も一部異なる)ボーカルによる「Dogs」には誰もが驚かれることでしょう。ギターソロパートも中盤・後半のパートは全くの別テイクとなっていて、特に後半のパートでは未完成なのかソロが一部まだ挿入されてない状態です。それ以外にも公式リリース版には聞けないギターフレーズが散見され、このトラックだけでも聴けば聴くほどに新たな発見だらけであり、のっけから衝撃的であることは間違いありません。(Dragged by the stone'の'stone'がループする中間部~イントロに戻るブリッジ(シンセソロ部)が未完成で、そのため、イントロに戻る部分で一旦曲が途切れます。)
トラック3の「Pigs」はベーシックトラック、ミックスは公式リリース版とほぼ同じに聞こえますが、よく聴いてみるとオーバーダブされたボーカルが別テイクとなっています。コーラスもありません('Ha Ha Charade You Are'の部分)。イントロに豚のSEはまだなく、完成版より引っ込んでるせいか若干おとなしめのボーカルという印象で、トーキング・モジュレーターを使用したギターソロもここではまだ入っていません。エンディング部分も炸裂するギルモアのギターはここでは殆ど聞こえず、別テイクによるラフな演奏でだいぶ印象が異なります。
トラック4の「Sheep」はまだまだ「Raving And Drooling」のアレンジが色濃く残ったテイクとなっていて、ベーシックトラックも完全に異なるばかりか、ボーカルはもちろんのこと、歌詞も異なるもので、ここではナントBritish Winter Tour時の「Raving And Drooling」バージョンによるものです。出だしはカウントからの収録で、公式リリース版にあったイントロの羊のSEやリックによるイントロのフェンダー・ローズのフレーズはまだなく、ベースのイントロでスタートし右chからキーボードの効果音ぽいフレーズが入るところなど「Raving And Drooling」そのまんまと言う印象で、なおかつリリース版の中盤以降のセクションをも思わせ、この本テイクの序盤を聞いていると、公式リリース版の終盤部に突入しているかのような錯覚に陥ります。とにかくこれだけでもとても新鮮な印象です。それ以外にも中間部やエンディングのSE、ヴォーコーダーによるセリフもまだなく、リックのキーボードパートが中間部などではライブ披露していた時そのままなところも面白く、このトラックも聞きどころは満載です。
ラストにはSheepの頭と終わりなどで聴ける羊の鳴き声のサンプルを原盤に従い追加収録しています。リリース版では鳥のさえずりもかなり大きく聞こえるものですが、ここではそれが殆ど聞こえません。全編、ファンにとってはマストともいうべき、「アニマルズ」アウトテイク。実に素晴らしい1枚です。』
Animals Outtakes (Gift CDR)
Outtakes Of "Animals" Tracks
[Totally Different To Official Release]
1. Pigs On The Wing (Part 1&2) (Extended Version)
2. Dogs
3. Pigs (Three Different Ones)
4. Sheep
5. Message From The Sheep (Field Recording)
TOTAL TIME (39:38)
※) 音源は商品(『 Animals Outtakes (Sigma 107) 』)の方を参照してください.
[参考]
Animals Outtakes (Sigma 107)
[関連記事]
「Animals : Special DJ Copy (Gift CDR)」
「Animals Japanese 1st Issue CD : 32DP 360 (Gift CDR)」
「Wish You Were Here / Animals UK Original LPs (Gift CDR)」
「Animals : Collector's Edition (MW18002CD1DVD1)」
「Wish You Ware Here / Animals Outtakes : The Original Cassette Tapes Transfer (Sigma165)」
「From Abbey Road To Britannia Row (EXTRACTION CD001)」
「Animals Outtakes (Sigma 107)」
「The Extraction Tapes, Vol.1」
「Rarities (Oenone-001A/B)」
「Animals Test Acetate (No Label)」
#2022-03-08
ジャケットの色合いが,商品と比較して明るく鮮やかになりましたね.
メーカー情報の冒頭と最終部分以外は商品リリース当時ものです.
メーカー情報では
『2014年に初登場し、フロイドファンを驚愕させた『Animals』のアウトテイク音源を収録。音質は完璧なステレオ・サウンドボード。どのレベルのファンでも楽しめる1枚です。
コレクター界ではスタジオアウトテイク音源に恵まれていないピンク・フロイドですが、それまで存在すら知られていなかったブリタニア・ロウ・スタジオで1976年に録音された「ANIMALS」収録曲の初期バージョン3曲が発掘され世界中のファンを驚愕させました。
まずトラック1はスノウィー・ホワイトのギターソロをフィーチャーしたお馴染みのロングバージョン「Pigs On The Wing」を収録。今回は『Rarities (Oenone-001A/B)』収録の8トラックバージョンと異なる別ミックス版の音源を使用しています。
そしてトラック2からは完全初登場の「Dogs」。フェードインではなく“2,3,4”というカウントからアコースティックなイントロが始まり、ドラム、ベースのベーシックトラックはミックスが異なるものの完成版と同じかと思いきや、「You gotta be crazy...」と歌い始めるのはなんとロジャー・ウォーターズなのです。'74年のBritish Winter Tourでライブ演奏された同曲初期の段階ではすでに公式リリース同様ギルモアのボーカルだっただけに、ここで聞くロジャーの(歌詞も一部異なる)ボーカルによる「Dogs」には誰もが驚かれることでしょう。ギターソロパートも中盤・後半のパートは全くの別テイクとなっていて、特に後半のパートでは未完成なのかソロが一部まだ挿入されてない状態です。それ以外にも公式リリース版には聞けないギターフレーズが散見され、このトラックだけでも聴けば聴くほどに新たな発見だらけであり、のっけから衝撃的であることは間違いありません。(Dragged by the stone'の'stone'がループする中間部~イントロに戻るブリッジ(シンセソロ部)が未完成で、そのため、イントロに戻る部分で一旦曲が途切れます。)
トラック3の「Pigs」はベーシックトラック、ミックスは公式リリース版とほぼ同じに聞こえますが、よく聴いてみるとオーバーダブされたボーカルが別テイクとなっています。コーラスもありません('Ha Ha Charade You Are'の部分)。イントロに豚のSEはまだなく、完成版より引っ込んでるせいか若干おとなしめのボーカルという印象で、トーキング・モジュレーターを使用したギターソロもここではまだ入っていません。エンディング部分も炸裂するギルモアのギターはここでは殆ど聞こえず、別テイクによるラフな演奏でだいぶ印象が異なります。
トラック4の「Sheep」はまだまだ「Raving And Drooling」のアレンジが色濃く残ったテイクとなっていて、ベーシックトラックも完全に異なるばかりか、ボーカルはもちろんのこと、歌詞も異なるもので、ここではナントBritish Winter Tour時の「Raving And Drooling」バージョンによるものです。出だしはカウントからの収録で、公式リリース版にあったイントロの羊のSEやリックによるイントロのフェンダー・ローズのフレーズはまだなく、ベースのイントロでスタートし右chからキーボードの効果音ぽいフレーズが入るところなど「Raving And Drooling」そのまんまと言う印象で、なおかつリリース版の中盤以降のセクションをも思わせ、この本テイクの序盤を聞いていると、公式リリース版の終盤部に突入しているかのような錯覚に陥ります。とにかくこれだけでもとても新鮮な印象です。それ以外にも中間部やエンディングのSE、ヴォーコーダーによるセリフもまだなく、リックのキーボードパートが中間部などではライブ披露していた時そのままなところも面白く、このトラックも聞きどころは満載です。
ラストにはSheepの頭と終わりなどで聴ける羊の鳴き声のサンプルを原盤に従い追加収録しています。リリース版では鳥のさえずりもかなり大きく聞こえるものですが、ここではそれが殆ど聞こえません。全編、ファンにとってはマストともいうべき、「アニマルズ」アウトテイク。実に素晴らしい1枚です。』
Animals Outtakes (Gift CDR)
Outtakes Of "Animals" Tracks
[Totally Different To Official Release]
1. Pigs On The Wing (Part 1&2) (Extended Version)
2. Dogs
3. Pigs (Three Different Ones)
4. Sheep
5. Message From The Sheep (Field Recording)
TOTAL TIME (39:38)
※) 音源は商品(『 Animals Outtakes (Sigma 107) 』)の方を参照してください.
[参考]
Animals Outtakes (Sigma 107)
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#2022-03-08