1973年12月7日 (%1) リリースのアルバム 『 Tales From Topographic Oceans(海洋地形学の物語) 』 .
(%1) 当初 1973年10月26日にリリースされると告知されたが,メンバー間の不和の影響で,リリースが12月7日(11月央とも言われている)に延伸された.
『 Tales From Topographic Oceans(海洋地形学の物語) 』 は,アルバム全体がテーマを持っており,楽曲 4つを交響曲の構成のように収録した,ある意味実験的でもあるアルバムになりました.
そして,こ のアルバムのプロモーションを兼ねて行われた 「 Tales From Topographic Oceans Tour 」 は,1973年11月16日ボーンマスのウィンター・ガーデン公演を皮切りに、12月10日エディンバラのエンパイア・シアター公演まで行われた英国ツアー,年が明けて1974年2月7日フロリダ州ゲインズビルのユニバーシティ・オーディトリウム公演を皮切りに,3月25日テキサス州ダラスのダラス・コンベンション・センター公演まで行われた北米ツアー,4月11日ドイツはフランクフルトのメッセージランデ・ハレ公演を皮切りに,4月23日イタリアはローマのパラッツォ・デロ・スポーツ公演まで行われた欧州ツアーに大別されます.
このツアーでは 『 Tales From Topographic Oceans(海洋地形学の物語) 』 収録曲は,以下に示すようにセット・リストの中盤(4.-7.)で演奏されているのですが,何故か "The Remembering"("追憶")は 北米ツアー途中の 1974年3月1日以降,セット・リスト落ちしています.
[Set List]
1. Siberian Khatru
2. And You and I
3. Close To The Edge
4. The Revealing Science Of God
5. The Remembering (#1)
6. The Ancient
7. Ritual
8. Heart Of The Sunrise (#2)
9. Roundabout
10. Starship Trooper (#3)
11. Yours Is No Disgrace (#4)
(#1) : 1974年3月1日以降,セット・リスト落ち
(#2) : 1973年11月30日以降,セット・リスト落ち
(#3) : 1974年2月27日 に演奏
(#4) : 1973年12月1日,3日,1974年2月14日, 16日, 25日 に演奏
本CDは,その北米ツアーから,ツアー終盤に当たる 3月18日カリフォルニア州はイングルウッドの ザ・フォーラム(LAフォーラム)公演のオーディエンス録音を収録し Virtuosoレーベルからリリースされた 『 L.A. Forum 1974 : Mike Millard Master Tapes (Virtuoso 439/440) 』 です.
サブ・タイトル 「 Mike Millard Master Tapes 」 でも判るように,元となるオーディエンス録音は伝説の名テーパー:マイク・ミラード(Mike Millard)氏です.
流石に恐ろしいほどの高音質オーディエンス音源で,臨場感が凄いです.
未だこの日の音源を聴いた事の無い人は必聴の価値がありますし,あと少しすると レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の 『 Long Beach Arena 1975 1st Night : Mike Millard Master Cassettes (No Label) 』 同様に Sold Out になるでしょう.
メーカー情報では
『完全に2020年の主役となっている伝説名手マイク・ミラードのオリジナル・マスター発掘。その最新弾となる歴史的傑作がプレス2CDで登場です。
【ロック史上に残る究極の大作ツアー】
今回、永久保存を果たしたのは大作主義を極めたYESの“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”。その一幕である「1974年3月18日イングルウッド公演」の極上オーディエンス録音です。
1974年と言えば、ミラードにとっても黎明期。彼自身が作成したと言われるリストによると5番目にあたる録音でした。そもそも、それほど初期から録音していたのはミラード自身がYESファンだったから。
まずは、伝説名手の初期衝動に火を付けた”海洋地形学ツアー”の全体像を振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。
●1973年
・11月16日-12月10日:英国(25公演)
《12月7日『海洋地形学の物語』発売》
●1974年
・2月7日-28日:北米#1(21公演)
=「追憶」がセット落ち=
・3月1日-25日:北米#2(22公演)←★ココ★
・4月11日-23日:欧州(10公演)
《5月18日:リック・ウェイクマン脱退》
※注:上記は大まかなもの。
全日程の演目は判明しておらず、「北米#2」以前でも全曲演奏ではない日もあります。
これが世紀の大作ツアー。
何しろ、このツアーは『危機』と『海洋地形学の物語』の2作を丸ごと演奏するとうコンセプトでスタートしたもの。さすがに間延びしたのか途中で「追憶」がセットから落ちるようになりましたが、それでも10分-20分クラスの大曲を6つも並べた類い希なるツアーでした。
本作のイングルウッド公演は、そんな歴史的ツアーの後半。「北米#2」の17公演目にあたるコンサートでした。
【長年愛されてきたミラード録音の最高峰更新盤】
そんなショウで記録された本作は、伝説録音のマスター・サウンドを伝える銘品中の銘品。
そもそも、この録音は”海洋地形学ツアー”の至宝として愛されてきたもの。大曲ぞろいのショウはロックが描きうるドラマティシズムの極地であったわけですが、残念ながらサウンドボード録音は残されなかった。
そのため、長年に渡ってマニア達が極上オーディエンスを追い求め続けてきたのですが、この録音こそが“最終回答(の1つ)”だったのです。もちろん、その要は絶大なサウンド・クオリティ。ミラード・コレクションを「高音質」と呼ぶのは当たり前すぎて気が引けますし、あまりの素晴らしさはボキャブラリの限界も超えるほどなのですが、事実は事実。
距離の感じられないオンな芯、細やかなディテール、不思議なほどに遠いオーディエンス・ノイズ……。わずか5回目にして、どうしてここまでのサウンドで捉えられるのか。「努力が天才を作る」とは言いますが、やはり天才は最初から天才なんじゃないか……そう思わずにはいられません。
しかも、本作は現代で臨みうる最もオリジナルなサウンド。ミラードの大元カセットからダイレクトにダビングされたDATを起源にしており、かの名門「JEMS」が発表したマスターなのです。実のところ、以前も似たような触れ込みのマスターが発掘されたこともあり、当店でも『TALES FROM GREAT WESTERN』として愛されました。
しかし、今回のJEMS盤はすべてにおいて凌駕している。サウンド面でもアップしていますが、特に素晴らしいのは最長を更新していること。開演時のイントロや終演時のアウトロはもちろんのこと、テープチェンジでフェイドするパートやディスクの分割部までもが長く収録されているのです。
ほぼほぼすべての面でアップグレードしていたJEMSマスターですが、顕微鏡的に分析してみるとごく一部、従来マスターの方が勝っていたパートもありました。それは「古代文明」。終盤の録音漏れパートを翌日“3月19日”のミラード録音でパッチするのが伝統となっていますが、新マスターは当日分が少し(39秒)短かった。また、原因は不明(恐らくトランスファー時のミスでしょう)ながら2カ所(5秒と6秒)の無音部も発生していました。本作では、そうしたパート(合計50秒)も『TALES FROM GREAT WESTERN』で補填。ネット公開された原音バージョンを超越する、“当日の最長版”を実現したのです。
ショウの中身については、多く語る必要もないでしょう。
『危機』全曲+『海洋地形学』3曲というセットを、脂の乗りきった“黄金の5人”が演奏している。まさに大作系プログレッシヴ・ロックの理想郷を体現したショウなのです。本作は、その現場をミラードのマスター・サウンドによって永久保存したプレス2CD。
オーディエンス録音という事実関係からオモテ世界の名盤とはなり得ないのでしょうが、その真価は『イエスソングス』さえも超越する超名盤。シンフォニック・ロックの至宝、どうぞ思う存分じっくりとご体験ください。
★既発『TALES FROM GREAT WESTERN』と比較して、イントロ/アウトロ/テープチェンジ個所/ディスク割個所全てが長く収録されている。音質もアップグレード。
(リマスター・メモ)
★今回発表されたミラード・マスター盤での改善点。
*原因不明ながらThe Ancientの下記が無音で欠落。
12:41 - 12:46 / 12:58 - 13:04
既発の音質とピッチを調整した後、補填したので判らなくなっています。
*今回盤はThe Ancient 18:03から最後までがザックリと3/19ロング・ビーチ公演に入れ替えられていたが、
18:03 - 18:42迄は既発(3/18)に収録されているので、その部分を調整して違和感なく入れ替え、18:42から3/19公演へときれいに繋ぎました。』
L.A. Forum 1974 : Mike Millard Master Tapes (Virtuoso 439/440)
Live At The Forum,Inglewood,CA,USA 18th March 1974
[LONGER & UPGRADE]
Disc 1
1. Firebird Suite
2. Siberian Khatru
3. And You And I
4. Close To The Edge
5. The Revealing Science Of God
TOTAL TIME (63:24)
Disc 2
1. The Ancient
2. Ritual
TOTAL TIME (45:19)
Jon Anderson : Vocals
Steve Howe : Guitars
Chris Squire : Bass
Rick Wakeman : Keyboards
Alan White : Drums
Close To The Edge
Ritual
本商品には,リリース週末までの限定で 英国放送協会のラジオ放送(BBC Radio 1)の ボブ・ハリス・ショウ(Bob Harris Show)用に,1973年11月1日に収録され放送(1974年2月25日)された 『 Topographic Session : BBC 1973 (Special Bonus CDR) 』 が,特別ボーナスとして付属しています.
『 Tales From Topographic Oceans(海洋地形学の物語) 』 のリリースが 1973年12月7日なので,リリースの約 1カ月前の収録と言うことになります.
内容は "The Revealing Science Of God"("神の啓示")の 1曲のみではありますが,20分に及ぶ大曲であり,これがサウンドボード録音で聴けるのは有難いです.
メーカー情報では
『本編プレス2CDは、“海洋地形学の物語”時代のショウを極上サウンドで楽しめるライヴアルバムの歴史的大傑作。
その解説でも触れましたが、ツアーがシンフォニック・ロックの極みだったのに対し、サウンドボードが残されなかったのはロック史の悲劇でもありました。しかし「まったくゼロ?」かと言うと、そうではありません。わずかではありますが、当時の極上サウンドボード・ライヴも存在する。歴史的な名録音のアップグレードを記念するボーナスとして、貴重なサウンドボード・テイクも特別付属決定です。
そんな本作が記録されたのは「1973年11月1日ロンドン」。本編解説の日程をご覧の通り、ツアー初日の2週間前であり、アルバム『海洋地形学の物語』発売の約1ヶ月前。
名門BBCの名物番組“ボブ・ハリス・ショウ”に出演した際のスタジオ・セッションです。放送されたのは1曲「The Revealing Science Of God」のみなのですが、大曲ゆえに20分以上という聴き応えのあるテイクです。
そして、その内容がまた素晴らしい。BBCセッションは、普通のライヴとは違ってオーバーダブもアリの半スタジオ・テイク。本作でもコーラスの中にリードを歌っているはずのジョン・アンダーソンの声が混じっていたり、スティーヴ・ハウのギター・ソロとエレキ・シタールのバッキングが同時に鳴っていたりと、単なる生演奏ではない。そのため一説には「アルバムのラフミックス」とも言われていたりもするのですが、どちらにせよ完成度の高い別バージョンには違いない。
しかも、本作はそんな貴重テイクの最高峰クオリティ版とされるもの。2012年に発掘されたエアチェック・マスターなのですが、ダビング痕のない瑞々しくもナチュラルな鳴りは「BBCのトランスクリプション・ディスク起こし!?」と思ってしまうほど。
そして、そんな貴重な「The Revealing Science Of God」が終わって流れてくるのは伝説のDJボブ・ハリスのコメント。そのサウンドも相まって、当時のラジオ電波が劣化ゼロで時空を飛び越えてきたようなリアリティに溢れているのです。
本編プレス2CDがマイク・ミラードによるコンサート会場の現場体験だとすれば、本作はラジオ番組に耳をそばだてていたであろうロックファンの自室体験。どちらも『海洋地形学の物語』当時のロック体験がリアルに甦るタイムマシン・アルバムなのです。世紀の大作スタジオ・アルバムに驚愕し、「ロックはここまで進化できるのか」と固唾を飲んでいた時代に跳べる豪華セット。どうぞ、併せて存分にお楽しみください。』
Topographic Session : BBC 1973 (Special Bonus CDR)
Live At BBC Studios, London, UK 1st November 1973
Broadcasted 25th Feburary 1974
[STEREO SOUNDBOARD RECORDING]
1. The Revealing Science Of God
2. Bob Harris Outro.
TOTAL TIME (20:48)
Jon Anderson : Vocal
Steve Howe : Guitars
Chris Squire : Bass
Rick Wakeman : Keyboards
Alan White : Drums
The Revealing Science Of God
[参考]
Tales From Topographic Oceans Tour Dates
1973
November
01 BBC Studios,London,UK
[UK Tour]
16 Winter Garden,Bournemouth,UK
17 Winter Garden,Bournemouth,UK
18 Bristol Hippodrome,Bristol,UK
19 Portsmouth Guildhall,Portsmouth,UK
20 Rainbow Theatre,London,UK
21 Rainbow Theatre,London,UK
22 Rainbow Theatre,London,UK
23 Rainbow Theatre,London,UK
24 Rainbow Theatre,London,UK
25 New Theatre,Oxford,UK
26 De Montfort Hall,Leicester,UK
27 Sheffield City Hall,Sheffield,UK
28 Free Trade Hall,Manchester,UK
29 Free Trade Hall,Manchester,UK
30 Empire Theatre,Liverpool,UK
December
01 Capitol Theatre,Cardiff,UK
02 Trentham Gardens,Stoke-on-Trent,UK
03 Birmingham Hippodrome,Birmingham,UK
04 Birmingham Hippodrome,Birmingham,UK
06 Apollo Theatre,Glasgow,UK
07 Apollo Theatre,Glasgow,UK
08 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
09 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
10 Empire Theatre,Edinburgh,UK
Feburary
[North American Tour]
07 University Auditorium,Gainesville,FL,USA
08 Miami Baseball Stadium,Miami,FL,USA
09 Tampa Stadium,Tampa,FL,USA
10 Carolina Coliseum,Columbia,MD,USA
11 Alexander Memorial Coliseum,Atlanta,GA,USA
12 Roanoke Civic Center,Roanoke,VA,USA
13 Baltimore Civic Center,Baltimore,MD,USA
14 Nassau Coliseum,Uniondale,NY,USA
15 New Haven Coliseum,New Haven,CT,USA
16 The Spectrum,Philadelphia,PA,USA
18 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
20 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
21 Civic Arena,Pittsburgh,PA,USA
22 Maple Leaf Gardens,Toronto,ON,CANADA
23 Broome County Veterans Memorial Arena,Binghamton,NY,USA
24 Barton Hall,Ithaca,NY,USA
25 Montreal Forum,Montreal,QC,CANADA
26 Boston Garden,Boston,MA,USA
27 Cobo Arena,Detroit,MI,USA
28 Cobo Arena,Detroit,MI,USA
March
01 Hersheypark Arena,Hershey,PA,USA
02 Louisville Gardens,Louisville,KY,USA
03 Cincinnati Gardens,Cincinnati,OH,USA
05 Metropolitan Sports Center,Bloomington,IN,USA
06 International Amphitheatre,Chicago,IL,USA
07 International Amphitheatre,Chicago,IL,USA
08 Kiel Auditorium,St. Louis,MO,USA
10 Cook Convention Center,Memphis,TN,USA
11 Fairgrounds Arena,Oklahoma City,OK,USA
12 Century II Convention Hall,Wichita,KS,USA
13 Denver Coliseum,Denver,CO,USA
14 The Pit,Albuquerque,NM,USA
15 Winterland,San Francisco,CA,USA
16 Winterland,San Francisco,CA,USA
17 Memorial Auditorium,Sacramento,CA,USA
18 Los Angeles Forum,Inglewood,CA,USA
19 Long Beach Arena,Long Beach,CA,USA
20 Selland Arena,Fresno,CA,USA
21 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
23 San Antonio Civic Center,San Antonio,TX,USA
24 LSU Assembly Center,Baton Rouge,LA,USA
25 Dallas Convention Center,Dallas,TX,USA
April
[European Tour]
11 Messegelande Halle,Frankfurt,GERMANY
12 Olympiahalle,Munich,GERMANY
13 Olympiahalle,Munich,GERMANY
14 Friedrich-Ebert-Halle,Ludwigshafen,GERMANY
15 Neue Messhalle,Stuttgart,GERMANY
16 Westfalenhalle,Dortmund,GERMANY
17 Ahoy Rotterdam,Rotterdam,NETHERLANDS
19 Palais Des Sports De Paris,Paris,FRANCE
21 Hallenstadion,Zürich,SWITZERLAND
23 Palazzo dello Sport,Rome,ITALY
[関連記事]
「Bristol 1973 (Gift CDR)」
「Definitive Boston 1974 (Virtuoso 365/366)」
#2020-07-21
(%1) 当初 1973年10月26日にリリースされると告知されたが,メンバー間の不和の影響で,リリースが12月7日(11月央とも言われている)に延伸された.
『 Tales From Topographic Oceans(海洋地形学の物語) 』 は,アルバム全体がテーマを持っており,楽曲 4つを交響曲の構成のように収録した,ある意味実験的でもあるアルバムになりました.
そして,こ のアルバムのプロモーションを兼ねて行われた 「 Tales From Topographic Oceans Tour 」 は,1973年11月16日ボーンマスのウィンター・ガーデン公演を皮切りに、12月10日エディンバラのエンパイア・シアター公演まで行われた英国ツアー,年が明けて1974年2月7日フロリダ州ゲインズビルのユニバーシティ・オーディトリウム公演を皮切りに,3月25日テキサス州ダラスのダラス・コンベンション・センター公演まで行われた北米ツアー,4月11日ドイツはフランクフルトのメッセージランデ・ハレ公演を皮切りに,4月23日イタリアはローマのパラッツォ・デロ・スポーツ公演まで行われた欧州ツアーに大別されます.
このツアーでは 『 Tales From Topographic Oceans(海洋地形学の物語) 』 収録曲は,以下に示すようにセット・リストの中盤(4.-7.)で演奏されているのですが,何故か "The Remembering"("追憶")は 北米ツアー途中の 1974年3月1日以降,セット・リスト落ちしています.
[Set List]
1. Siberian Khatru
2. And You and I
3. Close To The Edge
4. The Revealing Science Of God
5. The Remembering (#1)
6. The Ancient
7. Ritual
8. Heart Of The Sunrise (#2)
9. Roundabout
10. Starship Trooper (#3)
11. Yours Is No Disgrace (#4)
(#1) : 1974年3月1日以降,セット・リスト落ち
(#2) : 1973年11月30日以降,セット・リスト落ち
(#3) : 1974年2月27日 に演奏
(#4) : 1973年12月1日,3日,1974年2月14日, 16日, 25日 に演奏
本CDは,その北米ツアーから,ツアー終盤に当たる 3月18日カリフォルニア州はイングルウッドの ザ・フォーラム(LAフォーラム)公演のオーディエンス録音を収録し Virtuosoレーベルからリリースされた 『 L.A. Forum 1974 : Mike Millard Master Tapes (Virtuoso 439/440) 』 です.
サブ・タイトル 「 Mike Millard Master Tapes 」 でも判るように,元となるオーディエンス録音は伝説の名テーパー:マイク・ミラード(Mike Millard)氏です.
流石に恐ろしいほどの高音質オーディエンス音源で,臨場感が凄いです.
未だこの日の音源を聴いた事の無い人は必聴の価値がありますし,あと少しすると レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の 『 Long Beach Arena 1975 1st Night : Mike Millard Master Cassettes (No Label) 』 同様に Sold Out になるでしょう.
メーカー情報では
『完全に2020年の主役となっている伝説名手マイク・ミラードのオリジナル・マスター発掘。その最新弾となる歴史的傑作がプレス2CDで登場です。
【ロック史上に残る究極の大作ツアー】
今回、永久保存を果たしたのは大作主義を極めたYESの“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”。その一幕である「1974年3月18日イングルウッド公演」の極上オーディエンス録音です。
1974年と言えば、ミラードにとっても黎明期。彼自身が作成したと言われるリストによると5番目にあたる録音でした。そもそも、それほど初期から録音していたのはミラード自身がYESファンだったから。
まずは、伝説名手の初期衝動に火を付けた”海洋地形学ツアー”の全体像を振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。
●1973年
・11月16日-12月10日:英国(25公演)
《12月7日『海洋地形学の物語』発売》
●1974年
・2月7日-28日:北米#1(21公演)
=「追憶」がセット落ち=
・3月1日-25日:北米#2(22公演)←★ココ★
・4月11日-23日:欧州(10公演)
《5月18日:リック・ウェイクマン脱退》
※注:上記は大まかなもの。
全日程の演目は判明しておらず、「北米#2」以前でも全曲演奏ではない日もあります。
これが世紀の大作ツアー。
何しろ、このツアーは『危機』と『海洋地形学の物語』の2作を丸ごと演奏するとうコンセプトでスタートしたもの。さすがに間延びしたのか途中で「追憶」がセットから落ちるようになりましたが、それでも10分-20分クラスの大曲を6つも並べた類い希なるツアーでした。
本作のイングルウッド公演は、そんな歴史的ツアーの後半。「北米#2」の17公演目にあたるコンサートでした。
【長年愛されてきたミラード録音の最高峰更新盤】
そんなショウで記録された本作は、伝説録音のマスター・サウンドを伝える銘品中の銘品。
そもそも、この録音は”海洋地形学ツアー”の至宝として愛されてきたもの。大曲ぞろいのショウはロックが描きうるドラマティシズムの極地であったわけですが、残念ながらサウンドボード録音は残されなかった。
そのため、長年に渡ってマニア達が極上オーディエンスを追い求め続けてきたのですが、この録音こそが“最終回答(の1つ)”だったのです。もちろん、その要は絶大なサウンド・クオリティ。ミラード・コレクションを「高音質」と呼ぶのは当たり前すぎて気が引けますし、あまりの素晴らしさはボキャブラリの限界も超えるほどなのですが、事実は事実。
距離の感じられないオンな芯、細やかなディテール、不思議なほどに遠いオーディエンス・ノイズ……。わずか5回目にして、どうしてここまでのサウンドで捉えられるのか。「努力が天才を作る」とは言いますが、やはり天才は最初から天才なんじゃないか……そう思わずにはいられません。
しかも、本作は現代で臨みうる最もオリジナルなサウンド。ミラードの大元カセットからダイレクトにダビングされたDATを起源にしており、かの名門「JEMS」が発表したマスターなのです。実のところ、以前も似たような触れ込みのマスターが発掘されたこともあり、当店でも『TALES FROM GREAT WESTERN』として愛されました。
しかし、今回のJEMS盤はすべてにおいて凌駕している。サウンド面でもアップしていますが、特に素晴らしいのは最長を更新していること。開演時のイントロや終演時のアウトロはもちろんのこと、テープチェンジでフェイドするパートやディスクの分割部までもが長く収録されているのです。
ほぼほぼすべての面でアップグレードしていたJEMSマスターですが、顕微鏡的に分析してみるとごく一部、従来マスターの方が勝っていたパートもありました。それは「古代文明」。終盤の録音漏れパートを翌日“3月19日”のミラード録音でパッチするのが伝統となっていますが、新マスターは当日分が少し(39秒)短かった。また、原因は不明(恐らくトランスファー時のミスでしょう)ながら2カ所(5秒と6秒)の無音部も発生していました。本作では、そうしたパート(合計50秒)も『TALES FROM GREAT WESTERN』で補填。ネット公開された原音バージョンを超越する、“当日の最長版”を実現したのです。
ショウの中身については、多く語る必要もないでしょう。
『危機』全曲+『海洋地形学』3曲というセットを、脂の乗りきった“黄金の5人”が演奏している。まさに大作系プログレッシヴ・ロックの理想郷を体現したショウなのです。本作は、その現場をミラードのマスター・サウンドによって永久保存したプレス2CD。
オーディエンス録音という事実関係からオモテ世界の名盤とはなり得ないのでしょうが、その真価は『イエスソングス』さえも超越する超名盤。シンフォニック・ロックの至宝、どうぞ思う存分じっくりとご体験ください。
★既発『TALES FROM GREAT WESTERN』と比較して、イントロ/アウトロ/テープチェンジ個所/ディスク割個所全てが長く収録されている。音質もアップグレード。
(リマスター・メモ)
★今回発表されたミラード・マスター盤での改善点。
*原因不明ながらThe Ancientの下記が無音で欠落。
12:41 - 12:46 / 12:58 - 13:04
既発の音質とピッチを調整した後、補填したので判らなくなっています。
*今回盤はThe Ancient 18:03から最後までがザックリと3/19ロング・ビーチ公演に入れ替えられていたが、
18:03 - 18:42迄は既発(3/18)に収録されているので、その部分を調整して違和感なく入れ替え、18:42から3/19公演へときれいに繋ぎました。』
L.A. Forum 1974 : Mike Millard Master Tapes (Virtuoso 439/440)
Live At The Forum,Inglewood,CA,USA 18th March 1974
[LONGER & UPGRADE]
Disc 1
1. Firebird Suite
2. Siberian Khatru
3. And You And I
4. Close To The Edge
5. The Revealing Science Of God
TOTAL TIME (63:24)
Disc 2
1. The Ancient
2. Ritual
TOTAL TIME (45:19)
Jon Anderson : Vocals
Steve Howe : Guitars
Chris Squire : Bass
Rick Wakeman : Keyboards
Alan White : Drums
Close To The Edge
Ritual
本商品には,リリース週末までの限定で 英国放送協会のラジオ放送(BBC Radio 1)の ボブ・ハリス・ショウ(Bob Harris Show)用に,1973年11月1日に収録され放送(1974年2月25日)された 『 Topographic Session : BBC 1973 (Special Bonus CDR) 』 が,特別ボーナスとして付属しています.
『 Tales From Topographic Oceans(海洋地形学の物語) 』 のリリースが 1973年12月7日なので,リリースの約 1カ月前の収録と言うことになります.
内容は "The Revealing Science Of God"("神の啓示")の 1曲のみではありますが,20分に及ぶ大曲であり,これがサウンドボード録音で聴けるのは有難いです.
メーカー情報では
『本編プレス2CDは、“海洋地形学の物語”時代のショウを極上サウンドで楽しめるライヴアルバムの歴史的大傑作。
その解説でも触れましたが、ツアーがシンフォニック・ロックの極みだったのに対し、サウンドボードが残されなかったのはロック史の悲劇でもありました。しかし「まったくゼロ?」かと言うと、そうではありません。わずかではありますが、当時の極上サウンドボード・ライヴも存在する。歴史的な名録音のアップグレードを記念するボーナスとして、貴重なサウンドボード・テイクも特別付属決定です。
そんな本作が記録されたのは「1973年11月1日ロンドン」。本編解説の日程をご覧の通り、ツアー初日の2週間前であり、アルバム『海洋地形学の物語』発売の約1ヶ月前。
名門BBCの名物番組“ボブ・ハリス・ショウ”に出演した際のスタジオ・セッションです。放送されたのは1曲「The Revealing Science Of God」のみなのですが、大曲ゆえに20分以上という聴き応えのあるテイクです。
そして、その内容がまた素晴らしい。BBCセッションは、普通のライヴとは違ってオーバーダブもアリの半スタジオ・テイク。本作でもコーラスの中にリードを歌っているはずのジョン・アンダーソンの声が混じっていたり、スティーヴ・ハウのギター・ソロとエレキ・シタールのバッキングが同時に鳴っていたりと、単なる生演奏ではない。そのため一説には「アルバムのラフミックス」とも言われていたりもするのですが、どちらにせよ完成度の高い別バージョンには違いない。
しかも、本作はそんな貴重テイクの最高峰クオリティ版とされるもの。2012年に発掘されたエアチェック・マスターなのですが、ダビング痕のない瑞々しくもナチュラルな鳴りは「BBCのトランスクリプション・ディスク起こし!?」と思ってしまうほど。
そして、そんな貴重な「The Revealing Science Of God」が終わって流れてくるのは伝説のDJボブ・ハリスのコメント。そのサウンドも相まって、当時のラジオ電波が劣化ゼロで時空を飛び越えてきたようなリアリティに溢れているのです。
本編プレス2CDがマイク・ミラードによるコンサート会場の現場体験だとすれば、本作はラジオ番組に耳をそばだてていたであろうロックファンの自室体験。どちらも『海洋地形学の物語』当時のロック体験がリアルに甦るタイムマシン・アルバムなのです。世紀の大作スタジオ・アルバムに驚愕し、「ロックはここまで進化できるのか」と固唾を飲んでいた時代に跳べる豪華セット。どうぞ、併せて存分にお楽しみください。』
Topographic Session : BBC 1973 (Special Bonus CDR)
Live At BBC Studios, London, UK 1st November 1973
Broadcasted 25th Feburary 1974
[STEREO SOUNDBOARD RECORDING]
1. The Revealing Science Of God
2. Bob Harris Outro.
TOTAL TIME (20:48)
Jon Anderson : Vocal
Steve Howe : Guitars
Chris Squire : Bass
Rick Wakeman : Keyboards
Alan White : Drums
The Revealing Science Of God
[参考]
Tales From Topographic Oceans Tour Dates
1973
November
01 BBC Studios,London,UK
[UK Tour]
16 Winter Garden,Bournemouth,UK
17 Winter Garden,Bournemouth,UK
18 Bristol Hippodrome,Bristol,UK
19 Portsmouth Guildhall,Portsmouth,UK
20 Rainbow Theatre,London,UK
21 Rainbow Theatre,London,UK
22 Rainbow Theatre,London,UK
23 Rainbow Theatre,London,UK
24 Rainbow Theatre,London,UK
25 New Theatre,Oxford,UK
26 De Montfort Hall,Leicester,UK
27 Sheffield City Hall,Sheffield,UK
28 Free Trade Hall,Manchester,UK
29 Free Trade Hall,Manchester,UK
30 Empire Theatre,Liverpool,UK
December
01 Capitol Theatre,Cardiff,UK
02 Trentham Gardens,Stoke-on-Trent,UK
03 Birmingham Hippodrome,Birmingham,UK
04 Birmingham Hippodrome,Birmingham,UK
06 Apollo Theatre,Glasgow,UK
07 Apollo Theatre,Glasgow,UK
08 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
09 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
10 Empire Theatre,Edinburgh,UK
Feburary
[North American Tour]
07 University Auditorium,Gainesville,FL,USA
08 Miami Baseball Stadium,Miami,FL,USA
09 Tampa Stadium,Tampa,FL,USA
10 Carolina Coliseum,Columbia,MD,USA
11 Alexander Memorial Coliseum,Atlanta,GA,USA
12 Roanoke Civic Center,Roanoke,VA,USA
13 Baltimore Civic Center,Baltimore,MD,USA
14 Nassau Coliseum,Uniondale,NY,USA
15 New Haven Coliseum,New Haven,CT,USA
16 The Spectrum,Philadelphia,PA,USA
18 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
20 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
21 Civic Arena,Pittsburgh,PA,USA
22 Maple Leaf Gardens,Toronto,ON,CANADA
23 Broome County Veterans Memorial Arena,Binghamton,NY,USA
24 Barton Hall,Ithaca,NY,USA
25 Montreal Forum,Montreal,QC,CANADA
26 Boston Garden,Boston,MA,USA
27 Cobo Arena,Detroit,MI,USA
28 Cobo Arena,Detroit,MI,USA
March
01 Hersheypark Arena,Hershey,PA,USA
02 Louisville Gardens,Louisville,KY,USA
03 Cincinnati Gardens,Cincinnati,OH,USA
05 Metropolitan Sports Center,Bloomington,IN,USA
06 International Amphitheatre,Chicago,IL,USA
07 International Amphitheatre,Chicago,IL,USA
08 Kiel Auditorium,St. Louis,MO,USA
10 Cook Convention Center,Memphis,TN,USA
11 Fairgrounds Arena,Oklahoma City,OK,USA
12 Century II Convention Hall,Wichita,KS,USA
13 Denver Coliseum,Denver,CO,USA
14 The Pit,Albuquerque,NM,USA
15 Winterland,San Francisco,CA,USA
16 Winterland,San Francisco,CA,USA
17 Memorial Auditorium,Sacramento,CA,USA
18 Los Angeles Forum,Inglewood,CA,USA
19 Long Beach Arena,Long Beach,CA,USA
20 Selland Arena,Fresno,CA,USA
21 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
23 San Antonio Civic Center,San Antonio,TX,USA
24 LSU Assembly Center,Baton Rouge,LA,USA
25 Dallas Convention Center,Dallas,TX,USA
April
[European Tour]
11 Messegelande Halle,Frankfurt,GERMANY
12 Olympiahalle,Munich,GERMANY
13 Olympiahalle,Munich,GERMANY
14 Friedrich-Ebert-Halle,Ludwigshafen,GERMANY
15 Neue Messhalle,Stuttgart,GERMANY
16 Westfalenhalle,Dortmund,GERMANY
17 Ahoy Rotterdam,Rotterdam,NETHERLANDS
19 Palais Des Sports De Paris,Paris,FRANCE
21 Hallenstadion,Zürich,SWITZERLAND
23 Palazzo dello Sport,Rome,ITALY
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#2020-07-21