本当に久し振りのイエス音源の購入です.(笑)
曲の長さや内容の難しさといった点で,特にリック・ウェイクマンが異議を唱えたとされている通算 7作目,スタジオ録音盤としては 6作目にして初の 2枚組アルバムとなった 『 海洋地形学の物語 (Tales From Topographic Oceans) 』 .
このアルバムのリリースに伴って,1973年11月16日英国はボーンマスのウィンター・ガーデンを皮切りに行われた 「 Tales From Topographic Oceans Tour 」 .
英国ツアーに続き翌年2月からは北米ツアー,4月からは欧州ツアーが行われます.
1974年2月7日米国フロリダ州はゲインズビルのフロリダ大学のユニバーシティ・オーディトリウム(大学講堂)を皮切りに,3月25日テキサス州はダラスのダラス・コンベンション・センターまで計42公演行われた北米ツアーから,北米ツアー中盤に当たる 2月26日マサチューセッツ州はボストンのボストン・ガーデン公演をオーディエンス収録した 『 Definitive Boston 1974 (Virtuoso 365/366) 』 が,Virtuosoレーベルよりリリースされました.
既発で,同レーベルから 『 Alternate View (Virtuoso 034/035) 』 としてリリースされていたものを最新の技術でリマスターしたものだそうです.
私は過去のものを所持していないので,比較はできません.
メーカー情報にもありますが,この北米ツアー途中の 3月1日ペンシルベニア州はハーシーのハーシーパーク・スタジアム公演以降,"The Remembering (High The Memory)" がセット・リストから外れる関係もあり,北米ツアー後半からは残念ながら 『 海洋地形学の物語 (Tales From Topographic Oceans) 』 全曲再現では無くなってしまいます.
因みに "Heart Of The Sunrise" も,英国ツアー中盤までは演奏されていましたが,12月2日ストーク-オン-トレントのトレンタム・ガーデンズ公演からセット・リストから外れています.
音像は若干遠目ですが,完全収録で,録音された年代を考えれば非常に高音質と言えます.
メーカー情報には 「 一片の欠けもなく、サウンドボードにも匹敵する超極上サウンドで ~ 」 との記載がありますが,流石にサウンドボードには匹敵はしないかと (笑).と言った感じ.
メーカー情報では
『YES全史でも“象徴”・“最高傑作”と謳われる超名盤がデジタル・リマスターで復刻です。
その“象徴盤”の正体とは「1974年2月26日ボストン公演」のオーディエンス録音。そう、『海洋地形学の物語』完全演奏の頂点ライヴアルバムです。
プログレッシヴ・ロック史に巨大な足跡を遺した超大作『海洋地形学の物語』。
その完全演奏は、まさにYESファンの夢の結晶でした。『危機』『リレイヤー』を超える大作主義の頂点を極めた名曲ながら、長い歴史でも4楽章すべてが演奏されたのは“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR(の一部)”だけ。近年、このアルバムをテーマにしたツアーが行われましたが、それでも部分再現に止まっています。
しかも、その“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”は、一大全盛期にも関わらず、サウンドボード録音にも恵まれなかった。ごく一部だけのラジオ放送があるくらいで、プロフェッショナルな記録がほとんど残されなかったのです。
【海洋地形学ツアーの最高傑作】
そんな『海洋地形学の物語』だからこそ、長い歴史でマニアはベストなオーディエンス録音を探し求めてきました。その探求の末、たどり着いた結論。それが本作のボストン公演なのです。
アナログ時代からツアーを代表してきた名録音ですが、本作はそんなアナログ起こしではなく、かつてプレスCD『ALTERNATE VIEW』として一世を風靡した極上品。オリジナル・マスターから起こされたと言われるサウンドは史上最高峰を極め、そんじょそこらのライン録音も蹴散らす超極上ぶりに世界中のマニアが震撼したもの。本作は、その大名盤をリマスターした頂点盤なのです。
もちろん伝統の名録音ですから、そのマスタリングには細心の注意を払いました。ライン録音に匹敵するディテール、リアルな感触を寸分も潰さず、“鳴り”のバランスを丁寧に調整。正直なところ「まるで別録音」というほど変貌しているわけではありません(それは御法度ですから)が、より一層、壮大なスペクタクルと力強いダイレクト感を両立しているのです。
【超大作ノーカットの完全録音】
そんなサウンドで描かれるのは、プログレッシヴYESの桃源郷。もちろん、最大の目玉は『海洋地形学の物語』完全演奏ですが、それだけではない。ショウの冒頭には大代表作『危機』の全曲を(逆順で)再現しており、その上で『海洋地形学』を丸ごと演奏、さらにアンコールを「Roundabout」で〆るという、超豪華なコンサートなのです。
ここで重要なのは、本作が完全シームレスな録音であること。どうやらリール録音らしく、テープチェンジ等のカットが一切ない。
いくら超大作を連発しようと切り替わることなく、スタジオ録音を押し込めていたアナログLPの枠からも開放。超大作が超大作のまま……いえ、それ以上に自由に呼吸するステージを全身に浴びることができるのです。
セットが頂点的なら、演奏も絶頂。超大作「危機」「儀式」のダイナミズムは圧倒的で、特にスティーヴ・ハウの変幻自在のギターは若さも滲ませつつまったくスキがない。YESの刻印であるクリス・スクワイアも全盛の勢いたっぷり唸りを上げ、その相方を務めるアラン・ホワイトも持ち前のパワフルさ全開でビル・ブルーフォードの影を完全に払拭。もちろん、ジョン・アンダーソンのエンジェリック・ヴォイスも“天から降り注ぐ”神々しさと、“泉から湧き出す”ような瑞々しさ。リック・ウェイクマンはチューニングが微妙に狂っていたりもするのですが、それさえ物ともしない凄絶な演奏が溢れてこぼれ出すのです。
一片の欠けもなく、サウンドボードにも匹敵する超極上サウンドで超大作『海洋地形学の物語』を封じ込めた奇跡の録音。その最高峰です。歴史的大名盤『イエスソングス』にさえ匹敵する……いえ、ある意味では超越さえしてしまう超傑作。音楽ジャンル“プログレッシヴ・ロック”そのものの象徴盤でさえある1本。どうぞ、あなたのお手元に。』
Definitive Boston 1974 (Virtuoso 365/366)
Live At Boston Garden,Boston,MA,USA 26th February 1974
Disc 1
1. Firebird Suite
2. Siberian Khatru
3. And You And I
4. Close To The Edge
5. The Revealing Science Of God
TOTAL TIME (66:22)
Disc 2
1. The Remembering
2. The Ancient
3. Ritual
4. Roundabout
TOTAL TIME (79:09)
Jon Anderson : Vocals
Steve Howe : Guitars
Chris Squire : Bass
Rick Wakeman : Keyboards
Alan White : Drums
And You And I
Ritual
Roundabout
本商品の初回納品分に限って.同ツアーからの映像 『 Live:Tales From Topographic Oceans Tour Special Bonus DVDR) 』 が付属しています.
メーカー情報では
『本編プレス2CDは、YESファンの夢が結晶となったライヴアルバムの頂点です。
しかし、そのクオリティや音楽が素晴らしければ素晴らしいほど、現場の“光景”にも想いが募る。そこで、そのボーナスには“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”を目撃できし、超傑作ライヴアルバムのイメージをグッと膨らませてくれる映像作品を用意しました。
そんな本作は、貴重な8ミリフィルとオーディエンス録音を駆使して当時のライヴを再現した映像作品。海外マニアが制作したもので「1974年2月25日モントリール公演」と「1974年3月12日アルバカーキ公演」の8ミリを繋ぎ合わせたダイジェスト映像。そこに、本編プレス2CDと同じ「1974年2月26日ボストン公演」の極上オーディエンス録音がシンクロされています。まずは、各公演のポジションをツアー全体像から把握してみましょう。
【1973年】
《初秋:『海洋地形学の物語』完成》
・11月1日-12月10日:UK(26公演)
《12月:『海洋地形学の物語』発売》
【1974年】
・2月7日-28日:北米#1(21公演)←★ココ★
=「追憶」がセット落ち=
・3月1日-25日:北米#2(22公演)←★ココ★
・4月11日-23日:欧州(10公演)
《5月:リック・ウェイクマン脱退》
これが“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”の概要。
本編プレス2CDのボストン公演やその前日のモントリール公演は「北米#1」、アルバカーキ公演は「北米#1」にあたります。ちなみに「北米#1」「北米#2」の日程は連続していますが、違いは「追憶」。『海洋地形学の物語』完全演奏で有名なツアーではあるものの、実は全公演で全楽章を演奏していたわけではなく、冒頭の「UK」と「北米#1」だけだったと言われています。
※注:上記は大まかなもの。全日程の演目は判明していませんし、日程内でも全曲演奏ではない日もあります。
ともあれ、そんな3公演の記録を駆使した本作は、実に素晴らしい。
当時の8ミリフィルムは撮影できる時間が短いため、本作も短い映像の積み重ね。しかし、細切れながらも『危機』『海洋地形学』の全曲を網羅しており、約15分でダイジェストしてくれる。
しかも、画質が極めて美しい。フィルムの保存状態が恐ろしく良く、発色も素晴らしい。デジタル時代の現代の眼で見ても美しい画質を誇り、まさに当時そのままの光景が色鮮やかに蘇るのです。
そんな光景で映し出されるのは、超大作に併せてドラマティックな表情を魅せる幻想のステージ。ミラーボールやライティングなど、時代がかった演出もあるのですが、それによって浮かび上がる”黄金の5人”の佇まいとセットが美しいのです。
これが伝説ツアーの現場。その光景。歴史に残る超大作を世に問い、それを全世界に届けようとしていた5人の姿をマニアが蘇らせた渾身の映像作品です。
音や写真からなんとなく想像するのではなく、動く映像で目撃することの説得力。ダイジェストではあっても、本編プレス2CDの味わい、イメージまでも変えてしまう1枚。「百聞は一見にしかず」の1本です。奇跡のライヴアルバムと併せ、どうぞ“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”の世界を触れてください。』
Live:Tales From Topographic Oceans Tour Special Bonus DVDR)
A Composite Of Originally Silent 8mm Footage
From Albuquerque 12th March 1974 And Montreal 25th February 1974,
Synched with Audio From Boston, 26th February 1974.
COLOUR NTSC Approx.15min.
1. Intro
2. Firebird Suite
3. Siberian Khatru
4. And You And I
5. Close To The Edge
6. The Revealing Science Of God
7. The Remembering
8. The Ancient 9. Ritual
TOTAL TIME (14:50)
Jon Anderson : Vocals
Steve Howe : Guitars
Chris Squire : Bass
Rick Wakeman : Keyboards
Alan White : Drums
収録されている映像の一部
[参考]
Alternate View (Virtuoso 034/035)
Tales From Topographic Oceans Tour
November
16 Winter Garden,Bournemouth,UK
17 Winter Garden,Bournemouth,UK
18 Bristol Hippodrome,Bristol,UK
19 Portsmouth Guildhall,Portsmouth,UK
20 Rainbow Theatre,London,UK
21 Rainbow Theatre,London,UK
22 Rainbow Theatre,London,UK
23 Rainbow Theatre,London,UK
24 Rainbow Theatre,London,UK
25 New Theatre,Oxford,UK
26 De Montfort Hall,Leicester,UK
27 Sheffield City Hall,Sheffield,UK
28 Free Trade Hall,Manchester,UK
29 Free Trade Hall,Manchester,UK
30 Empire Theatre,Liverpool,UK
December
01 Capitol Theatre,Cardiff,UK
02 Trentham Gardens,Stoke-on-Trent,UK
03 Birmingham Hippodrome,Birmingham,UK
04 Birmingham Hippodrome,Birmingham,UK
06 Apollo Theatre,Glasgow,UK
07 Apollo Theatre,Glasgow,UK
08 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
09 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
10 Empire Theatre,Edinburgh,UK
February
07 University Auditorium,Gainesville,FL,USA
08 Miami Baseball Stadium,Miami,FL,USA
09 Tampa Stadium,Tampa,FL,USA
10 Carolina Coliseum,Columbia,SC,USA
11 Alexander Memorial Coliseum,Atlanta,GA,USA
12 Roanoke Civic Center,Roanoke,VA,USA
13 Baltimore Civic Center,Baltimore,MD,USA
14 Nassau Coliseum,Uniondale,NY,USA
15 New Haven Coliseum,New Haven,CT,USA
16 The Spectrum,Philadelphia,PA,USA
18 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
20 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
21 Civic Arena,Pittsburgh,PA,USA
22 Maple Leaf Gardens,Toronto,ON,CANADA
23 Broome County Veterans Memorial Arena,Binghamton,NY,USA
24 Barton Hall,Ithaca,NY,USA
25 Montreal Forum,Montreal,QC,CANADA
26 Boston Garden,Boston,MA,USA
27 Cobo Arena,Detroit,MI,heatre,Chicago,IL,USA
28 Cobo Arena,Detroit,MI,heatre,Chicago,IL,USA
March
01 Hersheypark Arena,Hershey,PA,USA
02 Louisville Gardens,Louisville,KY,USA
03 Cincinnati Gardens,Cincinnati,OH,USA
05 Metropolitan Sports Center,Bloomington,MN,USA
06 International Amphitheatre,Chicago,IL,USA
07 International Amphitheatre,Chicago,IL,USA
08 Kiel Auditorium,St. Louisb,MO,USA
10 Cook Convention Center,Memphis,TN,USA
11 Fairgrounds Arena,Oklahoma City,OK,USA
12 Century II Convention Hall,Wichita,KS,USA
13 Denver Coliseum,Denver,CO,USA
14 The Pit,Albuquerque,NM,USA
15 Winterland,San Francisco,CA,USA
16 Winterland,San Francisco,CA,USA
17 Memorial Auditorium,Sacramento,CA,USA
18 Los Angeles Forum,Inglewood,CA,USA
19 Long Beach Arena,Long Beach,CA,USA
20 Selland Arena,Fresno,CA,USA
21 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
23 San Antonio Civic Center,San Antonio,TX,USA
24 LSU Assembly Center,Baton Rouge,LA,USA
25 Dallas Convention Center,Dallas,TX,USA
April
11 Messegelande Halle,Frankfurt,GERMANY
12 Olympiahalle,Munich,GERMANY
13 Olympiahalle,Munich,GERMANY
14 Friedrich-Ebert-Halle,Ludwigshafen,GERMANY
15 Neue Messhalle,Stuttgart,GERMANY
16 Westfalenhalle,Dortmund,GERMANY
17 Ahoy Rotterdam,Rotterdam,NETHERLANDS
19 Palais Des Sports De Paris,Paris,FRANCE
21 Hallenstadion,Zürich,SWITZERLAND
23 Palazzo dello Sport,Rome,ITALY
[関連記事]
「Handle With Care (Gift CDR)」
「Sounding Out Upgraded Version (Bonus DVDR)」
「Bird Of Prey (Sirene-200)」
「Close To The East (Virtuoso 125 - 30)」
「Close To The Edge (No Label)」
「White Yes Album (Bonus CDR)」
「Close To The Edge Demos & Outtakes (BonusCDR)」
「Best Of 1971 (Siréne-243) 」
曲の長さや内容の難しさといった点で,特にリック・ウェイクマンが異議を唱えたとされている通算 7作目,スタジオ録音盤としては 6作目にして初の 2枚組アルバムとなった 『 海洋地形学の物語 (Tales From Topographic Oceans) 』 .
このアルバムのリリースに伴って,1973年11月16日英国はボーンマスのウィンター・ガーデンを皮切りに行われた 「 Tales From Topographic Oceans Tour 」 .
英国ツアーに続き翌年2月からは北米ツアー,4月からは欧州ツアーが行われます.
1974年2月7日米国フロリダ州はゲインズビルのフロリダ大学のユニバーシティ・オーディトリウム(大学講堂)を皮切りに,3月25日テキサス州はダラスのダラス・コンベンション・センターまで計42公演行われた北米ツアーから,北米ツアー中盤に当たる 2月26日マサチューセッツ州はボストンのボストン・ガーデン公演をオーディエンス収録した 『 Definitive Boston 1974 (Virtuoso 365/366) 』 が,Virtuosoレーベルよりリリースされました.
既発で,同レーベルから 『 Alternate View (Virtuoso 034/035) 』 としてリリースされていたものを最新の技術でリマスターしたものだそうです.
私は過去のものを所持していないので,比較はできません.
メーカー情報にもありますが,この北米ツアー途中の 3月1日ペンシルベニア州はハーシーのハーシーパーク・スタジアム公演以降,"The Remembering (High The Memory)" がセット・リストから外れる関係もあり,北米ツアー後半からは残念ながら 『 海洋地形学の物語 (Tales From Topographic Oceans) 』 全曲再現では無くなってしまいます.
因みに "Heart Of The Sunrise" も,英国ツアー中盤までは演奏されていましたが,12月2日ストーク-オン-トレントのトレンタム・ガーデンズ公演からセット・リストから外れています.
音像は若干遠目ですが,完全収録で,録音された年代を考えれば非常に高音質と言えます.
メーカー情報には 「 一片の欠けもなく、サウンドボードにも匹敵する超極上サウンドで ~ 」 との記載がありますが,流石にサウンドボードには匹敵はしないかと (笑).と言った感じ.
メーカー情報では
『YES全史でも“象徴”・“最高傑作”と謳われる超名盤がデジタル・リマスターで復刻です。
その“象徴盤”の正体とは「1974年2月26日ボストン公演」のオーディエンス録音。そう、『海洋地形学の物語』完全演奏の頂点ライヴアルバムです。
プログレッシヴ・ロック史に巨大な足跡を遺した超大作『海洋地形学の物語』。
その完全演奏は、まさにYESファンの夢の結晶でした。『危機』『リレイヤー』を超える大作主義の頂点を極めた名曲ながら、長い歴史でも4楽章すべてが演奏されたのは“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR(の一部)”だけ。近年、このアルバムをテーマにしたツアーが行われましたが、それでも部分再現に止まっています。
しかも、その“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”は、一大全盛期にも関わらず、サウンドボード録音にも恵まれなかった。ごく一部だけのラジオ放送があるくらいで、プロフェッショナルな記録がほとんど残されなかったのです。
【海洋地形学ツアーの最高傑作】
そんな『海洋地形学の物語』だからこそ、長い歴史でマニアはベストなオーディエンス録音を探し求めてきました。その探求の末、たどり着いた結論。それが本作のボストン公演なのです。
アナログ時代からツアーを代表してきた名録音ですが、本作はそんなアナログ起こしではなく、かつてプレスCD『ALTERNATE VIEW』として一世を風靡した極上品。オリジナル・マスターから起こされたと言われるサウンドは史上最高峰を極め、そんじょそこらのライン録音も蹴散らす超極上ぶりに世界中のマニアが震撼したもの。本作は、その大名盤をリマスターした頂点盤なのです。
もちろん伝統の名録音ですから、そのマスタリングには細心の注意を払いました。ライン録音に匹敵するディテール、リアルな感触を寸分も潰さず、“鳴り”のバランスを丁寧に調整。正直なところ「まるで別録音」というほど変貌しているわけではありません(それは御法度ですから)が、より一層、壮大なスペクタクルと力強いダイレクト感を両立しているのです。
【超大作ノーカットの完全録音】
そんなサウンドで描かれるのは、プログレッシヴYESの桃源郷。もちろん、最大の目玉は『海洋地形学の物語』完全演奏ですが、それだけではない。ショウの冒頭には大代表作『危機』の全曲を(逆順で)再現しており、その上で『海洋地形学』を丸ごと演奏、さらにアンコールを「Roundabout」で〆るという、超豪華なコンサートなのです。
ここで重要なのは、本作が完全シームレスな録音であること。どうやらリール録音らしく、テープチェンジ等のカットが一切ない。
いくら超大作を連発しようと切り替わることなく、スタジオ録音を押し込めていたアナログLPの枠からも開放。超大作が超大作のまま……いえ、それ以上に自由に呼吸するステージを全身に浴びることができるのです。
セットが頂点的なら、演奏も絶頂。超大作「危機」「儀式」のダイナミズムは圧倒的で、特にスティーヴ・ハウの変幻自在のギターは若さも滲ませつつまったくスキがない。YESの刻印であるクリス・スクワイアも全盛の勢いたっぷり唸りを上げ、その相方を務めるアラン・ホワイトも持ち前のパワフルさ全開でビル・ブルーフォードの影を完全に払拭。もちろん、ジョン・アンダーソンのエンジェリック・ヴォイスも“天から降り注ぐ”神々しさと、“泉から湧き出す”ような瑞々しさ。リック・ウェイクマンはチューニングが微妙に狂っていたりもするのですが、それさえ物ともしない凄絶な演奏が溢れてこぼれ出すのです。
一片の欠けもなく、サウンドボードにも匹敵する超極上サウンドで超大作『海洋地形学の物語』を封じ込めた奇跡の録音。その最高峰です。歴史的大名盤『イエスソングス』にさえ匹敵する……いえ、ある意味では超越さえしてしまう超傑作。音楽ジャンル“プログレッシヴ・ロック”そのものの象徴盤でさえある1本。どうぞ、あなたのお手元に。』
Definitive Boston 1974 (Virtuoso 365/366)
Live At Boston Garden,Boston,MA,USA 26th February 1974
Disc 1
1. Firebird Suite
2. Siberian Khatru
3. And You And I
4. Close To The Edge
5. The Revealing Science Of God
TOTAL TIME (66:22)
Disc 2
1. The Remembering
2. The Ancient
3. Ritual
4. Roundabout
TOTAL TIME (79:09)
Jon Anderson : Vocals
Steve Howe : Guitars
Chris Squire : Bass
Rick Wakeman : Keyboards
Alan White : Drums
And You And I
Ritual
Roundabout
本商品の初回納品分に限って.同ツアーからの映像 『 Live:Tales From Topographic Oceans Tour Special Bonus DVDR) 』 が付属しています.
メーカー情報では
『本編プレス2CDは、YESファンの夢が結晶となったライヴアルバムの頂点です。
しかし、そのクオリティや音楽が素晴らしければ素晴らしいほど、現場の“光景”にも想いが募る。そこで、そのボーナスには“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”を目撃できし、超傑作ライヴアルバムのイメージをグッと膨らませてくれる映像作品を用意しました。
そんな本作は、貴重な8ミリフィルとオーディエンス録音を駆使して当時のライヴを再現した映像作品。海外マニアが制作したもので「1974年2月25日モントリール公演」と「1974年3月12日アルバカーキ公演」の8ミリを繋ぎ合わせたダイジェスト映像。そこに、本編プレス2CDと同じ「1974年2月26日ボストン公演」の極上オーディエンス録音がシンクロされています。まずは、各公演のポジションをツアー全体像から把握してみましょう。
【1973年】
《初秋:『海洋地形学の物語』完成》
・11月1日-12月10日:UK(26公演)
《12月:『海洋地形学の物語』発売》
【1974年】
・2月7日-28日:北米#1(21公演)←★ココ★
=「追憶」がセット落ち=
・3月1日-25日:北米#2(22公演)←★ココ★
・4月11日-23日:欧州(10公演)
《5月:リック・ウェイクマン脱退》
これが“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”の概要。
本編プレス2CDのボストン公演やその前日のモントリール公演は「北米#1」、アルバカーキ公演は「北米#1」にあたります。ちなみに「北米#1」「北米#2」の日程は連続していますが、違いは「追憶」。『海洋地形学の物語』完全演奏で有名なツアーではあるものの、実は全公演で全楽章を演奏していたわけではなく、冒頭の「UK」と「北米#1」だけだったと言われています。
※注:上記は大まかなもの。全日程の演目は判明していませんし、日程内でも全曲演奏ではない日もあります。
ともあれ、そんな3公演の記録を駆使した本作は、実に素晴らしい。
当時の8ミリフィルムは撮影できる時間が短いため、本作も短い映像の積み重ね。しかし、細切れながらも『危機』『海洋地形学』の全曲を網羅しており、約15分でダイジェストしてくれる。
しかも、画質が極めて美しい。フィルムの保存状態が恐ろしく良く、発色も素晴らしい。デジタル時代の現代の眼で見ても美しい画質を誇り、まさに当時そのままの光景が色鮮やかに蘇るのです。
そんな光景で映し出されるのは、超大作に併せてドラマティックな表情を魅せる幻想のステージ。ミラーボールやライティングなど、時代がかった演出もあるのですが、それによって浮かび上がる”黄金の5人”の佇まいとセットが美しいのです。
これが伝説ツアーの現場。その光景。歴史に残る超大作を世に問い、それを全世界に届けようとしていた5人の姿をマニアが蘇らせた渾身の映像作品です。
音や写真からなんとなく想像するのではなく、動く映像で目撃することの説得力。ダイジェストではあっても、本編プレス2CDの味わい、イメージまでも変えてしまう1枚。「百聞は一見にしかず」の1本です。奇跡のライヴアルバムと併せ、どうぞ“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”の世界を触れてください。』
Live:Tales From Topographic Oceans Tour Special Bonus DVDR)
A Composite Of Originally Silent 8mm Footage
From Albuquerque 12th March 1974 And Montreal 25th February 1974,
Synched with Audio From Boston, 26th February 1974.
COLOUR NTSC Approx.15min.
1. Intro
2. Firebird Suite
3. Siberian Khatru
4. And You And I
5. Close To The Edge
6. The Revealing Science Of God
7. The Remembering
8. The Ancient 9. Ritual
TOTAL TIME (14:50)
Jon Anderson : Vocals
Steve Howe : Guitars
Chris Squire : Bass
Rick Wakeman : Keyboards
Alan White : Drums
収録されている映像の一部
[参考]
Alternate View (Virtuoso 034/035)
Tales From Topographic Oceans Tour
November
16 Winter Garden,Bournemouth,UK
17 Winter Garden,Bournemouth,UK
18 Bristol Hippodrome,Bristol,UK
19 Portsmouth Guildhall,Portsmouth,UK
20 Rainbow Theatre,London,UK
21 Rainbow Theatre,London,UK
22 Rainbow Theatre,London,UK
23 Rainbow Theatre,London,UK
24 Rainbow Theatre,London,UK
25 New Theatre,Oxford,UK
26 De Montfort Hall,Leicester,UK
27 Sheffield City Hall,Sheffield,UK
28 Free Trade Hall,Manchester,UK
29 Free Trade Hall,Manchester,UK
30 Empire Theatre,Liverpool,UK
December
01 Capitol Theatre,Cardiff,UK
02 Trentham Gardens,Stoke-on-Trent,UK
03 Birmingham Hippodrome,Birmingham,UK
04 Birmingham Hippodrome,Birmingham,UK
06 Apollo Theatre,Glasgow,UK
07 Apollo Theatre,Glasgow,UK
08 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
09 Newcastle City Hall,Newcastle,UK
10 Empire Theatre,Edinburgh,UK
February
07 University Auditorium,Gainesville,FL,USA
08 Miami Baseball Stadium,Miami,FL,USA
09 Tampa Stadium,Tampa,FL,USA
10 Carolina Coliseum,Columbia,SC,USA
11 Alexander Memorial Coliseum,Atlanta,GA,USA
12 Roanoke Civic Center,Roanoke,VA,USA
13 Baltimore Civic Center,Baltimore,MD,USA
14 Nassau Coliseum,Uniondale,NY,USA
15 New Haven Coliseum,New Haven,CT,USA
16 The Spectrum,Philadelphia,PA,USA
18 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
20 Madison Square Garden,New York City,NY,USA
21 Civic Arena,Pittsburgh,PA,USA
22 Maple Leaf Gardens,Toronto,ON,CANADA
23 Broome County Veterans Memorial Arena,Binghamton,NY,USA
24 Barton Hall,Ithaca,NY,USA
25 Montreal Forum,Montreal,QC,CANADA
26 Boston Garden,Boston,MA,USA
27 Cobo Arena,Detroit,MI,heatre,Chicago,IL,USA
28 Cobo Arena,Detroit,MI,heatre,Chicago,IL,USA
March
01 Hersheypark Arena,Hershey,PA,USA
02 Louisville Gardens,Louisville,KY,USA
03 Cincinnati Gardens,Cincinnati,OH,USA
05 Metropolitan Sports Center,Bloomington,MN,USA
06 International Amphitheatre,Chicago,IL,USA
07 International Amphitheatre,Chicago,IL,USA
08 Kiel Auditorium,St. Louisb,MO,USA
10 Cook Convention Center,Memphis,TN,USA
11 Fairgrounds Arena,Oklahoma City,OK,USA
12 Century II Convention Hall,Wichita,KS,USA
13 Denver Coliseum,Denver,CO,USA
14 The Pit,Albuquerque,NM,USA
15 Winterland,San Francisco,CA,USA
16 Winterland,San Francisco,CA,USA
17 Memorial Auditorium,Sacramento,CA,USA
18 Los Angeles Forum,Inglewood,CA,USA
19 Long Beach Arena,Long Beach,CA,USA
20 Selland Arena,Fresno,CA,USA
21 San Diego Sports Arena,San Diego,CA,USA
23 San Antonio Civic Center,San Antonio,TX,USA
24 LSU Assembly Center,Baton Rouge,LA,USA
25 Dallas Convention Center,Dallas,TX,USA
April
11 Messegelande Halle,Frankfurt,GERMANY
12 Olympiahalle,Munich,GERMANY
13 Olympiahalle,Munich,GERMANY
14 Friedrich-Ebert-Halle,Ludwigshafen,GERMANY
15 Neue Messhalle,Stuttgart,GERMANY
16 Westfalenhalle,Dortmund,GERMANY
17 Ahoy Rotterdam,Rotterdam,NETHERLANDS
19 Palais Des Sports De Paris,Paris,FRANCE
21 Hallenstadion,Zürich,SWITZERLAND
23 Palazzo dello Sport,Rome,ITALY
[関連記事]
「Handle With Care (Gift CDR)」
「Sounding Out Upgraded Version (Bonus DVDR)」
「Bird Of Prey (Sirene-200)」
「Close To The East (Virtuoso 125 - 30)」
「Close To The Edge (No Label)」
「White Yes Album (Bonus CDR)」
「Close To The Edge Demos & Outtakes (BonusCDR)」
「Best Of 1971 (Siréne-243) 」