3月12日(火)は,桜新町NEIGHBORネイバー)にて行われた NEIGHBOR presentsm.s.t. の "PLAY LIVE" TV !! Vol.3 』 へ.

 

 今年の 1月21日(月)に記念すべき第一回を開催後,1回/月のペースで開催され,今回で 3回目を迎える 『 m.s.t. の "PLAY LIVE" TV !! 』(略して 「 mstv / m.s.t.v. 」 )

 この日はゲストに ヴァイオリニストの 銘苅麻野めかるあさの)さん,そしてサポートにパーカッショニストの 山下あすかさんを迎えての収録とライヴ.

 この日は会社を定時退社して即行で向かった関係もあり,会場となる NEIGHBOR には開場時間直前の到着.
 

 受付をして案内された席へ着席.
 ビールとフレンチフライポテトを注文し開演予定時刻まで約30分待ちます.
 
  
 ステージに登場したメンバー.
 簡単なこの企画の構成(第一部:収録,第二部:ライヴ)と注意事項の説明を挟んで収録がスタート.

 銘苅麻野さんとの出会いが語られます.
 銘苅麻野さんと 持山翔子さんは,大学(国立音楽大学)の先輩,後輩に当たるが,大学時代には会ってはいないとのこと.
 
 m.s.t. メンバーとの初共演は 埼玉県草加市の Sugar Hill(シュガー・ヒル)での 小山尚希さんのリーダーライヴで,2013年11月にバースデイ・ライブ的なものを企画し,ヴァイオリンを入れた新しい編成でやろう思ったのが最初だそうです.
 
 そしてライヴの打ち上げに行き,早く終わると思いきや終電を逃して帰れなくなり,小山尚希さんの実家にメンバーと泊まったとの事.
 折角泊まったんだからゆっくりしていけば良いのにと思ったが 「 猫の世話があるから 」 との理由により,朝早くにメンバーを叩き起こし車で帰り,助手席で爆睡していたと言う 「 最初からファンキーな姉ちゃんだな 」 と思ったようです(笑)

 銘苅麻野さんも参加している 2017年10月にリリースされた 2nd ミニ・アルバム 『 緑と風 』 収録の "願い" が演奏されます.
 
 この "願い" の 『 緑と風 』 収録ヴァージョンはピアノ・トリオと弦楽四重奏で演奏されています.
 
 そして "願い" に込められた思いを持山翔子さんが語ります.

 銘苅麻野さんは m.s.t. と一緒に演奏して印象に残っている事が沢山あるそうで,2017年11月18日(土)にかわさきジャズ2017の一環でミューザ川崎の2000人収容のシンフォニー・ホールで m.s.t. のピアノ・トリオと弦楽四重奏(銘苅麻野さんのカルテット)と共演もその一つなんだそうです.
 m.s.t. に出演オファーが来た時に 「 ストリングスと一緒に! 」 と言う事だったらしく,銘苅麻野さんのカルテットとの共演に至ったもののようですが,この時も偶然にも 小山尚希さんの誕生日だったとの事.

 また毎年夏に 菊名桜山公園(通称:カーボン山)でやっている FOREST JAZZ
 梅雨明けの7月,8月に開催するのですが,運悪く無茶苦茶 雨が降って急遽 客席の上にシートをかけたが,雨が凄すぎてシートに雨水が溜まってしまうので,スタッフが杖でシートを押して雨水を逃しつつライヴを行った事があるようです.
 リハーサルの時は雨が降っていなかったので,やる気満々だったが,本番は凄い雨.
 相応の人が来ていたので中止にも出来ずに,片付けるのも大変なのでやってしまおうと言う事で強行したようです.
 「 最後は虫の声も聴こえてきて,それが m.s.t. の音楽と融合し素晴らしかった. 」 とも言っていました.
 因みに昨年の FOREST JAZZ SunSet LIVE! も,7月28日(土)に予定されていましたが,雨予報だったので事前に一旦中止に.
 スタッフの方がメンバー等のスケジュールを合わせ 9月9日(日)に再調整したが,銘苅麻野さんは残念ながら駄目だったようです.

 「 曲をやりましょうよ
 銘苅麻野さんは粗 全曲参加しているようですが,唯一参加していない曲で 2nd ミニアルバム 『 緑と風 』 収録の "Plug In"("プラグ・イン")を演奏.
 
 "Plug In" では 持山翔子さんが鍵盤ハーモニカを兼用して演奏.
 
 
 銘苅 「 少し間違えたので、もう一回やろう?
 小山 「 マジで? レコーディング参加してないし,未だこの企画を初めてからやり直しはしていない.もしかしたら音だけいじるかも(笑)
 持山 「 大丈夫だよ.
 動画アップに当たって,このやり取りはきっとカットされるんでしょうね.

 「 では では,恒例のコーナーを.
 に続いてゲストがお題を出して,持山翔子さんが即興で演奏する恒例のコーナー.
 銘苅麻野さんから出されたお題は 「 桜,出会いと別れ
 このテーマを元に 持山翔子さんがキーボードで "即興演奏"("Improvisation")を行いましたが,今回も秀逸でした.
 正直,毎回驚かされます. 
 

 そしてゲストが紡いでいくコーナー.
 前回のゲスト:竹澤汀さんからの質問が 「 エッグ・ベネディクトは食べましたか? 」 というもの.
 「 3年前位に 「 二人で食べに行きたいね 」 と言う約束をしてから,エッグ・ベネディクトを見る度に 汀ちゃんとの約束を思い出す. 」 との事で 「 食べていない! 」 との事.
 
 来月のゲスト:寺地美穂さんとは 「 共演はしたことは無いが,お互いのライヴは観たことがある,m.s.t. のライヴに飛び入りして演奏していたのを観て感動した. 」 とも.
 そして質問は 「 ディック・ベネディクトは食べたことありますか? 」,「 お肉 食べてますか? 」 だそうです.

 最後は全員がクラシック出身と言う事で,ロシアを代表する作曲家:ピョートル・チャイコフスキー(Pyotr Tchaikovsky)作曲の "Serenade For Strings in C major Op.48"("弦楽セレナーデ ハ長調作品48")を m.s.t. アレンジにて演奏.
 Serenade For Strings in C major Op.48 [m.s.t. arrange ver]
 

 

 第一部の模様
 

 そしてブレイク突入.

 

 ショート・ブレイクを挟んでの第二部は,第一部で喋っていない 山下あすかさんに振られ,使用しているパーカッションの説明がされました.
 
 この日はドラムかいない関係もあってリズムのキープに徹して貰っているようですが,2月14日(木)に 渋谷 JZ Brat で行われた『 m.s.t. Live at JZ Brat Vol.11 - Valentine Day Special 』 では,ドラムがいた関係もあって色々なパーカッションを使用していたので,その時に使用していたパーカッション("夢" で使っていた サンダードラム,子供のおもちゃとして海外の子供の間で流行っており、海外の子供用のおもちゃを売っている店に連絡して一人で取りに行ったメロリュウム,クリケット,ミッキーの白黒時代の音のスライドホイッスル、手作りの物 等)を中心に説明.
 

 そして 第二部最初の曲としてトリオ編成で ニューオーリンズ・ファンクの頂点バンドである ミーターズ(The Meters)の "Cissy Strut"("シシー・ストラット")を演奏.
 
 イントロ含めて色々なパーカッションを使用して音を出していました.

 「 ここからは4人でお送りします.
 ここで 銘苅麻野さんがヴァイオリンを 2本を持って登場.
 
 一本は先程から弾いているものと,入門モデルというか学生モデルなんだそうです.そして 「 ミュージシャンに 楽器の値段を聴くのはタブー 」 なんだそうで暗黙のルールなようです.因みに 「 入門編はケースと弓とヴァイオリンで 5万円前後.弓に2万円と値札が貼ってあり,ケースも 2万円前後するものだったので,引き算すると 本体は 1万円前後 」 とは言っていました.
 
 持山翔子さんは 「 大学(国立音楽大学)の時に カルトッフェルンオーケストラ(専攻外生オーケストラ)という楽器専攻の人がいない超初心者のオーケストラがあって,その時だけ ヴァイオリンを始め 3年間だけやっていた. 」 との事で,その時にサークルの先輩から楽器を借りたが 10万円前後との話で,プロはこんな値段のは使用しないとも言われたので入門モデルの 1万円との値段を聴いて驚いたとの事.

 ヴァイオリンの聴き比べコーナー.
 よくTVでも正月特番の格付バラエティ番組で高価な楽器と安価な楽器の聴き比べをやっていますが,正にその企画.
 銘苅麻野さんが 2台のヴァイオリンをマイクを取り,見えないところで同じ弓で弾いて,どちらが高額な楽器か当てるクイズ.
 
 静かな場所で完全なアコースティックでの演奏なので倍音等の関係もあり,TVから出てくる音と違い聴き分けられますが,圧倒的に正解の数は多かったもののお客さんの回答は二分されました.
 
 そして折角なので,マイクを付けないアコースティック状態で 持山翔子さんのアップライト・ピアノとのデュオでヴァイオリン及びマンドリン奏者で作曲家の ヴィットーリオ・モンティ(Vittorio Monti)作曲で,ヴァイオリニストは練習等でも必ず演奏するであろう "Csárdás"("チャルダッシュ"/"チャールダーシュ")
 

 小山 「 色々やらせちゃってますけど.
 銘苅 「 めちゃめちゃ楽しいですよ.
 小山 「 銘苅さんの曲やりましょうよ.
 銘苅麻野さんのオリジナルで自身の 2nd アルバム 『 カラフル 』 に収録されている "Spring Tale"("スプリング・テイル")
 

 小山 「 盛りだくさんで時間が無いのでどんどん行きましょう.
 小山 「 折角ヴァイオリンが 2本あるので. 」の振りから
 持山 「 ヴァイオリンが好き過ぎて,専攻が作曲だったのでどうやったらヴァイオリンに触れるかと思って,カルトッフェルンオーケストラに入って,それが終了するとそこでヴァイオリン人生も終わったかに思えたが,今日持ってきてくれたので.
 小山 「 ヴァイオリンは弾いたことがないと難しいので、ちょっと初心者の 山下あすかさんに弾いてもらいましょう.
 
 何気に割と簡単に音が出て "きらきらぼし" の触りを.
 これには 小山尚希さんもびっくり(笑)
 小山 「 反応に困る演奏になる可能性もありますが、大いに盛り上げて下さい.
 ここで学生の頃に専攻以外で弾いていたと言う 持山翔子さんも ヴァイオリンを使用し,銘苅麻野さんとの 2ヴァイオリン,そしてピアノを 山下あすかさん演奏というレアなトリオ編成で,ドイツの作曲家 ヨハン・パッヘルベル(Johann Pachelbel)の "Kanon"("Canon"/"カノン")を演奏.
 
 
 持山翔子さんはは久し振り(十何年振り)に弾いたので緊張もあったのでしょう.少したどたどしくも完奏.会場内のお客さんも暖かく見守っていました.
 
 後日,ご本人が曲の一部(比較的うまくいった部分)を SNSに動画としてアップしていたかと思います.
 そして 小山尚希さんもトライ(笑)
 
 
 「 最後はバラードの曲で "You Are Loved"
 「 事情によりアンコールはありません.
 最後は,持山翔子さんのオリジナル曲で "You Are Loved"("ユー・アー・ラヴド")を演奏し,この日のライヴを締め括りました.
 元々この曲は ヴォーカリストの サラ・レクター(Sara Rector)さんが詩を書いており,m.s.t. と彼女のコラボレーシ・アルバム 『 You Are Loved (ユー・アー・ラヴド) 』 にも収録されている素晴らしい曲.
 
 この曲は ヴォーカルに限らずマルチ・プレイヤーの KOTETSUさんも,m.s.t. のフロントとして時々歌っていますし,最近はインストゥルメンタルで演奏される機会も多くなりました.

 

 [Member]
  持山 翔子 : Keyboards,Violin [ m.s.t. ]
  小山 尚希 : Bass [ m.s.t. ]
  Suppert / 山下 あすか : Percussion
  Guest / 銘苅 麻野 :Violin
 
 [Set List]
  1st Set
   1. 願い
   2. Plug In
   3. Improvisation (桜,出会いと別れ)
   4. Serenade For Strings (弦楽セレナーデ)
 
  2nd Set
   1. Cissy Strut
   2. Csárdás
   3. Spring Tale
   4. Kanon
   5. You Are Loved

[参考]
Youtubeに UPされた当日の動画
 Serenade For Strings
 

 BEST
 ベスト

 

 緑と風
 

 Pianium
 ピアニュウム

 


カラフル



ヒカリ



つながり




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2019/05/23