クレージーな企画ものがリリースされました.

 このような商品を製作・販売して良いのかと思えるような 『 炎~あなたがここにいてほしい 』 および 『 アニマルズ 』 の日本 1st Pressing CD(:35DP 432DP-360 11) から落とした 『 Wish You Ware Here / Animals : Japanese First Pressings CD (No Label) 』 です.

 正直,ヘッドフォンで聴かないと,殆ど差は判らないのですが,でも,この 1st プレス盤は凄いと言うか素晴らしい音なのは事実です.
 流石に,このオフィシャル落としの音源は,店頭から消える可能性もあるので,興味のある方は早めに購入した方が良いかも知れません.

 でもコアなフロイド・ファンは確実に50名はいますね.(笑)
 「 1/17 ★ピンク・フロイド「WISH YOU WERE HERE / ANIMALS Japanese First Pressing CD」のナンバー入りシール・ステッカー付きは予約完売致しました。お問合せ多数の為、急遽30セット(No.51~80)を用意させて頂きました。
 「 1/22 ★ピンク・フロイド「WISH YOU WERE HERE / ANIMALS Japanese First Pressing CD」のナンバー入りシール・ステッカー付きは完売致しました。お問合せ多数の為、急遽20セット(No.81~100)を用意させて頂きました。

 メーカー情報では
 『世界が認める最高峰サウンド盤がプレスCDで登場です。そのサウンドの主とは、言わずと知れた名盤『WISH YOU WERE HERE』と『ANIMALS』。
 それぞれの世界初CD化であった日本盤1stプレスCD(マトリクス「35DP 4」「32DP-360 11」)をセット。かつてギフト盤としても大好評を博しましたが、遂に永久保存2枚組で登場です。
 人の心を惹きつける音楽というのは、その頂点を求められるもの。曲が素晴らしいほど、演奏が輝くほど、その光を可能な限りの美しさで感じ取りたい。限界の美を体験したい……。これは空気の振動に“美”を感じてしまう人間の本能と言えるものです。
 もちろん、ロックとて例外ではあり得ない。世界中のマニアが“最高峰の音体験”を求め、あらゆる国のあらゆるメディアに乗せられた名盤をかき集め、その頂点を探ってきました。本作は、『WISH YOU WERE HERE』と『ANIMALS』で行われてきた探求の旅が行き着いた“ひとつの回答”なのです。

 探求旅の結果、見出された“回答”は2つありました。
 1つは英国ハーベスト盤オリジナル盤LP(の、最も状態の良いもの)。もう1つが80年代に日本CBSソニーが製造した最初CDなのです。
 これは当店が決めたことではありません。世界のトップマニアが導き出した総意。例えば、有名エンジニア:スティーブ・ホフマンの掲示板には音の専門家やこだわりの強いマニアが集っていますが、そうした場で議論が重ねられた結果なのです。
 もちろん、大元マスターそのものから制作された英国盤オリジナルLPが素晴らしいのは道理。他国へ送られるのはコピーマスターであり、カッティング云々以前に元が違うのです(実際、日本盤LPの『ANIMALS』等は頂点とはなり得ませんでした)。

 しかし、それではなぜCDでは日本盤が頂点になったのか。未だ謎も残されていますが、主な要因は時期にある(と言われています)。
 例えば、『WISH YOU WERE HERE』でお話ししますと、世界に先駆けて初めてCD化したのが日本でした。それは1982年10月1日のこと。日本の大手メーカーより世界初のCDプレーヤーが発売されるのに合わせ、世界初となる音楽CDも同日発売されました。ロック、ポップス、クラシックを中心に約数十タイトルがありましたが、その1つが『WISH YOU WERE HERE』だったのです。この1stプレスCDは「青キャップ帯」とゴールド盤が特徴だったものの、生産期間が短く1985年にはマスタリングも異なる2ndプレス(赤キャップ帯の「32DP 359」)に切り替わってしまいました。「青キャップ帯」の1stプレスCDは中古市場にも滅多に現れない幻のアイテムとなり、今ではオークションで数万円の高値で取引されるほどの激レア品となったのです。
 話が逸れましたが、1stプレスCDは日本で独自にデジタルトランスファーされたわけですが、その時に使用されたのが最もジェネレーションの若い、またはオリジナル・マスター・テープそのものだった。しかも、コンプレッションを施さず、アナログレコードの製作過程と酷似したフラット・トランスファー状態のCDが製造された。これはつまり、マスターテープそのもののピュアなサウンドが未加工のまま聴ける唯一のCDなのです。
 しかも、現代で同じ事をしようと思っても二度とできない。『WISH YOU WERE HERE』の初CD化は1982年で、『ANIMALS』は1985年。オリジナル・リリースから7年-8年の歳月しか経っておらず、大元マスターも時間の試練に晒されていない。その時点でデジタル化されたため、40年以上が経ってしまった現在では、大元マスターからも消えてしまったであろう“音”と“美”が残されたのです。

 そんな日本盤1stプレスCDのサウンドは、確かに至高。それは現行リマスターCDと比較すると一聴瞭然です。実のところ、最初に気付くのは控えめな音量なのですが、これもコンプレッサーやリミッターの音圧処理が一切施されていない証拠。
 そして、何よりも自然な鳴りこそが素晴らしい。現行リマスターCDも優秀ではあるのですが、立体感に作為が感じられるのです。これは派手にステレオを行き来するパートよりも、ささやかな演奏の方が分かりやすいかも知れません。
 例えば「Dogs」のイントロ。アコギのカッティングの後ろで小さくシンセが鳴りますが、これが分離して聞こえる。シンセもギターもそれぞれ別にピークをピンセットで引き上げたような凹凸があり、それが立体感を醸している。それに対して日本盤1stプレスCDは、アコギとシンセが同期して大きなうねりの立体感を生み出している。現行CDも細部までよく作られているとは思いますが、木を見て森を見ず。「ダイナミックにしよう」とするあまり、1本1本の木を強く描きすぎて森としては不自然な絵になってしまった。日本盤1stプレスCDは1本の木が細部まで描かれていながら、それが総体となって織りなす“全体像”も美しい。最初にフロイドが創り上げようとした光景がナチュラルに伝わるのです。
 もちろん、こうした差異はあらゆるシーンで感じられる。日本盤1stプレスCDはささやかな音はささやかなまま美しく残っており、現行CDでは「気付かなかった音も聴かせよう」の意図が透ける。日本盤1stプレスCDはギターの長音は消える瞬間まで綺麗にヴァイヴが残されていますが、現行リマスターCDは薄れてしまったマスターのギター音を引っ張り上げて形を整えようとして聞こえる。この自然な、フロイド自身が描いた通りの“音”と“美”は、「青キャップ帯」の『WISH YOU WERE HERE』、カタログ番号「2DP-360」に「11」が加えられた『ANIMALS』にしか残っていないのです。
 世界のマニアが探し求め、そして見つけ出した至高の『WISH YOU WERE HERE』と『ANIMALS』。世界が認めた“回答”を刻印した2枚組。まさにロックの聖杯とも言うべき文化遺産。ぜひ、ご体験ください。』

Wish You Ware Here / Animals : Japanese First Pressings (No Label)
 
 Taken From Japanese First Pressings CD (35DP 4,32DP-360 11)

 Disc 1 [Wish You Ware Here]
  1982 First Japanese CD Pressing (35DP 4)
  1. Shine On You Crazy Diamond (Parts 1-5)
  2. Welcome To The Machine
  3. Have A Cigar
  4. Wish You Were Here
  5. Shine On You Crazy Diamond (Parts 6-9)
  TOTAL TIME (44:15)

 Disc 2 [Animals] 
  1985 First Japanese CD Pressing (32DP-360 11)
  1. Pigs On The Wing (Part 1)
  2. Dogs
  3. Pigs (Three Different Ones)
  4. Sheep
  5. Pigs On The Wing (Part 2) 
  TOTAL TIME (41:50)

 オフィシャル音源なので,アップしませんが,現在販売されているものに比較して,音は非常に素晴らしいです.

[参考]

炎~あなたがここにいてほしい
(完全生産限定盤)
(紙ジャケット仕様)



アニマルズ
(完全生産限定盤)
(紙ジャケット仕様)




(コレクターズ・ボックス)
(DVD付)




[関連記事]
The Dark Side Of The Moon:1st Japanese Pressings (No Label)