クレージーな企画ものがリリースされました.

 このようなものを販売して良いのかと思えるような 『 The Dark Side Of The Moon 』 の日本 1stプレスの LP & CD から落とした 『 The Dark Side Of The Moon:First Japanese Pressings (No Label) 』 です.
 店頭から消える可能性があるので,興味のある方は早めに購入した方が良いかも知れません.(笑)

 Disc 1 のLPからのアナログ落としは,流石,英国のハーベストの原盤を使用しているプレス盤からの落としなので,ふくよかな,柔らかい音です."On The Run" の終盤部の迫力は素晴らしい音です.
 Disc 2 も元となった CD のプレス時に,独自マスター使用,原音をそのまま忠実にプレスと言う事で,Disc 1 に劣らない音です.

 メーカー情報では
 『名盤・傑作ひしめく“ロック”において、その頂点に君臨し続ける1枚、『狂気』。
まさにひとつの音楽文化を象徴する至高中の至高です。そんな『狂気』でも最高峰となる2つのバージョンを精緻に収録したプレス2枚組が登場です。
 アートは“究極”を求められるもの。作品が美しく、素晴らしいほど「極限の姿を体験したい」という欲求が募り、ありとあらゆる手段を講じて“究極”が探し求められる。もちろん、“ロックの至高作品”である『狂気』は、その最右翼。アナログLPの時代から、どの国の、どのプレスが「最も良い音」なのか、「最もマスターテープに近い音」なのか……と、探求の旅が続けられてきました。本作に収められているのは、世界中のマニアが見出した“回答”なのです。
 その“回答”は、2つありました。1つは日本初回プレス盤LP『EOP-80778』。もう1つは、やはり日本初回プレス盤のCD『CP35-3017』。本作は、その双方を可能な限り正確・精緻に復刻収録した2枚組です。

 ディスク1は、伝統の“回答”たる国内初盤『狂気』。
 マトリックスは英国ハーベスト盤と同じ「SHVL804」。これはハーベストと同じ原盤を使用していることを意味し、それを日本の技術でプレスしたわけです。
 本作では、海外のコア・コレクターが厳選された最良状態の国内盤LPを極限までクリーンアップし、ハイエンド機材でデジタル化。このコレクターはRAINBOWの『RISING』やストーンズの『STICKY FINGERS』も手がけた人物であり、アナログのデジタル化に特化した国際的なオーソリティ。針パチひとつないのはもちろん、絶品の鳴りも、エッジの鋭さも、アナログLPが持っていた音のすべてを最大限に引き出しているのです。

 そして、ディスク2は「CDでは」の但し書き付きの“回答”。世界初CD化となった日本国内盤『CP35-3017』。
 こちらもコア・コレクターが秘蔵していたミント・クオリティCDを借用し、復刻いたしました。このCDが発売されたのは1983年5月21日でしたが、当時はまだ世界的にCDが普及しておらず、日本こそが最先端でした。東芝EMIの洋楽ロックタイトルはまずポール・マッカートニーの『タッグ・オブ・ウォー』がCP35-3001の型番でリリース、その次の洋楽ロックタイトル第2弾としてリリースされたのがあの回収盤として名高いビートルズ『アビイ・ロード』(CP35-3016)とこのピンク・フロイド『狂気』(CP35-3017)なのです。

 この国内初盤CDは、世界中のコレクターから「Still regarded by audiophiles as one of the best sounding copies」と称されているわけですが、そうなったのにも理由があります。生産が行われたのは静岡県にあるCBS/Sonyのプレス工場。そもそもCD規格自体を開発したのがソニー(とフィリップス)であり、静岡工場は世界で最初のプレス工場のひとつ。東芝EMIのフロイドも当初はSonyによってCD用にマスタリングされCBS/Sony工場で生産されたのです。
 ソニーの初期CDといえば、近年マスターテープそのままの無加工なサウンドをダイレクトにデジタル化していることで再評価されています。そして『アビイ・ロード』と『狂気』という2タイトルのチョイスであることからピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、そうなのです、78年に東芝EMIからリリースされた「プロ・ユース・シリーズ」のLP用の日本独自マスターを使用しCD化されているのです!

 実際、本作から流れ出るサウンドは、現行のリマスターCDとは次元の違う空前絶後の美音。
 公式のリマスター作業で消えてしまったであろう細やかなディテールが繊細に描かれ、鳴りも極めて自然。例えば「On The Run」。シンセが左右に行き来するわけですが、現行リマスターではシンセの“塊”が行き交う車のように通り過ぎる。しかし、本作ではその“塊”が車ではなく、生き物のように細かく躍動していることまで感じ取れるのです。もちろん、これはホンの一例。全曲・全ノートに渡って、音の1粒1粒が立体的であり、音が生まれた瞬間の立ち上がりも鋭く、消えてゆく鳴りのヴァイヴレーションの凹凸まで鮮やか。すべての瞬間が“生きた音”であり、単に迫力を追及した平板さとは違う音世界なのです。そして「Eclipse」の最後のフェードアウト前になぜか聴こえるビートルズの「Ticket To Ride」も本盤はどのCDよりもくっきり聞き取れるのです。この音が入り込んでしまった謎は未だ解明されていませんが、今まで気づかなかったという方も、ぜひ本盤をボリューム全開でご確認ください!
 もちろん、ディスク1とディスク2共に生命力が宿る空前のサウンドですが、その質感は異なる。アナログ由来のディスク1はファットで豊かであり、CD由来のディスク2は透き通っていて繊細。いずれも違うアプローチで“マスターリールの『狂気』”に迫っているのです。
 世界のマニアが探し求めた至高の『狂気』。その“2つの回答”をベストに永久保存した2枚組。これこそ、ロック文化の世界遺産。日本初の頂点世界をぜひご体験ください。』

The Dark Side Of The Moon:1st Japanese Pressings (No Label)
 
 Taken From
  1st Japanese LP Pressing (EOP-80778)
  1st Japanese CD Pressing (CP35-3017)

[1st Japanese LP Pressing (EOP-80778)]
1st Japanese Pressing, Solid Blue Triangle On Center Labels
 Disc 1
  1. Speak To Me
  2. Breathe
  3. On The Run
  4. Time
  5. Breathe (Reprise)
  6. The Great Gig In The Sky
  7. Money
  8. Us And Them
  9. Any Colour You Like
  10. Brain Damage
  11. Eclipse
  TOTAL TIME (43:00)

[First Japanese CD Pressing (CP35-3017)]
 Disc 2
  1. Speak To Me
  2. Breathe
  3. On The Run
  4. Time
  5. Breathe (Reprise)
  6. The Great Gig In The Sky
  7. Money
  8. Us And Them
  9. Any Colour You Like
  10. Brain Damage
  11. Eclipse
  TOTAL TIME (42:56)

 オフィシャルなので,音源は Youtube にはアップせず,貼り付けません.(笑)

[参考]

The Dark Side Of The Moon
[Hybrid SACD & SACD]



The Dark Side Of The Moon
[Collector's Box (DVD付)]



The Dark Side Of The Moon




The Dark Side Of The Moon
T-Shirt M / Black [Import]




 The Making Of Dark Side Of the Moon
 

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