中級では、「法」というものを学びますね。
たとえば、
「病人にはやさしくすべき」とか
「正直者が馬鹿を見る」とか。
こういう言葉は、自分の法(法律)なので、
普遍的なものではないのですが、
自分では「これが正しいはず」と思いこみます。
私たちはこんな法を、心の中にたくさん持っています。
もちろん、いいものもたくさんあるので、
法をつくるのは悪いことではありません。
ただ、無理矢理、自分に都合の良い法を作っても、
現象化の法則に合わないときがあります。
たとえば、「私はずっと、誰かに食べさせてもらえる」
とか。
これは、エネルギー保存の法則に合いません。
世界は必ずプラスマイナスゼロになるように作られるので、
依存するときには、必ず、依存される人(養う人)も創り上げているのです。
これでプラスマイナスゼロです。
ところが、依存しながら、
(=依存される人を作り出しながら)
養う側
(一番一般的なのは、親の立場や、税金を払う立場になること)
に自分が決して回らないときには、
世界は半分までしか回転せず、
同じ場所で踏みとどまることになるので、
自分自身を消耗し、つぶしてしまいます。
こうして、身体に異常が現れます。
私たちはマイルールをつくる権利がありますが、
それが絶対的な現象化の仕組みに合致するかどうかを
ちゃんと知る必要がありますね。
とはいえ、そんなことを考えて法律なんかつくらないので、
うまくいかないとしたら、
それは現象化の仕組みに合致していない、
と知ることになるでしょう。
人生にも物理法則があるんですね。