神奈川のおきて【その8】箱根 | 中高年の中高年による中高年のための音楽

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 年間2000万人を超える一大観光スポット「箱根」に今、異変が起きている。
 

 これは、5月15日神奈川新聞の最新記事。

 
 箱根山「レベル3」の対応確認 火山性地震は2500回
 
イメージ 1 箱根山(箱根町)の大涌谷周辺で続く活発な火山活動で、県温泉地学研究所が捉えた火山性地震の総数は5月14日、2500回を超えた。
 
 温地研がこれまでに観測した群発地震の中で2番目に多く、最多の2001年に迫っている。
 
 国や県、町は同日、火山防災協議会を開き、現在は2(火口周辺規制)の噴火警戒レベルが3(入山規制)に引き上げられた場合の対応を確認した。(中略)
 

 (14日)の火山防災協議会はこうした現状も踏まえ、限られた関係機関による初のコアグループ会議となった。新たに火山性微動や低周波地震が多発すれば警戒レベルを3に引き上げ、現在は半径300m以内の避難指示エリアを同1キロ以内に拡大する方針を確認した。


 「箱根」今が狙い目のワケ 温泉街は噴火圏外&お得な特典も という、日刊ゲンダイ5月10日の記事。

 
イメージ 2 箱根山の噴火警戒レベルは1から2に引き上げられたばかり。連日の報道を受け、一部旅館では日本人観光客のキャンセルが相次いでいるが、ちょっと冷静になった方がいい。
 
 実は、箱根湯本温泉芦ノ湖は今が“穴場”だ。
 

 箱根町・山口町長は5月6日の会見で「大涌谷周辺に限られた噴火警報」と話した。水蒸気が上がっているのは大涌谷(写真)で、気象庁は、「大涌谷周辺で水蒸気爆発が発生する恐れがある」と指摘している。

 
「水蒸気噴火の恐れ」というところがポイントで、マグマ噴火に比べ、水蒸気噴火は噴石が少ないし、被害の範囲は狭いのが特徴なのだ。町の防災マップでは、水蒸気噴火の発生時、火口から最長で半径700mの範囲に噴石が飛ぶと想定している。

 

イメージ 6 大涌谷付近の箱根ジオミュージアム(写真)箱根ロープウェイの閉鎖は仕方ないとして、今回の避難指示対象地に民家はないし、観光地の芦ノ湖は直線距離で約3キロ、箱根湯本は山の向こう側だし、約7キロも離れている。

 
 「来週中に発表しますが、組合加盟の施設で使える『箱ぴた プレミアム宿泊クーポン』を販売予定です。5000円で1万円分の宿泊券が購入できます」(担当者)

 例年5月は新緑が奇麗な人気シーズンだということも付け加えておく。要はきちんと恐れることだ。

あじさい電車
 
イメージ 3 そして6月になると、箱根登山電車「あじさい電車」
 
 沿線の線路沿いには1万株以上の紫陽花(あじさい)が植えられている。
 
 これは、元来は土止めの目的で植えられたもので、開業当時には存在しなかったが、沿線には車窓の開ける場所があまりないことから、季節ごとに車窓から花を楽しめるようにするため、箱根登山鉄道社員の手で植えられたものだ。
 

イメージ 4 紫陽花の花が見ごろとなる6月中旬から7月中旬にかけては、登山電車は「あじさい電車」(写真)と呼ばれるようになる。
 
 夜間に紫陽花のライトアップも行われており、今年は6月20日(土)から7月12日(日)まで実施される。
 
 ゆっくりあじさいを鑑賞するための専用列車として、座席指定制の「夜のあじさい電車」の運行も行なわれるようになり、今年は6月20日から7月5日まで、臨時号の「夜のあじさい電車」(写真)が運転される。
 
 なお、ライトアップ期間中には定期列車でも紫陽花のみどころで臨時停車が行われることがある。
 
 あじさい電車の紹介の映像を。
 
ユーモアあふれる観光案内 箱根登山鉄道車掌・落合伸哉さん
 

箱根八里

 

 箱根登山鉄道小田原駅箱根湯本駅強羅駅早雲山駅発車メロディ箱根登山バス車内チャイムにもなっている「箱根八里」1901年)は、鳥居忱作詞、滝廉太郎作曲による日本で最初の中学唱歌。
 
イメージ 5

 李白の漢詩『蜀道難』の一節「一夫當關 萬夫莫開」が歌詞に織り込まれるなど、漢籍にみられる故事や古典、歴史に由来する事項が多く盛り込まれている。
 
 歌詞に登場する「函谷関」は中国の長安と洛陽の間、長安のある関中の地への入り口を扼する関所で王朝の死命を制する要衝として有名であり、『史記』における漢の劉邦と楚の項羽の攻防や孟嘗君の故事などで知られる。
 
 また「蜀の桟道」は蜀の地、すなわち四川盆地を守るに堅い要害としている山中の難所でやはり劉邦の天下取りへの備えとなった故事がある。
 
 いずれも箱根の関所のある山道の険しさを東洋史、漢籍古典になだたる難所要害に例えているものである。(Wikipedia参照)
 

箱根八里 (1901年)
 

箱根八里 発車メロディ
 

 箱根八里と言えば、この曲も。
 
氷川きよし/箱根八里半次郎(2000)
 

 

箱根駅伝
 
イメージ 7 時期的には少し先になるが、神奈川県民の正月を語る上で欠かせないのが、毎年1月2日~3日に行われる箱根駅伝(正式名称:東京箱根間往復大学駅伝競走)だ。
 
コースは、東京都・大手町・読売新聞東京本社ビル前から、鶴見戸塚平塚小田原の4中継所を経て折り返し地点の箱根芦ノ湖までの往復で、往路107.5km、復路109.6km、計217.1kmを10名の選手が駆け抜ける
 
イメージ 8 第1回大会は、19202月14に行われ、第二次世界大戦中に一時中断され、1947に復活した。第32回(1956)から現在の123日の開催となった。
 
 今年の第91回大会は青山学院大学が出場選手の全てが区間1位2位と健闘し、大会新記録で初優勝をして話題をさらった。(写真)

 箱根駅伝コース、重要文化財に「函嶺洞門」「旭橋」「千歳橋」という記事が、本日のスポーツ報知に。

 

 文化審議会は14月5日、新春恒例の箱根駅伝のコースを含む「国道一号箱根湯本道路施設」(箱根町)など9件の建造物を新たに重要文化財に指定するよう、文部科学相に答申した。

 
 道路施設は函嶺洞門千歳橋旭橋の3施設で、いずれも完成は1930年代。険しかった箱根路の近代化の象徴で、現代では箱根駅伝の「山上り」で感じることができる。
 
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 対象施設は小田原―箱根間(往路5区23.2キロ、復路6区20.8キロ)に位置。2本のアーチ橋はランナーたちが駆け抜ける。函嶺洞門(かんれいどうもん)も今年、バイパスにコース変更されるまでは「山上り」が始まるポイントとされていた。箱根町教育委員会生涯学習課文化財係の担当者は、火山活動の活発化が懸念される中での朗報に「大変喜ばしいこと」と話した。


 函嶺洞門は、関東大震災で崩れた断崖下に造った鉄筋コンクリート造の落石防護施設。旭橋と千歳橋は軟弱地盤を考慮して、基礎への負担を軽減できるタイドアーチ形式を採用して造られている。文化財係は「自動車交通に対応した、わが国初期の幹線道路施設で近代道路史上、価値が高い」と説明した。


 
一度だけは経験あるが、6月のあじさい電車にはまた、行ってみたいね。