今回はキャラバン救急車のメイキング的なものを
裏話を交えながら書きたいと思います。
まずzeroの初カスタムにキャラバンを選んだのですが
カスタム内容をどうするかを迷いました。
せっかくバニング仕様なのでそれを
発展させたカスタムも良かったですが
造型が良いのでそれを活かす為にも最小限のカスタムで
しかも自分が作りたいものを
という条件で絞って行った結果
ベタですが働く車系に辿りつきました。
パトカーと救急車で迷ったのですが
救急車の方が魅力的に思えたので救急車になりました。
カスタム内容が決まったので
Googleで画像検索して資料を集め
当時のカタログの実車写真と
トミーテックのミニカー「THEカーコレクション80HG」を
参考にして実車に忠実カスタムを目指す事となりました。
即作業に入りたかったので手持ちのコレクション用に買った
「Z-03b 日産キャラバン(緑)」
をベースに製作する事にしました。
色を落とすとこんな乳白色の成型色でした。
ボディの裏面を見たら下地が白っぽい色だったので
緑でも色を落とせばリペイントし易いと思いました。
なんせリペイントする色が白ですからね
ホワイトサフを吹くとは言え
ベースの色が薄い方が良いに決まっています。
ばらすとパーツ構成はこんな感じになっていました。
グリルライト部が別パーツなのが凝っています。
改造プランとしては働く車なので
まずはチョロQzeroの遊び心を否定する
ノーマル仕様化を目指さないといけません。
赤で囲った部分が改造ポイント。
1:フロントスポイラーの排除&バンパー下造型のノーマル化
2:横出しスポイラーの排除。
3:サイド最後部の窓の開口&窓ガラスパーツの追加
あとこの写真では見えませんが
4:サンルーフの廃止
があります。
そして加工に入ったのがこちら
サンルーフはエポパテで塞いで最後部の窓を開口しております。
フロントスポイラーはまだ加工前ですが
バンパー下以外は削って
バンパー下は実車の形状通りに整えてやりました。
以上でノーマル化作業はひとまず終了です。
そして救急車仕様への追加改造ポイントとして
1:赤色灯の3灯の追加
2:天井に乗ってる箱状のパーツを追加
3:実車っぽいホイールに変更
4:フロントに消防章を立体で追加
の4点があげられます。
1はクリアパーツにしたかったので
チョロQパトカーコレクションから流用しました。
実車の仕様を再現したかったので
形状の違う後2灯は覆面パトカーのものを使用してみました。
ちょっとオーバースケール気味ですが
チョロQらしいディフォルメで良いかと思いました。
2はプラバンを使って製作。
ダクトっぽいフロント部は少しだけ削って開口しています。
3は今回ホイールの複製にチャレンジしてみました。
実車の仕様に近いホイールだと
ムーンアイズホイールあたりなんですが
それよりシンプルなデザインの
外車シリーズVW-TYPEⅡの物をチョイスしてみました。
型を取るにはシンプルな方がやり易いですからね。
今回型を取るのには「おゆまる」を使っています。
おゆまるはねんどの様なもので
お湯に漬けるとやわらかくなり
冷やすと固まるという特性を持っています。
なのでお湯でやわらかくして複製したいものに押し付け
型を取ったのち冷やすと固まって型の完成です。
しかもおゆまるはダイソーで売ってるので
コストパフォーマンスも抜群です!
実際に型を取ったおゆまるです。
これにエポパテを押し込んで硬化するのを待てば
複製パーツの出来上がりです。
ハッキリ言って型を取るのは結構難しかったです。
押し付けが弱いと形状やモールドが全然駄目だし
エポパテを押し込む時も細かい所(今回だったらリム部)に
しっかりとパテを押し込んでないと
完成時に欠けてたりして残念な結果になります。
今回何個失敗作を作ったことか(笑)
ホイール全体を複製するのは難しいので
今回表面に見える部分だけを複製して
ホイール側は削って複製パーツを接着するという
挿げ替え方式で製作しました。
そして4は3と同様におゆまるを使って
「いすゞスーパーメディック救急車」
のフロントの消防章のモールドを複製して製作しました。
長くなってしまったので続きはまた明日
後編をお楽しみに(^-^)/