「一生懸命」
この言葉は今の時代ではカッコ悪いというのを聞いた。
カッコ良い悪い。
そんなことはどうでもよくて、やはり「一生懸命」は生きていくうえで一番大切なことだと思う。
「一生懸命」
そんな言葉が過労死をうみ、ウツを助長したと言われるかもしれない。
でも、やはり大事なことだと思う。
古いタイプの人間だからかもしれない。
けれども、何か困難なことに遭遇した時は「一生懸命」で乗り切るしかないと思う。
なかなか乗り切れない時は、まだまだ「一生懸命」が足りないんだ。
と自分に鞭打つ。
そんなことしか思いつかない。
「一生懸命」
この言葉は時には周りの人が手をさしのべてくれる魔法の言葉だ。
周りの人の手の力を感じる言葉だ。
自分ひとりではできないことも、思わぬ出来事でできてしまうことがある。
これも「一生懸命」のおかげだと思う。
「一生懸命」
ということで、これからもこの言葉を大切に、一生懸命もがいていこうと思う。
もがく姿が「一生懸命」
それで良いし、そうありたい。
11/9(月) サンフランシスコ⑤
13: 30 フィシャーマンズを出発。
ゴールデンゲイトブリッジまで歩いて行く。
途中のビーチは道が舗装されていて、ジョギングができるようになっている。
そこでは、多くの人達がジョギングやサイクリングをしている。
15: 30 ゴールデンゲイトブリッジに着く。
フィシャーマンズを出発してから2時間かかった。
喉が渇いたので何か飲み物を買おうと思ったけれども、売っている所が見当たらない。
日本ならこんなことはないのに。
こんな海岸線にも日本なら自動販売機はある。
必ずどこかに飲み物の自動販売機がある。
そう言う意味では日本は自動販売機の天国だ。
15: 40 ゴールデンゲイトブリッジを渡り始める。
橋を歩いて渡って向こう側に行く。
橋の向こう側には歩いて40分間かかった。
橋を歩いている時は、眺めもよく気持ちが良い。
橋をジョギングしたりサイクリングしたりしている人も多い。
橋を歩いている人は橋の半分位まで行ってもどる人が多いようだ。
向こう側が観光ポイントのようで、観光客が集まっている。
16: 40 橋をもどってくる。
17: 00 バスに乗る。
ダウンタウンにもどる。
ガイドブックにあったテット・ステーキという店でステーキを食べる。
19: 30 チャイナタウンへ行く。
20: 40 ホテルにもどる。
ゴールデンゲイトブリッジまでの歩道

ゴールデンゲイトブリッジを歩く


「歌うクジラ」上・下(村上龍著)を読んだ。
本の上巻までは「五分後の世界」「ヒュウガ・ウイルス」「半島を出よ」の匂いがしていたけれど、下巻まで読み終えてみると、そうではなかった。
「半島を出よ」までの上記作品は近未来の戦闘物と言ったジャンルになる。
「歌うクジラ」も近未来の物語ではあるが、生きることについてが大きなテーマとなっている。
そのことが15歳の主人公アキラの成長とともに描かれている。
今回の物語も村上龍という作家の発想力、表現力、知識力、そして国語力にただただ圧倒される。
題名の「歌うクジラ」って何だろうと読む前は思っていたが、読んでいくとすぐに説明されていて、ヘェーそうなんだ、面白い発想だ、と改めて感心する。
「半島を出よ」みたいにハラハラドキドキして読んでいく感じではない。
けれど、見てきたように書かれている未来の情景、状況は細部にわたって描写されていてすごい。
そこまで考えていなかったというところまで、しっかりと描かれている。
物語の構成力はさすがと言うしかない。
また物語の中で反乱移民の子孫グループがわざと助詞を崩して会話をしているのだけれど、その理由とかも考えられているな、と感心してしまう。
また、日本語の言語自体の大切さなども考えさせられる。
当然、村上龍という作家の日本語に対する国語力の凄さも発揮されている。
最終章でこの物語の言いたいことは書かれている。
気づいた。
生きる上で意味を持つのは、他人との出会いだけだ。
そして、移動しなければ出会いはない。
………
だが、人間の一生とはこんなものかもしれない。
誰もがいろいろなことに気づき、だがそれを人生に活かすことができないという怒りを覚えながら消えていく。
………
ばくは生まれてはじめて、祈った。
生きていたい、光に向かってつぶやく。
生きていたい、ぼくは生きていたい、そうつぶやき続ける。
11/9(月) サンフランシスコ④
8: 00 電話がある。
モーニングコールかと思って受話器を取ると間違い電話だった。
10分位後にまた電話がある。
また間違い電話だった。
気になっていたんだ。
ルームナンバーは224なんだけれども、電話にはNO 212となっている。
まあ、いいや。
といいうことで、また寝る。
9: 00 起床。
10: 00 ホテルを出発。
まず、前の百貨店の地下にある郵便局へ行く。
その前に百貨店で郵便用の封筒を買う。
Tシャツ、本を Sea Mail で日本に送る。(13ドル30セント)
日本の友人に電話をする。(6ドル26セント)
日本の実家へ電話をする。(16ドル29セント)
現金が40ドル位だったのでギリギリだった。
銀行でトラベラーズチェックを現金にしようと入ったら、人がすごく並んでいた。
そこで銀行で現金にかえるのは諦めて、百貨店 May's の4階にあるキャッシャーで現金にかえることにした。
そこに行ってみると、すぐにかえることができた。
ユニオンスクエア前のケーブルカーに乗ることにする。
このケーブルカーはいつも人が並んでいる。
回転が早いので、そんなに待たなくてもケーブルカーに乗れた。
ユニオンスクエアではケーブルカーの向きを変えるために係りの人がケーブルカーを押して回していた。
こんな時代でも人の力を使っている。
見世物的なのか、スペースの関係なのか。
分からないけれど、観光地っぽい。
フィッシャ-マンズに向かう。
12: 30 フィッシャ-マンズに着く。
フィッシャ-マンズはもろに観光客相手の場所という感じがする。
あまり好みではない。
海の香りがする。
フィッシャ-マンズにて

勉強していくことで必要なことのひとつに「素直な気持ち」があります。
教える、教えられるの2人の関係の場合、特に「素直な気持ち」は必要になります。
教えられる方が教える方の言うことを素直に聞くことができないと、できるようにはなりません。
たとえば、数学などで計算途中をしっかり書いて計算していくようにすると間違いが少なくなる。
と、そのようにすることを促しても、書くのが面倒と言って、言われた通りにしない生徒がいます。
その結果、答えが間違っていたりします。
そこで、計算途中をしっかり書いて計算することを再度促しても、面倒だ、ということで、やはり言う通りにしない生徒がいます。
「素直な気持ち」が足りないのです。
答えが間違ったのだから、言われた通り計算順序をしっかり書いて計算しよう。
と思わないわけです。
残念ながら、そのような気持ちでは間違いは少なくなりません。
勉強ができるようになることが妨げられています。
まず、「素直な気持ち」を持つことが大切です。
「素直な気持ち」で言われたことを受け止めると受け止め方も変わります。
しっかりと吸収されます。
当然、教える方の接し方も変わります。
良い方に流れていきます。
一人で勉強していくのでも、問題集などを解いて、解答を見て、「そうなのか」と素直に思う心は大切です。
いつも反抗しているのがカッコ良いと思う時期でも、心の中では「素直な気持ち」を持っていてもらいたいものです。
そのことがやはり、良い流れを生みます。
良い流れの中で勉強はしたいものです。
そのことが良い結果にもつながります。
11/8(日) サンフランシスコ③
14: 00 フェリービルディング側まで歩く。
ショッピングセンターが4つある。
この中をブラブラする。
その後、荷物を取りにトラベルセンターへ向かう。
途中で普通の格好をした男の人がやって来て、75セントをくれと言って来た。
関わるのが嫌なので、75セントだし、という感じで75セントをあげた。
歩いていると、Give me Change. とか言って人が寄ってくる。
7、8人が同様にお金をもらいに来る。
無視して歩いて行く。
とにかく環境はあまり良くない。
預けていた荷物を取り出してホテルへ向かう。
途中、スーパーで飲み物、リンゴ、ポテトチップス等を買う。
17: 00 ホテルに着く。
シャワーを浴びて、下着を洗う。
明日、日本へ送ろうと思っている本やTシャツの箱詰めを行う。
家や友人に写真を送ることにしたので、送る写真を選別したりする。
19: 20 日本に電話をする。
ゴールデンゲイトブリッジ

「勉強は楽しくやろう」
というような風潮が最近はあるような気がする。
授業中は静かに先生の話を聞いていて、何か疑問があったら、後で先生に聞く。
そんな日本的な授業ではなく、アメリカなどの会話型の授業にしたいのか。
それは分からないけれど、活発さを授業の中で求めているようだ。
話を聞くと、学校では授業中に静かだと活発ではないと先生に言われるそうだ。
そこで積極的におしゃべりモードになっていく。
みんなで和気あいあい、話しながら問題を解いていく。
確かに楽しそうだ。
でも、経験上、このような授業になると基礎学力の定着はむずかしい。
基礎学力の定着は地道な作業が必要となる。
やはり、コツコツと繰り返しを行うことが最終的には最上策となる。
これは楽しい勉強とは真逆になる。
この地道の作業の後で楽しい勉強となるのが、正しい道順だ。
それが、一気に楽しい勉強に行こうとするのはちょっと疑問を感じる。
また、楽しいことしかやらない。
というような傾向になってしまうのもどうかと思う。
ちょっと考えが古くなってきているのだろうか。
11/8(日) サンフランシスコ②
9: 30 サンフランシスコのマーケット通り。
マーケット通りを歩いてホテルを探す。
ユニオン駅近くのケーブル乗り場すぐ前にある GATES HOTEL に泊まることにする。
3日泊で93ドル24セント。
1日泊で31ドル8セント。安い。
そんなに中は悪くない。
石鹸はないけれど、別にこれはひどい、というようなところはない。
マーシーズなど百貨店の中を回ってみる。
あまりたいした感想もない。
近代美術館へ行く。
入場料3ドル50セント。
あまり面白くない。
ただ、ヘンリーキリーのギャラリーがあったので、そこだけは一生懸命に観た。
それ以外はあまり面白くなかった。
13: 00 百貨店に入る。
この百貨店は日曜日は昼12時に開店する。
夜型なのだろう。
この百貨店の地下では日曜日でも開いている郵便局があった。
明日はここに郵便物を持って来ようと思う。
ゴールデンゲイトブリッジ
「今朝のトラックの事故を知っている?」
と生徒の一人が聞いてきた。
「知らない。朝の何時ごろ?」
と言うと
「午前5時ごろ。すごかったらしいですよ。すごい音がして。トラックが塀に突っ込んで、トラックが燃えたらしいです。僕も見てないですけれどね。」
そう言うと、おもむろにスマホを取り出して写真を見せてきた。
そこには、トラックが塀に突っ込んでる画像やトラックが燃えている画像があった。
今朝、事故現場に行った生徒の友人が事故の写真を撮って、メールで仲間に送ったらしい。
事故現場から瞬時に生々しい写真が送られてくる時代だ。
確かに事故現場に遭遇したら、やはり興奮して写真を撮り、仲間に送りたくなる。
誰もが現場記者になる時代だ。
こちらが欲しくない情報も送られてくる。
そんな時代でもある。
ライブでニュースが飛び込んでくる。
果たしてそれが良いことなのか悪いことなのか。
それは分からない。
でも、誰もがニュース発信者になる時代であることは確かだ。
11/8(日) サンフランシスコ①
6: 30 サンフランシスコ到着。
眠くてしかたがない。
タイムテーブルではサンフランシスコには 6: 50 に到着となっているので、サンフランシスコに着いたとは思わなかった。
バスが止まった時にはほとんど、うつらうつら状態だったのでバスの止まった状況がつかめなかった。
でも、乗客がみんな降りていくので、自分も降りていった。
確かにサンフランシスコだ。
想像していたのと違って、小さい。
そして、コインロッカーがみんなふさがっている。
荷物を預けられない。
仕方がないので、リュックを背負って歩き回るしかない。
7: 00 ダウンタウンを歩き回る。
きたない。
ゴミだらけだ。
しかも、浮浪者らしき人がたくさんいる。
服は汚いし、髪もモジャモジャでちょっと近寄りがたい。
これはちょっと離れて歩いた方が良さそうだ。
ひと通りマーケットストリートを歩いてから、バスターミナルに戻ってみる。
やはり、コインロッカーは空いていない。
ガイドブックを見ると Amtrak Rail Travel Center で荷物を預かってくれると書いてあった。
そこで、そこへ行くことにする。
センターに着いたので荷物を預かってもらう。
1ドルで荷物は預かってくれた。
ゴールデンゲイトブリッジ
