「勉強は楽しくやろう」
というような風潮が最近はあるような気がする。
授業中は静かに先生の話を聞いていて、何か疑問があったら、後で先生に聞く。
そんな日本的な授業ではなく、アメリカなどの会話型の授業にしたいのか。
それは分からないけれど、活発さを授業の中で求めているようだ。
話を聞くと、学校では授業中に静かだと活発ではないと先生に言われるそうだ。
そこで積極的におしゃべりモードになっていく。
みんなで和気あいあい、話しながら問題を解いていく。
確かに楽しそうだ。
でも、経験上、このような授業になると基礎学力の定着はむずかしい。
基礎学力の定着は地道な作業が必要となる。
やはり、コツコツと繰り返しを行うことが最終的には最上策となる。
これは楽しい勉強とは真逆になる。
この地道の作業の後で楽しい勉強となるのが、正しい道順だ。
それが、一気に楽しい勉強に行こうとするのはちょっと疑問を感じる。
また、楽しいことしかやらない。
というような傾向になってしまうのもどうかと思う。
ちょっと考えが古くなってきているのだろうか。