週末に行くスーパーのレジの並び方が今までと変わっていた。
今までは一律に買い物客がレジに向かって右側に流れていく並び方だった。
つまり、買い物客は皆、同じ方向に向いて動いていた。
それが今回はレジ打ちの人が二人背中合わせになって、二つのラインの中にレジが二つ入っている状態になっている。
スペースが店にとっては少なくてすむ並び方になっている。
このことで買い物客にとっては何が変わってくるのか。
今までと同じ流れのレジのラインに関しては変わりはない。
でも、今までのラインとレジが背中合わせになっているレジのラインでは変化がある。
今まで買い物客の流れが右手側に流れていたのが左手側に流れることになる。
今回、自分がこの今までと違うラインに入って、違和感を感じたのでレジのラインの違いが分かった。
財布を出して、お金を払って、レシートを受け取って、そして買い物かごを右手で引っ張る。
この動作が今までのレジでの動作だ。
これが最後に左手で引っ張ることになったことに違和感を感じた。
ちょっと体が嫌がった。
今までの動作ではなかったので嫌がった。
これは環境適応能力の低下によるものだろうか。
意識の固定化による異分子排除能力によるものだろうか。
年を取ると今までの環境からの変化はなかなか望まず、現状を維持しようとする力が働く傾向がある。
新しい物はなかなか受け付けず、排除しようとする。
年を取るとそういう傾向があると心の中に留めておく必要がある。
できれば、どんなことにも柔軟に対処したいものだ。
11/11(水) サンフランシスコ⑨
12: 30 地下鉄でシビックセンターへ。
シビックセンターから BART に乗ってバークレーへ行く。
15: 00 バークレー大学に着く。
ここは人が多く、学生も多い。
テレグラストリートはちょっとした日本の原宿のようだ。
ここのTシャツショップで Boynton のTシャツ6枚とトレーナーを1枚買ってしまった。
バークレー大学のショップでは本を買った。
そして、 BART の通りでは Boynton のカップを2個買った。
気に入った Boynton のグッズがここには多くあったので、思わず買いまくってしまった。
BART に乗ってユニオンスクエアへ向かう。
17: 00 ユニオンスクエア前の百貨店へ行く。
百貨店の中の郵便局がやっているか見に行く途中で、また日本人に声をかけられる。
また教育センターについてどうのこうの言ってきた。
急いでいるのでと言って別れる。
下に降りていって郵便局に行く。
すると閉店の看板が出ている。
バークレー大学


Boynton のTシャツ


「一路」(上・下)浅田次郎著を読んだ。
江戸時代末期の参勤交代の話を面白おかしく、また人生をも考えさせる物語になっている。
浅田次郎のシリアスな物語の方と思って読んでみたら、そうではなかった。
ユニークなコミカルな物語の方だった。
そういう点では痛快小説と言える。
主人公は小野寺一路、19歳。
家は代々参勤交代の御供頭。
御供頭とは参勤交代をする道中の世話係のリーダーのこと。
宿の手配はじめ道中の一切合切を差配する。
父弥九郎は壮健でまだまだ現役なので、江戸にて文武に励んでいた。
当然、父から御供頭の仔細など教えられていない。
御供頭の役目など何も分かっていない。
そんな一路が突然の父の死により御供頭として、参勤交代の差配をしなければならなくなる。
何も分からない一路は戦国の父祖が遺した供頭の心得帳に記されている通りの参勤道中を行うことにする。
お家騒動あり、宿場ごとに事件ありで行軍は江戸に向かう。
そんな物語。
様々な人が絡み合い、ひとつのことを成していく。
見えないところで助けてくれている人がいる。
一生懸命はやはり力なり。
そんなことを思わせる。
ただ、お殿様がうつけか、どうか。
というところが、少し表現が弱いように感じるので、落差があまり感じられない。
「必殺」の中村主水のようにはいかない。
読んで、さわやか、とまではいかなかった。
11/11(水) サンフランシスコ⑧
11: 40 バスでカストロストリートへ。
カストロストリートはゲイの町と言われている。
だから、ケバケバした男の人達が手でもつないで歩いているのかと思っていたら、そんなことはない。
変な先入観は持ってはいけない。
確かに男の人が多く、二人連れも男の人同士なんてのが多い。
けれども、別に普通だ。
道ばたで男同士が抱き合ってキスをしているのを見たけれど、別にそれほど変じゃない。
堂々としているのが、そう感じさせるのかもしれない。
よく学校なんかで女の子同士が手をつないでトイレなんかに行ったり、道を歩いたりしていても別に世間は何も言わない。
それなのに男同士が手をつないだら、おかしいのか、ということになる。
男同士だと、どうしてダメなんだ、ということになる。
そんな感じが漂う。
男の人達の体格がみんな良い。
トレーニング・ジムが結構あって、それらはガラス張りになっている。
だから、中でトレーニングしている男の人達の姿が外からよく見える。
こんなところは、やはり男の人達へのサービスか。
中でトレーニングしている人達も見られているのを意識しながら、やはりトレーニングしているのだろう。
ゴールデンゲイトブリッジ


先週パンジーを玄関脇に植えた時、ちょっと感じたことがおおごとになっていた。
玄関脇の土地にパンジーを植えたのだけれども、その時、土が濡れていた。
水をかける前に、土がある部分だけ濡れていた。
ちょっと気にはなったけれど、それはやはりちょっとだけだった。
気にとめたと言ってもいいだろう。
その程度のことだった。
今週になって、昨日の月曜日の夜、家の前を走って気がついた。
どう考えても、水が溢れている。
道路に水が流れ出ている。
流れ出ている水量はびっくりするほど多くはないが、確実に水が流れ出ている。
そこで、今朝、その湿っている土の部分をシャベルで掘ってみた。
すると、30cmくらい掘っていっても原因は分からないが、水が溢れ出ているのが分かった。
もう、こうなったら、こちらで手のうちようがないので、業者などに頼むしかない。
ただ、家の水道の検量計にくるまでの途中のことになるので、とりあえず富士市の水道局に電話をしてみた。
すると、すぐ伺うという返事で、本当にすぐに業者の人と共に家に来てくれた。
この家のあたりは水道の図面を見てもどうなっているのか分からないところがあるので、下がどのようになっているのか分からないという説明がある。
土を1mくらい掘っても、水道管などが見つからない。
原因が分からず、わき水ではないか、という話まで出てきた。
しかし、結局は、針金をさしていくとぶつかる物があり、その時の音が検量計の所で聞こえるということが分かり、水道管が下にあることが判明した。
そして、その水道管から水が漏れているのだろうと推測できた。
ショベルカーを持ってきて、土を深く掘り進むと、勢いよく水が側面から出ている水道管が発見される。
その、水が出ている部分を補修して修理終了。
土をもとに戻して終わり。
パンジーは今回のことで掘り出されてしまったので、明日にでも、もう一度植え直さなければならない。
地面から1m以上も深くにあった水道管の漏れはいつからあったのだろうか。
地上に漏れが分かるまで、どの位の年月がかかっていたのだろうか。
おそらく、結構月日がかかっているのではないかと思う。
その点の疑問が残る。
ただ、「よかった」という気持ちにはなった。
11/11(水) サンフランシスコ⑦
9: 30 ホテルを出発。
今日はサンフランシスコを去る日。
まず、グレイハンドに行って外にあるコインロッカーを見たが、やはりどのコインロッカーにもカギがかかっていた。
外のロッカーは全部空いていない。
待合室に入るためにチケットの手続きをして、待合室の中に入る。
この中にあるコインロッカーには空きがある。
そこで、ここのコインロッカーに荷物を入れる。
待合室の外に出て、朝食を食べる。
その後、歩いていると普通の服を着た女の人がお腹がすいているのでお金をくれと言ってきた。
面倒くさいので思わずコインをあげてしまう。
後で、バスに乗るコインがなくなってしまったのに気がついた。
スーパーでフィルムを買う。
May's でトラベラーズチェックを現金に替えようと思って歩いていく。
途中で日本人に声をかけられる。
今日11時から若者が集まって「人生とは何か」を語る集会があるから参加しないか、と言う。
自分は今日サンフランシスコを出発する予定で、いろいろとスケジュールを組んでいるので参加できないと断る。
11: 00 バスに乗って HAIGH ストリートへ行く。
HAIGH ストリートはゴールデンゲイトブリッジ公園の東側に位置する。
ここには、なかなかセンスのある物が置いてあると言われている。
見てみると自分にはあまり興味がない物で、たいしたことがない。
ケーブルカー(ユニオンスクエア前)

ゴールデンゲイトブリッジを丘よりのぞむ

漫画「とめはねっ!」(河合克敏作)第11巻を読んだ。
発売を待っていた漫画のひとつ。
ほのぼのしていて、読んでいて気持ちが和む。
ラブコメディだけれど、ソフトタッチで爽やか。
読んだ後で気持ちが良くなる。
主人公の大江縁(ユカリ)はカナダより帰国して私立鈴里高校に入学した男子。
2名の入部者がいないと廃部危機の書道部に先輩の加茂、三輪2人の策略により強制的に入部させられる。
あと1名となった書道部に柔道で全日本で準優勝するような力のある望月結希が柔道部と掛け持ちで入部してくる。
とりあえず廃部からまぬがれた書道部。
いつの間にか本格的に書道にのめり込んでいくユカリ達書道部部員の成長物語。
第11巻では望月結希が柔道で国際強化選手B指定になり、書道部との掛け持ちができなくなるのか。
ユカリが結希に好意を持っていることを自覚し始めること。
結希に好意を持っている幼馴染の一条毅が鎌倉へやってくる。
などがメインに物語が進む。
やっぱり、加茂ちゃんと三輪ちゃんのコンビが絡んでくると面白い。
書道についても「そうだったのか」なんてことがいっぱいあって、その点でも知識欲をくすぐられる。
「とめはねっ!」第11巻

ユカリと結希

11/10(火) サンフランシスコ⑥
14: 30 海岸線を歩く途中。
ちょっとした街並みに出る。
ここは郊外の高級住宅地のようで、街並みがとてもきれいだ。
庭の芝生なんかもきれいに刈り込んである。
そこを抜けると砂浜に出る。
久しぶりに波の音を聞いた感じだ。
久しぶりに波の音を聞くと心が和む。
何だか気分がやわらぐ。
でも、飲み物を買って持って来なかったのは失敗だった。
昨日は絶対に飲み物は買って持っていかなければならない。
と思っていたのに、忘れてしまった。
砂浜を抜けて車道に沿って歩くと、昨日のゴールデンゲートブリッジの観光ポイント(FORT POINT)に着く。
15: 30 ゴールデンゲイトブリッジ着。
ゴールデンゲイトブリッジを渡る。
16: 35 丘の上に向かう。
16: 55 丘の頂上に着く。
この丘からはゴールデンゲイトブリッジがすぐそばに見える。
夜景を見るためにここにとどまる。
飲み物がほしい。
17: 00 ゴールデンゲイトブリッジに明かりが灯され始めた。
ゴールデンゲイトブリッジ途中



ゴールデンゲイトブリッジの丘


丘よりゴールデンゲイトブリッジ

明かりの灯るゴールデンゲイトブリッジ

洗面所の洗面台の部分を洗剤をつけてできるだけピカピカに磨いた。
その結果、今までくすんでいた部分もピカピカという感じで輝いている。
顔を洗ったり、歯磨きをしたりして、水を流すと洗面台のピカピカが目に入る。
それだけで、気分がすがすがしくなる。
やはり、掃除は大切だということを実感する。
ちょっときれいにしただけで気分も爽快になる。
それが漫画で描かれるような星が輝くピカピカなら申し分ない。
ピカピカがまぶしい。
でも、分かっているけれど、なかなか掃除や片付けができない。
ピカピカ星を出すことができない。
そんな時間はなかなか取れない。
それは掃除をしない言い訳だと言われれば返す言葉がない。
でも、優先順位を考えると掃除は後になる。
掃除がされていなくても困らない。
そんなこんなでピカピカは後回し。
だったのだけれども、ピカピカになっていると気持ちがいいものだ。
誰だって、そう思う。
でも、これって自分でピカピカにしたからということも大きく関係しているのかもしれない。
そんなことはどうでも良い。
とにかく、ピカピカはやっぱり気持ちがいい。
11/10(火) サンフランシスコ⑤
8: 30 起床。
9: 30 ホテル出発。
スーパーでペンとフィルムを買う。
クロワッサンとコーヒーをショップで買う。
日本でも何を買おうか決まらないでまごついてしまうのに、こちらでも何回も何を買いたいのか聞かれてすぐに答えられないで困ってしまった。
タイムセンターとフォーセンターでウインドウショッピングをする。
11: 40 No.38L のバスに乗る。
12: 15 クリフハウスに着く。
クリフハウスはサンフランシスコで有名な海岸沿いにある老舗のレストラン。
そこから、海岸沿いを歩いてゴールデンゲイトブリッジに向かう。
13: 20 歩いている途中の海岸。
ここからのゴールデンゲイトブリッジの眺めが良い。
広いし海の上のゴールデンゲイトブリッジという感じがする。
今までずっと海岸線といっても草木の中を砂山みたいな、ジャングルみたいな所を歩いている。
だから急に本当の海岸という感じが広がって、体が癒された気分になった。
これまではちょっとしたジャングルの中を行進したようだ。
ゴールデンゲイトブリッジまで


