小学5年生の4月の算数の学習は「小数と整数」「合同な図形」となります。
① 小数と整数
② 合同な図形
以上を学習します。
① 小数と整数
(1) 小数と整数の表し方のしくみ
28.547という数のしくみを式で表すと
10を2個、1を8個、0.1を5個、
0.01を4個、0.001を7個、
合わせた数だから
28.547
=10×2+1×8個+0.1×5個+0.01×4個+0.001×7
となる。
十の位の2は10が2個、一の位の8は1が8個、
集まっていることを表している。
(2) 小数のしくみ
① 0.23は0.01を何個集めた数か
0.1は0.01を10個集めた数なので
0.2は0.01を20個集めた数になる。
0.03は0.01を3個集めた数になる。
0.23は0.2+0.03なので
0.23は0.01を23個集めた数となる。
② 5.4は0.01を何個集めた数か
1は0.01を100個集めた数なので
5は0.01を500個集めた数になる。
0.1は0.01を10個集めた数なので
0.4は0.01を40個集めた数になる。
5.4は5+0.4なので
5.4は0.01を540個集めた数となる。
② 小数点の移り方
(1) 10倍、100倍、1000倍の数
10倍、100倍、1000倍すると
位はそれぞれ1けた、2けた、3けた上がり
小数点はそれぞれ右へ1けた、2けた、3けた移る。
4.7を10倍、100倍、1000倍した数を求める。
4.7の10倍 → 小数点が右へ1けた移る。
4.7×10=47
4.7の100倍 → 小数点が右へ2けた移る。
4.7×100=470
4.7の1000倍 → 小数点が右へ3けた移る。
4.7×1000=4700
(2)
位はそれぞれ1けた、2けた、3けた下がり
小数点はそれぞれ左へ1けた、2けた、3けた移る。
28.6を
28.6の
28.6の
28.6の
28.6の
28.6の
28.6の
(3) 18.4は0.184を何倍にした数か。
0.184の小数点を右へ2桁移すと18.4になるので(0が2つの)100倍
(4) 7100は7.1を何倍した数か。
7.1の小数点を右へ3けた移すと7100になるので(0が3つの)1000倍
(5) 0.826は82.6を何分の一にした数か。
82.6の小数点を左へ2けた移すと0.826になるので(0が2つの)
(6) 0.097は97を何分の一にした数か。
97の小数点を左へ3けた移すと0.097になるので(0が3つの)
③ 合同な図形
(1) 合同
ぴったりと重ね合わすことのできる2つの図形は合同であるという。
一方をうら返しにしてぴったり重ね合わすことができる図形も合同という。
(2) 合同な図形の対応する頂点、辺、角
合同な図形で重なり合う頂点、辺、角をそれぞれ対応する頂点、対応する辺、対応する角という。
(3) 合同な図形の性質
合同な図形では対応する辺の長さは等しい。
対応する角の大きさも等しい。
(4) 合同な図形の見つけ方
回転させたり、うら返して重ね合わせることができる図形も合同である。
合同な図形では対応する辺の長さや角の大きさはすべて等しい。
すべての角の大きさが同じだけでは合同とはいえない。
すべての辺の長さも等しくなくてはならない。
合同な三角形のかき方
(1) 合同な図形になる条件
次の3つの条件のどれかが分かれば合同な三角形をかくことができる。
① 3つの辺の長さが等しい。
② 2つの辺の長さとその2つの辺の間の角の大きさが等しい。
③ 1つの辺の長さとその両はしの2つの角の大きさが等しい。
(2) 合同な四角形のかき方
対角線で2つの三角形に分けて合同な三角形のかき方を使ってかく。
2024/03/01
