最近の日本のTVドラマは面白くないと言われている。
なぜ日本のTVドラマは面白くないと言われるのか。
TVドラマをあまり観ないので本当の理由は分からない。
けれども、多く観ないからこそ感じることもある。
日本のサスペンス物のTVドラマを観てみる。
観て感じるのは
ハラハラドキドキはしてもワクワクがない。
例えば主人公が窮地に陥る。
敵から色々な方法で攻められて窮地に陥る。
もう絶体絶命という状況に陥る。
けれど、観ている方はこの主人公はどうせ助かるんだろうな。
色々なことが起こっても、最終的には助かるんだろうな。
という感じで観てしまう。
物語の流れが、そういう感じを持たせてしまう。
そして、その通りにハラハラしても最終的には主人公は助かる。
または、窮地から脱する。
やっぱりね。
という感じになる。
この感じがドラマをつまらなくする。
海外ドラマはどうだろう。
アメリカ、韓国ドラマしか観たことがないけれど。
よく、これらの国のドラマは中毒性があって観るとやめられないという。
実際、経験上、次が気になってなかなかやめることができない。
なぜそうなのか。
日本のTVドラマとどこが違うのか。
ハラハラドキドキに加えてワクワクがある。
ひと言で言うとこうなる。
例えば、アメリカ、韓国ドラマなどを観る。
日本のドラマと同じような感じで観る。
主人公はここで助かるだろう。
と思っていると、そうはいかない。
日本のドラマなら助かるところだが、助からず捕まってしまったりする。
そして、その後やっと助けられて安心した。
これでOKと思う。
すると、また輪をかけて窮地に陥る状態が待っている。
本当に助かるなのかよ。
と思ってしまう。
思わせられてしまう。
そうなると次がどうなるのかが気になる。
どうなるのだろうという気持ちにさせられる。
それがワクワク感に変わる。
それが日本のTVドラマにはないようだ。
ドラマの作り方が甘すぎる。
映画の話になってしまうけれど、
黒澤明監督が「天国と地獄」の脚本を作る時の話。
犯人側と警察側の2つのチームに分かれて、
いかに現金を奪い取るか。
いかに犯人を捕まえるか。
それぞれがその立場になりきって、いろいろな状況に対して、
作戦を練っていったそうです。
2023/07/24
