東西南北・みぎひだり | 小川村塾ブログ

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生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

「そこを東へ50mほど行ったところにある。」

と言ったら

「東ってどっち!」

と言われた。

 

「あなたの住んでいるところは確かに北に富士山、南に海(駿河湾)。

お日様が登るのが東で、沈むのが西。

と分かりやすいかもしれない。」

 

「だけど、都会ではどっちが東かだなんて簡単には分からない。」

「出たところを右に50m先。

と言うなら分かるけど。」

 

小さい頃から父母が当然のように東へ西へと言っていた。

それが当たり前で、そのまま自分も使っている。

 

出て右に左にという言い方なら分かる。

進む方向に向かって右左なら分かる。

進む方向が分かっていれば分かる。

 

でも道に迷ってどちらに進んで行けばいいのか分からない時。

立ち往生している時はどうだろう。

どちらを向いての右左か分からない。

東西南北ならば客観的に見れる。

東西南北はどんな時も決まっている。

 

だけど都会ではいつも太陽が見えるとは限らない。

太陽が見えなければ、どちらが南かなんて分からない。

すると、場所を東西南北で言うのはむずかしい。

 

ある目印に向かって右左。

それが分かりやすい。

 

道に迷ってどちらに進んで行けばいいのか分からない。

そんな時、右も左も分からない。

と言う。

右左が一般的ということなのか。

 

東西南北を使うことが一般的と思っていた。

それが否定された。

 

環境によって物事は変わる。

環境によって、見方、考え方、話し方、色々なことが変わる。

ちいさな日本においてもそうなのだから。

世界においてだったらもっと変わる。

真逆になることもあるかもしれない。

そういうことを頭に置いて、世界のことも考える必要がある。

 

 

 

2023/05/25