円柱をどのように見るか | 小川村塾ブログ

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生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

色々な人がいて色々な意見を持っているので面白い、と考えることができれば、悩んだりすることが少なくなるかもしれません。

円柱を上から見て、円だという人がいる。

横から見て、長方形だという人がいる。

 

そして、自分が正しいと確信しているので、相手は間違っていると決めつけて、相手を全否定する。


これが双方の考えならば、歩み寄ることはないでしょう。

いつまでたっても、平行線です。


困ったことに、円柱は上からならば円に見えるし、横からならば長方形に見えます。

つまり、双方の主張していることは、どちらも正しいことになります。


ですから、どちらも間違っているとは言えません。

 

どちらかに間違いがあれば、そこを指摘して、片方の主張が通ります。

しかし、そのようにならないわけです。

どちらも、正しいと主張していますが、相手の所に行って、見てみると考えが変わるはずです。

 

そのためには、確かに自分の所からは円に見えるけれども、相手の所からは長方形に見えるのかもしれない、という考えを持てる心の広さが必要になってきます。


そのような考えを持つことができるようになれば、相手の所に行って、どんなふうに見えるのか見てみようとするはずです。

すると、自分の所で円で見えていた物が、相手の所では長方形に見えることが分かり、本当の形である円柱に近づくことになります。