戸締り | 小川村塾ブログ

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 最近、家の窓を開けて風を入れることをしていない。
 窓を開けると閉めなくてはいけないので、その時間がもったいない。
 面倒だということも合わさって、窓を開けなくなってしまっている。

 ちょっと外出するという時は、窓が開いていたら当然、閉めなくてはならないので、急に外出しなければならなくなった時など、ちょっと困る。
 そんなこんなで、窓は開けられなくなってしまっている。

 昔だったら、窓は開けたままでも、平気で外出していた時代があった。
 戸締りにも、そんなに気を使わなかった。
 それが今は、家に入ったらすぐにドアの鍵を内側からかける。
 逆に、中に入って内側から鍵をかけないと、落ち着かない。
 物騒な時代になって、人間も小さくなった。

 外出する時に、外からドアに鍵をかけても、車に乗ると鍵をかけたか心配になってしまう。
 そこで、もう一度、家のドアの所に確認しに行ってしまうことも多くなった。
 完全に、年をとった証拠だ。

 鍵をかけたか心配になってしまう。
 ガスの元栓を締めたか心配になってしまう。
 そんな症状の人物を扱った小説を思い出した。

 奥田英朗の「イン・ザ・プール」か「空中ブランコ」のどちらかに書かれていた。
 この小説の伊良部先生のハチャメチャな行動に、また笑いたい。
 このシリーズの4巻目、出ないのかな。
 1ファンとして、首を長くして待っているのだけれど。