勉強する時に落ち着きのない子どもは、やはり、できる子どもとは言えない。
勉強中に鉛筆が落ちたり、消しゴムが落ちたり、また、それを拾うために机に頭をぶつけたり、と勉強以外に忙しい。
学力的に劣っていない場合の子どもでも、このような状態では本当はもっと実力があるのに、と思ってしまう。
逆に、そのようなことがなくなれば、もっとできるようになってくると言える。
それが、できないので実力よりも下になってしまっている。
このような状態をなくすためには、子ども自身が自分でなくそうという意識を持つことがいちばん必要になる。
自分で理解して、なくそうとするようにしなければならない。
早めにこのことに気づいて、なくすようにすれば、学力的にマイナスは少なくてすむので、できるようになっていく。
しかし、落ち着きがないままの状態を放置しておくと、学力は落ちて、だんだんと学校の授業などが分からなくなってくる。
すると、勉強自体が嫌になってくるので、ますます落ち着きがない状態になり、悪循環が続く。
だからこそ、早めに落ち着きのない状態はなくすよう積極的に意識しなければならない。
子どもが落ち着きのない状態なのかどうなのかを見る一つの方法に筆箱、つまりペンケースの中を見てみるという方法がある。
その中の状態が、消しゴムが切ってあったり、シャープペンが分解されていたり、勉強に関係ないものが入っていたり、汚かったりしていたら要注意ということになる。
その場合は、早めに落ち着いて勉強ができる状態にしなければならないと思わなければならない。