ひらがなを漢字に変換する時代 | 小川村塾ブログ

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 漢字を使わない子どもが増えています。
 国語の解答で本文を抜書きする時もそのまま書けばよいのに、いちいち漢字の部分をひらがなに直して解答したりする子どももいます。
 ひどい時は文章全部がひらがなで書かれていたりもします。

 そんな文章を見た時、ちょっとこれは見たことがあると思いました。
 後で考えてみると、パソコンや携帯のメールなどの変換前の文字だということが分かりました。

 私たちは、いつの間にかひらがなを土台にして漢字に変換することが通常になってきています。
 ペンで紙に文章を書く時、ひらがなを頭の中で漢字に変えて文章を書いているわけではありません。
 たとえば、「山に登る」を紙に書いてみると、「やまにのぼる」というひらがなが頭の中に浮かんで、それを漢字にしているのではありません。

 けれども、パソコンや携帯でメールをする時などは、ひらがなを入力して漢字にしています。
 そして、それが当たり前のことになっています。
 そうなると、ひらがなだけの文章も後で漢字に変換すればよいのだから、それでいいでしょう。ということになるのかもしれません。
 ひらがなだけで文章を構築することが当然の時代になるのかもしれません。
 そうなると、漢字を書かない子どもが増えていると嘆く必要もなくなります。