オカヤドカリを飼う前に何が必要か② | オカヤドカリをひたすらに愛でるだけのブログ
・砂

  砂は人によって意見が違うようです
  基本はサンゴ砂、川砂、珪砂(けいさ)が良いようです。山砂はオカヤドカリの脱皮中に体を傷つけるようなので避けた方が良いようです。
  一部のサイトではサンゴ砂なんて野生のオカヤドカリが普段生息している所にはない、と言っているサイトもあるので安くてなおかつオカヤドカリに害のない砂が良いと思います。
  砂を購入する際はゼオライトも一緒に購入すると匂いやアンモニアも吸着してくれるので清潔さが長持ちします。購入する際は砂粒の大きさにあわせて購入してください。
  サンゴ砂も大、中、小と砂粒の大きさがあります。砂粒の好みはオカヤドカリに選ばせるのが良いみたいですが予算がかかってしまうので床にはコレ一種類、脱皮床に大、中、小をプラスチックケースそれぞれにいれて設置しオカヤドカリに選んでもらうというのも良いかもしれません。
  Mサイズ以下のオカヤドカリなら脱皮床用ケースは百均の文房具用のプラスチックケースで十分だと思います。(砂を入れた時の深さはオカヤドカリの貝殻サイズ2~3倍以上)

  我が家の場合は床砂は珪砂+ゼオライトの乾燥状態、脱皮床は粒がそろっていない小粒タイプのハイドロコーンです。人によってはハイドロカルチャーはオカヤドカリが溺れてしまうのでナンセンスと言われるようですがサンゴ砂を用意してもハイドロコーン内で脱皮を始めてしまうので我が家はこれでいく事にしています。(我が家の場合はアイリスオオヤマの小粒ハイドロコーン+プラスチックケース深さ10cm以上+水は底に水がたまりすぎないように2㍉以下で毎日霧吹きで湿らす)

  湿度は70%維持させましょう、という書き込みを良く見かけますが我が家は床砂を70%にする為に霧吹きをしていたらダニやカビが生えたので乾燥した床砂を使用しガジュマルを植えたハイドロカルチャーを複数おく事にしました。ハイドロカルチャーに霧吹きで水分を与えるだけで湿度が上がるりますが「オカヤドカリの湿度がないと呼吸ができない」という部分を重視する人は床砂を湿らせてもいいかもしれませんね。
  本来は野生の環境に近づけた方が幸せだと思うのでできる事なら湿らせていた方がいいかもしれません。

  ※基本中の基本ですが砂は購入したら必ず水で洗浄してから天日干しをしましょう。感染症予防にもなりますし清潔さが保てます。
  ※砂の掃除は人によって意見が違うので試行錯誤してください。湿めらせているなら乾燥している砂より掃除回数への注意が必要だと思います。




・貝殻

  オカヤドカリは貝殻を齧るようなのでアートシェルは避けましょう。
  貝殻を手に入れたら必ず感染症予防に洗浄、煮沸消毒をしてからオカヤドカリの水槽に入れましょう。
  オカヤドカリは緑色が好きなようです。緑色の貝殻を入れると喜ぶようです。
  
  ※オカヤドカリの宿チェックは割と時間を食います。本人達は一生懸命なので観察したいならそっと覗く程度にしてあげましょう

  ※あまり宿替えをしない場合は貝殻のサイズや種類を増やす、もう一度貝殻を煮沸消毒して冷ましてから水槽にいれる、もしくは貝殻を湿らせてみる、等をしてみると良いようです。





・流木、サンゴ、シェルター

  これは無理して購入する必要はありませんがシェルターはあると良いかもしれません。
  シェルターはプラスチックで作られた岩シェルターや素焼きシェルターと色々あります。無理して購入するなら小さいタイル状レンガを買ってきて組みたてても良いでしょう。(レンガは重いので崩れ落ちないように注意)

  流木は購入したら必ず洗浄、煮沸もしくは洗浄、あく抜き、煮沸をしましょう。流木を入れる場合は床砂は湿らせるとカビが生えるので注意。
  流木枝はオカヤドカリが喜んで登ります。
  サンゴブロック(棒状)はコロコロ崩れるので山盛りにしない方が良いかもしれません。




・温度計、湿度計

  温湿度計は必須です。一つになっているタイプが売られているのでこれは百均で買わずにしっかりしたのを買った方が良いでしょう。(900円前後)
  他にも棒状温度計を買っておくと砂の温度も計れるので用意しておくと良いと思います。(500円前後)
  余裕があるようでしたら脱皮床の温度も計れるようにデジタル温度計(料理用で先っぽが細め)があると脱皮中のオカヤドカリを邪魔することなくそっと脱皮床に挿せて良いかと思います(2000円前後)





・ヒーター、断熱材

  オカヤドカリの故郷、沖縄地方以外は必須です。
  ヒーターにも電球型、パネル型、等あるので調べるなり店員さんと相談してから購入してください。
  我が家のヒーターは中版パネルヒーター(4000円前後)を底に敷いて蓋から暖突君(8000円前後)を置いてます。
  暖房機器なのでそれぞれのW数と温まり方、本体価格、設置スペースを良く考えてから購入をして下さい。

  水槽の周りに断熱材としてダンボール、断熱シート、布等で覆うと暖かさが維持されます。シートの場合は両面テープで付きにくい場合があるので注意を。
  
  ※今年は災害等が多かったのでヒーターが使えなくなった時に使えるホッカイロやお湯を入れて保温できるペットボトル等、非常用の保温できる手段を考えて用意しておくとよいかもしれませんね。
 




・ピンセット、スコップ

  ピンセットはうんこ取りに使います。先っぽがL字型の物が良いです。(100円~300円前後)
  スコップは砂の入れ替えにつかうので自分の使いやすいスコップを用意しましょう。





・霧吹き

  ほぼ必須です。百均ので十分です。





・ミネラルゼリー、カットルボーン、塩土

  ミネラル分を補給する為にほぼ必須です。
  ゼリーは何種類かあるようでオカヤドカリによっては好き嫌いがあるようです。色々与えてみてください。(300円前後)
  ※大体2,3日はもちますがモノによっては一日でカビが生えたりするゼリーがあるので注意。

  カットルボーンは鳥の餌コーナーで300円ぐらいで売られています。材料はイカの甲らしいです。手のひらより小さめのサイズですが大きさはそこそこ場所をとるので少しカットして穴をあけてくくりつけて置いたり工夫が必要です。
  塩土も同じく鳥の餌コーナーで300円ぐらいで売ってます。塩土は粉砕した粉を餌にかけてあげるといいかもしれません。





・ガジュマル等の齧っても安全な植物

  植物は必須ではありませんが緑や隠れたり登ったりできる場所があるとリラックスするようですし餌にもなるようです。水草も食べるようです。
  ガジュマルを用意する場合は数本用意したほうが良いようです。
  我が家のオカヤドカリはガジュマルの根元で必ず寝ます。我が家に来た当初はガリガリ齧りまくって大変でした…。





・カレンダー、メモ帳、デジカメ

  脱皮を始めてしまったり何かあった時に記録をとるのに便利です。家に元々あるのを使えれば十分です。




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