転職相談のお話。
今まで一度も何かを途中で投げ出したことがない、という30代前半の方とご相談。
金融機関で表彰多数という努力家の方でした。
本人は全力でがんばっているが、現職ではとにかく人がやめていく。
給与も上がらない。
上司から口頭で評価はされているが、成果を上げたところで、
ほとんど何も変わらない。
年収は500万にどうしても届かない。
家族は居る。そして、これから更に増える予定。
さて、どうしたらいいのか。
さすがに、転職するべきなのか。
初めてのお電話で、お話している中で、非常に誠実な、一生懸命な方だと
好感を持ちました。
そして、今の在籍企業に残りたいと言う熱意がありありとあり、
また今の自分を認めたいという思いと自負。
それでも自分が間違っているのだろうか、、と言う迷いが
とても強く、強く、切実に伝わってきました。
私としては、感じたままを、上記のとおりに感想としてお伝えしました。
その上で、今の会社でできることはないのですか?とお尋ねしてみました。
すると、
「上司から、新たな役回りをこの4月(今は2月です)からやってみないか?」
と打診されている、とのこと。
今は退職者の尻拭いもたくさんしなければならず、あれこれ手をつけて
全ての業務をやりきれない状況だが、攻めの営業に、より集中できるような役割を
担ってもらったらいいと思っているがどうか、と言われているとのこと。
以下に優秀でも、一人の営業職のために、前例のない役割をつくろう、
という上司(支店長)の姿勢は、特に金融機関では本当に稀なことです。
私は一応1社目で金融での経験がありますので、
(2年でやめてしまいましたが、、、)
この言葉の重み、オファーのありがたみがわかるつもりです。
そのため、
「そういう上司とめぐり合えたこと、そしてその上司に答えたい、
自分のやっていることが正しいと言う思いを貫くためにも
まずはその4月のポジションにはチャレンジしてみたほうがいいのではないですか」
と伝えました。
一方で、
「私がご紹介した企業の求人は、異業種転職になるので
おそらく今年中か、遅くとも来年には書類選考を通過できなくなります。
その現実も踏まえて、今年の4月から半年、または1年がんばってみて、
成果が出て昇進する、などいいことがあればベスト。
残念ながら、今とご状況、心境が何も変わらなかったら、
改めて転職を考えてみるといいと思います。
きっと今のままなんとなく残る、迷いながら転職するよりも、
どちらにしても踏ん切りがしっかりつくようになります」
とお伝えしました。
ご本人からは、
転職相談をしたのは4社目だが、そんなことを言われたのは初めてだと。
他社さんとはぜんぜん違いますね、と驚いたというコメントを頂きました。
ある他の人材紹介会社さんからは、転職することで紹介手数料が入るんですよ、
みたいなことを言われた、とおっしゃって頂きました。
(集合転職サイトからのご登録でした)
他のエージェントのお話は、ご本人の転職の話とは全く関係なく、
転職しない登録者は意味がないと言う趣旨の発言のようでしたので、
論外ですし、残念に、悲しく思いましたが、
それより、初めての電話コミュニケーションでも、本音で話して通じ合えたときは、
嬉しいものです。
ミャンマーと日本を電話でつなげ、話すことで、物理的距離を超えてしっかり理解しあえる。
とてもいい時代だと思いますし、こうした例を増やしたいと思うひと時でした。
自己都合でなく、他者貢献を出来るよう、もっと良い仕事を積み重ねなければ
と、改めて強く思いました。