共感性羞恥心とは、自分でない他人の恥ずかしい思いや、人が笑われたり非難されたりすると、あたかも自分がそうされたような気持になり、羞恥心を感じてしまうと言うものです。
テレビのボクシング中継が見られない人がいました。自分が殴られているような気がして、痛みさえ感じると言うのです。
このように自分がされたわけでもないのに、相手に起きたことをわがことのように感じてしまうことから、映画やドラマなどにすぐ感情移入してしまいます。感受性が豊かなのでしょうね。皆で映画などを見ると、人一倍涙を流していたり、共感していたりするのです。
画像 週刊女性プライム 羞恥心
もちろん個人差はあります。暴力は大丈夫だけど、芸能人ドッキリ企画がダメだとか、秘密を告白するような番組を見ると、一気に恥ずかしくなって、見ることができなるなる人もいるようです。
このように共感力が高すぎる人を、心理学ではエンバシーまたは゜エンパスと言います。
人に共感できるのは素晴らしい才能の一つだと思います。でもそれが生きづらさにつながっていては、苦しいばかりですよね。このように生きづらさにつながるような「共感力」は、実は他者との境界線があいまいな場合に起きやすいのです。他者を「かわいそう」と悩みを聞いているうち、自分も巻き込まれて「共依存」状態になったりします。
このような人はほぼ自分の感情に無頓着です。なので意識的に自分の感情に向き合うようにすると、他者との境界がはっきりして、正しく相手を理解できるようになるはずですよ。
参考・・・「HSPの教科書」、「共感力が強い人」