これが最後です! | 神経質逍遥(神経質礼賛ブログ)

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何のとりえもない平凡で臆病者の神経質者が語る森田的生き方ブログです。

私たちは普通に生きていると、なかなか「小さな幸せ」には気づけません。いったいどうすれば気づけるようになるのでしょうか。こんな考え方はいかがでしょうか。

鹿児島のお寺のとある住職さんは、次のようなことをモットーにしているそうです。

「私はいつも、これが最後だと思って生きているんです。」

 

           画像 usasin77.sakura.ne.jp  一期一会

 

「あなたにお茶を注がせていただくのはこれが最後。だから心を込めて淹れさせていただきます。もしよろしければ、あなた様も、今回の人生で最後のお茶だと思って、味わって飲んでください。」

リポートをしたてんつくマンは、それからお茶の飲み方が変わったそうです。香りを楽しみ、色の美しさに見とれ、味をしっかりかみしめて味わうようになったのだそうです。すると不思議なことに、お茶を飲むたびに、幸せが体中に広がる感じがしたそうです。

 

以下、てんつくマン(make the heaven 代表)の言葉です。

「子供と一緒に居られるのは今日が最後かもしれない。旦那を「行ってらっしゃい」と送り出せるのは今日が最後かもしれない。私たちは何の根拠もなく、明日があると思っているし、来年も生きていると思っている。後何十年も生きられると思っている。人は当たり前と思ったとき、感謝を忘れる。本当にそれは当たり前のことなのだろうか?」

 

ディズニーランドのスタッフは、「これが最後」と言う思いで接客しているそうです。アトラクションの説明は、同じことの繰り返しですから、正直面倒くさくなるでしょう。でも、「このお客様がディズニーランドに来てくれるのは、今日が最後かもしれない』と言う、一期一会の想いで、働いているのだそうです。

あの御巣鷹山の墜落事故の乗客には、ディズニーランド帰りのお客さんもいました。今でもその遺影をスタッフルームに飾っているそうです。

 

              画像 musay.net 最後の晩餐

 

今日が最後だと思ったら、嫌な人でも許せるような気がしませんか?

今日が最後の仕事だと思ったら、さぼりませんよね?

今日が最後だとなったら、子供は叱りませんよね。?

 

昨日、会社の同僚が亡くなりました。数年前まで同じチームで仕事をしていました。

彼とはあることがきっかけで、些細なことで喧嘩別れをしました。その後彼から、「以前はごめんな」と言う謝罪のメールをもらいました。しかしまだ心にわだかまりのあった僕は、返信せずそのままにしていました。

それが最後になってしまったのです。

彼は僕と喧嘩したことを、心から悔いていたそうです。もし、あの謝罪メールが最後だと分かっていたなら・・・

「一期一会」とは、「いつも会っている人と、これが最後だと思って会うこと」だそうです。

 

参考・・・「make the heaven 」会報、「明日死ぬかもよ」