いろいろな生きづらさを訴える人の話を聴いておりますと、どうもその根底には、「こんな自分は嫌」、「こんな自分じゃだめだ」と言うセルフイメージが居座っていることが多いように思われます。
もしあなたが常に、『自分はダメだ』と思っているようなら、一度「本当にそうなのだろうか?」と、疑ってかかりましょう。
以外に根拠の無い、もしくは些細な出来事を拡大解釈したり、一般化したりして、落ち込んでいるだけかもしれないのです。
Aさんは、『自分は仕事が出来ない』、「無能な人間である」と言うセルフイメージがありました。その理由を考えてみたんです。すると・・
画像 Xcom kandoukotoba1 感動する言葉
随分前に些細な失敗をして、それを上司に報告したとき、
「この仕事は君には無理そうだね」
と言われたことが分かりました。しかも一回だけです。さらにAさんはこの上司を内心尊敬していただけに、そのショックたるや、相当大きなものだったそうです。
それからと言うもの、何かに挑戦しようとするたびに、
「この仕事は君には無理そうだね」
の言葉が頭を駆け巡り、やることなすことすべてに自信が持てなくなってしまったのです。
上司からの一言を、彼は脳内の録音テープで、何度も何度も再生しては、自分のイメージを作り上げてしまったのです。
それに気づいた彼は、その言葉が浮かぶたびに、
「いや、そんなことはない。私は有能だ。やれば出来るんだ」
と、自分に語り掛けるようにしてチャレンジするようにしました。次第に彼のセルフイメージは変わり、生き生きと物事に挑戦できるようになったということです。
人生はセルフイメージで決まります。あなたも機会を見て、自己イメージを刷新してみてはいかがでしょう。
参考・・・「つまづいたらいつもの逆をやってみよう」、「セルフイメージ」