あなたはホトホトサラリーマン生活が嫌になっています。バカなうえに物分かりの悪い上司の言うことを聞いたり、、働く気のない無能な部下の面倒も見なければならず、さらに「決まり事だから‥」と言う訳の分からない理由で、くだらないことをやらなければならなかったりするのです。
「ああ、こんなことをやって一生が終わるのか・・・」と思うと、やるせなくなってしまいます。
画像 求人ボックス 仕事辞めたいと感じる時
それに引き換え、フリーでマスコミで働いている友人を見ると、とても面白そうで、うらやましくてたまりません。「自分もあんな仕事が出来たらいいなぁ」と思います。一発当てればサラリーマンの何十倍ものお金が入ります。夢が膨らみます。心が揺れ動きます。
しかし、脱サラして成功するとは限りません。むしろ失敗する確率が高いでしょう。一方で、現在の仕事を曲がりなりにも続けていさえすれば、相応の給料は入ってきます。
つまらない仕事を続けて安定した生活を選ぶのか、それとも好きなことをする代わりに相応のリスクを負わなければならない生活を選ぶのか・・たいていの人は、愚痴や文句を言いながらでも、安定した生活を捨てる勇気は出ないようです。上司や部下の愚痴をこぼしながら、「独立したいなぁ」と夢見ながら、サラリーマンを続けて行くのでしょう。
それでいいと思います。
二つの選択肢がある場合、どちらが正しくてどちらが間違っているということはありません。起業するのが上で、雇用されるのが下と言うこともありません。ただ忘れないで欲しいのは、それを決めているのは、ほかならぬあなた自身だということです。決して誰かが強制しているわけではないのです。
画像 色見本のG&E 上司に励まされる部下
もちろん、『自分で選んでるのだから、文句は言うな』と言うつもりはありません。自分で選択したものでも、文句の一つも言いたくなるときだってありますよね。人間はそんなに聖人君子ではありません。
『自分で選んだ道なのだから、愚痴など言うな』と言う人もいるかもしれませんが、そこまで自分に厳しくする必要はありません。少しくらい逃げ道があった方が、メンタルは維持されます。
人間だもの。 (あれ? どこかで聞いたような) たまには弱音を吐いたっていいがな。弱い自分を認め、許してあげましょう。
文句を言いながらも、サラリーマンを続ける道を選んだのなら、帰りに一杯ひっかけて、愚痴をこぼしながらやっていけばよいでしょう。それが森田で言うところの「あるがまま」な生き方です。
さて、あなたは今、どんな選択肢を歩んでいるのでしょうか。
参考・・・「気持ちの整理が出来る本」、「人間的魅力の育て方」